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楽しいWORLD OF HORROR ~妙な絵画の危険なたとえ話~

この記事にはWORLD OF HORRORのネタバレが存分に含まれています!
この記事にはホラーテイストな画像が含まれています!

Q.WORLD OF HORRORって何?
A.伊藤淳二さんとラブクラフトさんから強い影響を受けた、ローグライトADVホラーゲームだよ。

Q.この記事は?
A.メインシナリオの一つを自分なりに日本語翻訳したものです。毎回どう書けば見やすいか四苦八苦してます。動画を作ってしまえば一発なんですけどそれはまあ……

年末に実写版『岸辺露伴は動かない』を見ました。最高に面白かったので来年にも期待ですね。個人的には『くしゃがら』と『シンメトリー・ルーム』がみたいです。

本編

古の神々が再覚醒し、狂気に陥った世界への道を模索している。病院、廃校になった教室、静かなアパート、暗い森の中で、奇妙な生物や不可解な現象が、塩川の住人たちの正気を試す。それは祟りによる混沌か、それとも我々の理解を超えた存在による謀略なのか……

プロローグ

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 今朝、あなた宛に湿りを帯びた感じのする手紙が届いた。
 差出人はあなたがファンだった有名な画家のマミヤイチロウ氏で、昨年の夏に送ったファンレターへの返信だった。
 内容はファンレターの感謝と彼の屋敷へのお誘いだった。
『君は真の傑作の誕生を目の当たりにすることになるだろう』と。
 こんなお誘いを断れるわけがないだろう?

マミヤの屋敷

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 あなたはついに屋敷の門にたどり着いた。
 湿地帯のカビ臭さが服から一生取れないのではないかと心配だ。
 それで、みんなはどこに?
[>門をくぐる

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 探索中、無人の屋敷を進んでいると屋敷の裏手の茂みから何かがカサカサと音を立てたのが聞こえた。
[>森へむかう

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 苔のむす岩の脇に女性がしゃがみこんでいた。
「どうも……? あなたはイチロウさんの新作発表を見に来たの? あ、これは失礼。わたしはエミ。塩川町の医術感の学芸員よ」
 そう言ってエイミは笑った。
「イチロウさんなら屋敷のどこかにいるはずよ。探すのを手伝ってあげるけど、これらのカタログを作りたいから……」彼女は岩を指した。
「この独特な文様はこの地方特有のものだと言われているの」
ペインティング・スタジオ

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 あなたはしゃがみこんで鍵のかかったドアに頭を押し付け、鍵穴から中を覗こうと試みた。
 中はとても暗く、なにかの輪郭がかろうじて見えるぐらい。
 なんとかして電気をつける方法を見つけなければならない。

[>エイミの後をついていく

 一人で屋敷内を探し回る

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あなたは屋敷のどこかでガラスの割れる音を聞いた。
[>エイミの後をついていく
 一人で屋敷内を探し回る

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 屋敷内のアチラコチラに数え切れないほどの絵画が飾られていた。
 そのどれもが未知の風景と奇妙な人の形をしたなにかがぐるぐると回りながら踊っている光景を描いている。
 どれも見たことがない作品だが、使われている技法は見間違いようもない。イチロウさんがこれらを描いたのだ。

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 机の引き出しから鍵を見つけた。
 あなたは画家を見つけられることを願い、私室へ向かう。

[>エイミといっしょに私室へ向かう
 一人で屋敷内を探し回る


ミヤタイチロウとの遭遇

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 二人が足を踏み入れた部屋の様子を目の当たりにして気絶しそうになったエイミをあなたは掴んだ。
 目に見える全ての面が、卑猥な絵と愚と手少な怪物の顔で覆われていた。
 イチロウさんが何も描かれていないキャンバスの前にぽつんと座り込んでいた。
イチロウさんはあなた達に気づくと笑顔を浮かべた。
「ああ! わたしの最高の理解者とエイミさんが来たぞ!」
 彼は立ち上がり近づいき、サングラスの奥からあなたを見つめている。
「玄関で待っててもらえますかな? わたしはエイミさんの手助けを借りて最新作を作らなければならないのでね……」
 エイミは寝耳に水といった様子だが何も言わなかった。

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 おとなしく玄関で待つ
[>エイミを置いてはいけない

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 ダメだ! エイミをあんな不気味な男と一緒に置いておけない。彼がどれだけ有名だとしても!
 あなたは素早く部屋に戻りはっと息を呑んだ!
 イチロウサンが意識を失ったエイミを切り裂く準備をしていた!
 
 イチロウさんはあなたを見て笑った。
「もうわたしを止めることはできない」

その時!

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ペイントモンスターがキャンバスから手を伸ばし、驚いているイチロウさんの首を掴んだ。
「や、やめろ! こ、こんなはずでは!」

絵画の怪物があらわれた

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[>ふつうに殺る

・・・・・

・・・

エピローグ

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 あなたは最終的に超常的な恐ろしいモンスターを倒し、ポータルになっていたキャンバスも破壊した。
 これでは止まらないだろうと感じながらも、あなたとエイミは時間をかけて屋敷中の絵画を燃やして回りました。
 上手くいけば、イチロウさんの遺物は早く忘れられることでしょう。

妙な絵画の危険なたとえ話 終



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