なんでも屋は燃え尽きない 一日目
「残念だけど、楽しいお遊びもこの辺にしておこうかな。僕も色々忙しいんだよね。何でも屋君、死んでも化けて出ないでくれよ」
豚野郎は下卑た笑みを残し部屋を出ていった。
残されたのは俺だけ、聞こえてくるのは俺の息遣いのみ。静かなもんだ。
死刑囚が座らされるようなイスに座り続けているせいで尻が悲鳴を上げている。しかし、両手は肘掛けに手錠でガッチリ。両足も何かで固定されているせいで動くことができない。ガチャガチャ。ほらな?
それじゃあ、大声で助けを叫ぶか? まあ、無駄だろう。豚野