見出し画像

「テニプリの映画見た」2022年3月4日(金)

あんまりテニスの王子様知らないけど映画『リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』を見た。題名長。

※以下、若干ネタバレを含みます




漫画での最後の試合の回想シーンからスタート。

武者修行のためにアメリカにやって来たリョーマが車に轢かれそうな猫を助けたところを偶然旅行に来ていたヒロインの竜崎桜乃が目撃する。桜乃が「リョーマ君…?」と追いかけて路地に入っていくと、桜乃はテニスギャングに絡まれてしまう。

え?なんですか?テニスギャングですよ。テニスギャング。知らない?なんで?法外な値段で賭けテニスをふっかける連中のことでしょ。テニスギャングは。

それでテニスギャングに絡まれて困っていると、リョーマが助けに来るってわけ。かっこいいね。リョーマは言わずもがなテニスが上手いのでテニスギャングが吹っ掛けてきた賭けテニスに乗ります。さぁ、バトルスタート!テニスギャングはラップを始めます。負けじとリョーマもラップ返し。即興にしては速すぎる韻。それでついでにテニスでもボコボコにします。ラップはするだろ。テニスギャングなんだぞ。

そこで激昂したテニスギャングは桜乃にナイフを突き立てます。リョーマはテニスボールで手元(ナイフ)を狙いますが、偶然通りかかった車いすの謎の人物が放ったテニスボールとぶつかってしまいます。

2つのテニスボールの衝突によって時空が歪みリョーマと桜乃は過去にタイムスリップしてしまいます。

は?なんですか?そりゃテニスボールが衝突したら時空ぐらい歪むでしょうが。なに?そんなわけない?よっしゃ。物理学初学者のワイが完璧な理論を説明しましょう。

まずスゲー奴が打つテニスボールということは非常に高速で運動していることでしょう。それ同士がぶつかるということは、テニスボールの粒子ひとつひとつの波動関数がトンネル効果的な何かで貫通することもあるでしょ。めちゃくちゃな確率で。あってよ。頼むわ。

そしたら、貫通の途中でテニスボールはめちゃくちゃになって分子ごとに崩壊するというわけ。そしたら、黙ってないのが結合エネルギー。簡単に言うと結合を切るのに必要なエネルギーですけど、そいつが発生するわけ。

別に発生しないかも…

あ~じゃあ、車いすに乗ってたやつが投げたのは全部が全部反物質で構成されてた反テニスボールだったんだろ。陽電子とか反クォークとか。そしたら2個のテニスボールの質量×光速の二乗のエネルギーが出るから。解決解決。

ここで、話を変えて、普通エネルギーの高いところからエネルギーの低いところに移動するでしょう。エントロピーとかギブスエネルギーとかあるじゃん。あんまりわからんけど。それで時間は未来へと流れていくから、未来の方がエネルギーが低いわけ。そこで莫大なエネルギーが熱とか圧力じゃなくて時間に働きかけたら…

こうなる!!!!やった!!!タイムスリップに成功しました!!
良かったね~!ハイ!終わり!おつかれさま~!今日はもう寝ようかな。

え?あ、映画の話?それ必要?予告編とか見ていただいたらわかる通り全編3Dなんですけど全然違和感なく見れました!1か所だけ物理法則無視した?みたいな、中国のちゃっちいゲーム広告みたいな挙動したシーンがあったけど。全体的に良かった!ストーリーもまぁ王道で面白かったですよ!王道は面白いからね!

ミュージカル映画みたいな感じですぐに歌い出すけど、あれ、全部テニスの王子様の作者・許斐剛(通称たしけ)によって作詞作曲されたらしい。す・ご・い・で・す・ネッ。凄すぎ。

タイムスリップしたのに全く動じなかったり、過去のアメリカにいるのに現代の日本に電話がつながったり、最後のシーンで急に現代から謎の光とともにリョーマと関係のある人物が召喚されたり、それになんのツッコミもなく歌い出したり、最後の曲の大事なソロパートを柳生というリョーマと何の関係も無い男が歌ったりなどツッコミどころばっかりだったけど、それはそれで面白かった。ぜひ見てみてください。もう見れないかもね。さようなら。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?