「もこもこパジャマは崖を下る」2022年11月7日(月)
徹夜。
夜中に趣味でZONE(エナジードリンク)飲んでたら「徹夜して早朝登山に備える気満々やん」と話しかけられた。適当に「うんうん」と返事したけど内心は(そんなのあるんだ…初めて聞いたぞ…)と思いながら、そんなイベントがあるなら折角なら参加してみたいな…と思い積極的に徹夜した。麻雀。卓球。
登山!!!!!!!
登山して日の出を見るぞ見るぞ見るぞ見るぞ!!!参加者は15人くらいいるぞ!
寒い寒い寒い!!!!!
あ!!!おい!!先頭が走りだしたぞ!?!?走るのか!??走るな!!!走らないでくれ!!!!スタミナが無いやねん!!俺スタミナも運動神経も無いやねん!!
ってか登山マジでしんどいな…ただ歩くだけでも日頃の運動不足が祟ってしんどいってのに、それを永遠に坂道でやるってんだから、心肺機能がもうよ。心肺機能がスカスカ。空気も薄いし。殺す気か…?殺す気なり(殺意を持ったコロ助)。
これ、日の出までに山頂間に合うか…?いや、間に合わないかもな…
あーーー!!!全然間に合わなかった!!!!
まぁ、ひとまずのゴールということでなんか平坦になってる「First stageのゴール」みたいな場所で日の出を見ることに。
トランペットの先輩が山頂(仮)でハトと少年を吹いてるのを聴きながら日の出を迎えた。
Extra stage、突入!
ここからは道がもっと険しくなる。険しくなるとか言ってる次元じゃない。いつ転ぶか、くらいの酷道。
今気づいたけど俺ずっと、もこもこパジャマなんだった。ジェラートピケみたいなもこもこパジャマ。もこもこパジャマで登山さすなや。いや、したのは俺か…
ただでさえロッククライミングか?みたいな道なのに、凍ってたりぬかるんでたりする。は???ここで死ねと??死ぬぞ??
うおおおおお奇跡的に一回も転ぶことなく山頂に到着。ほんとうに奇跡だと思うぞ。
山頂だ〜〜〜〜〜!!!!
やったやったやったやったやった〜〜!!!
雲海だ〜〜〜〜〜〜!!!(ドコドコドコドコ(紅のイントロ))
山頂では男子が上裸になって写真を撮るというのもあった(3°C)。
山の頂上きもちいい〜という感情と寒ぃ〜という感情と、これ本当に降りて帰るんですか??という感情。俺、もこもこパジャマなんだけど。もこもこパジャマ恩赦とか無い?無いの?エスカレーターもないの?エレベーターはるリフトは??おい…おい文明わい!!!!!てめぇ!!!山ァァ!!!!!!
さて、下山というところで下山ルートを歩いてると、右側に比較的なだらかな崖を発見。近道ではあるが、未開拓のただの崖なので「こっちには行くなよ!」と注意喚起しつつ、下山ルートを歩いていると、先輩のひとりが思いっきり崖の方向に突っ込んでいった。
すげ〜〜と思って傍観してたらだんだん姿が小さくなっていって消えた。
消えたなぁ…
消えた…
あれ?
これ大丈夫なやつか???
これ大丈夫じゃないやつかも!!!!!!!!
というわけで自分含め4人が〇〇(先輩)後援隊として崖ルートに配備された。
俺もこもこパジャマなんだけどなぁ…
そこからはもうただ本当に急斜面。これ画像じゃ全然伝わらないのが腹立つけど踏み外したら軽く滑落するような傾斜がついている。
あと、少しよろけて(または安全に降りるために)地面に手をつくと、なんかめっちゃ棒状のかってぇ木の枝みたいな草が刺してきてただただ痛いし不快。あの日見た草の名前を俺はまだ知らないけど、俺はお前のことだけは絶対に許さない。お前のこと誰が好きなん?
いってぇ…
なんとか下山に成功。これはめちゃくちゃしんどいけど、早く着いたしコンテンツ力もあるからまぁ良かったかも…面白かったしな…と思ってたニコニコしてたら、向こうのルートの人がテレビカメラを向けられてインタビューに答えてる写真が送られてきた。(実際テレビの気温についてのインタビューだったらしい)
お前っ…お前ぇーーーー!!
そっちのルートの方が面白そうなんかい!!!!!!!
ほんで先に着いたって言っても誤差みたいな時間差だったなぁ!!!???!
来年からは崖を下ることを禁止にします。ただの損なので。
もこもこパジャマは死にました。草まみれ。そりゃそう。もこもこなんだもん。
そこからは朝ごはんを食べて朝風呂に入り、バスに乗って帰宅。昼には大学に到着し、15時くらいには家に着いたかな…
そこからの記憶は…無い。全く無い。
度重なる睡眠不足が一気に来て、ご飯食べるときとお風呂に入る時以外はずっと泥のように眠ってた。というか気絶に近い。
こうしてサークルの合宿が終わったのであった。総睡眠時間は4泊で10時間だった。
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