ざんぱんまみれレポ

 

 2月22日の出来事を魂を込めて書く。イベントレポなんて書きなれてないけど、この想いを忘れたくないから。臭い表現もあるがすべて本心だ。笑ってくれて構わない。読み辛いことも文才もないこと自覚はしているが、足りない頭で出来る限り形にしていくぞ。明日も、熱量の高いオタクでいるために。

 

 最高だろう、とは思っていた。これは違った。最高という言葉で安易に終わらして良いものではなかった。 
 感動があった。喜びがあった。熱があった。驚きがあった。気付きがあった。全く体感したことのない、新しく、素敵な時間だった。ライブ当日の経験全てが凄く色づいていた。それら全てを無視して、最高だったとひとまとめにして形にせず切り捨ててしまうのは余りに勿体ないような気がして、急かされるようにレポを書いている。

 眩しい君を、もう一度魔法で照らしたい。きっとそれは自分以外にも出来るけど、僕にできるのはそれしかないから。それなら僕がやりたい。僕もやりたい。そんな風に思ってLIVE に行った。酷い思い上がりだった。
 魔法なんて必要ないくらい、彼女は立派になっていた。違う。ステージに出てきたあの瞬間から魔法にかけられたのは僕達だった。
  そりゃあ当然、ライブは全身全霊で楽しもうと挑んだ。1stライブや普段の人生で救われた分ここで何かをお返ししたい、最高の舞台を作りたい。そんな思いで臨んだ筈だった。
 しかし結果として、楽しみすぎてしまった。推しに楽しんで欲しいということを忘れて、心の底から楽しんでしまった。これは推しの喜びを至上の喜びとするオタクとして恥ずかしいことだ。場合によってはステージの上で推しを一人にしてしまうからだ。

 それでもあの夜のみゆはんは孤独ではなかったと思う。僕はみゆはんではないから本当の気持ちは分からないけれど、少なくとも僕の目からは楽しんでくれているように見えた。周りのみゆふぁんが本当に素晴らしい人達ばかりだったから、一人だけの舞台に(厳密に言えば三人だけど)にせず、一体感を持って最後まで楽しむことが出来たんだと思う。ありがとう。僕にとっては、最高の夜だった。

 それにしても、随所にみゆはんの成長が感じられる良いライブだった。本当に立派だった。支えたい!という心の鎧のようなものを軽く吹き飛ばされ、支えられないし何の力にもなれないけど、それでもこの空間に居させて欲しい思うほど魅力的なLIVEだった。好きという気持ちが高まり、相手の都合なんか関係なく、無作法で純粋な好きに変わってしまいそうになった。これは私事だけど、自分のオタクとしての在り方の根本を揺るがす大事件だった。それぐらい心を揺さぶられてしまった。

 自分の在り方としては到底認められるものではないし、もらった以上少しでもお返ししたい、幸せになってほしいという気持ちは捨てきれない。だから僕は強くなりたいと思った。推しが成長してる分、自分だって止まってられない。受け取るばかりではなく、推しに誇れる自分になりたいと思った。 少しでも支えになれるように、応援されてうれしいと感じてもらえるようなオタクになろうと、改めて決意した。
 現実はつらいし、理不尽な不幸も多く、生きるのはつらかったし、正直もう人生をぶん投げてもいいと思ったことが何度もあったが、踏みとどまったのはみゆはんがいたからだ。みゆふぁんとして、ここで負けたままでいるようなみゆふぁんでいてたまるか。そんな風に自分を励ましてきた。
 間違ってなかった。そう感じることが出来た。それだけでも大収穫なのだが、もうひとつどうしても伝えたい幸せがあった。

 それはみゆふぁんやジャガマニスト(※けもフレを中心とした独自の文化圏の人達)と感動を共有できたこと。

 人によっては全然大したことでは無いじゃないかと思うかもしれない。だけど僕にとってはすごく衝撃的だった。コミュ障で基本イベントではソロ参加、現地でも特に絡みは無し。それでいいと思っていた。大事なのは推しへの想いであって、推す上で推し以外の人を気にしている必要も余裕もない。そう思ってた。
 けれど、自分と同じように熱い想いを持った人たちと熱を共有して、同じ空間で感動を共有出来ることの素晴らしさは想像の範囲を大きく超えていた。加えて、自分という存在を認めてもらえることのありがたさは望外の幸福だった。自己完結の幸せで自分を正当化する必要もない。
 ああ、自分の感じた想いは間違いなんかじゃなかった。自分の過ごした時間は間違ってなかった。私の大好きな人には、こんなにも沢山の人に好かれているんだ。この人を好きになって良かった。私にはこんなにも仲間がいるのか。そうか。こんな自分にも居場所はあるのか。いいんだろうか。好きになっただけの自分が、こんなにも幸せになって。

 今度こそ何かを返したいと思っていたオタクはまた救われてしまいましたとさ。一体いつお返しできるんだろうね?

 回想が長くて申し訳ない。本当は物販や開演前のこともたくさん書きたいが余りにも長くなってしまうので今回は割愛する。あとこれからは汚い言葉も少し使う。IQも下げる。ここまで読むのでみんなもそろそろ疲れてきただろ?興奮しすぎて記憶飛んでるところもあるんだわ。だから雑になるぞ。
 いいな?もう一度言うが、僕はイベントレポは書きなれてないんだ。

はい。

一曲、エチュード 。この曲からスタート?!という感じ。完全に感情をぶっ壊しに来てる。クソ上がる。爽やかな疾走感とエモにぶん殴られ続けた。
 完全に解釈違いなの分かってるけど、この曲ファン目線の歌にも、ファンへの歌にも聞こえる。あと細かいとこだけどLIVEのてゆーかのとこ、すごくよかった。CDの方もいいけどグッッッと来た。自分も出会った日から変わらずに好きだぞ!
あと某合作のOPもこの曲からでしたね。

二曲目からくりピエロ。お洒落すぎてもうバカ。美しすぎて呼吸が止まる。サイリウムぶん回すの楽しい。いや、堂々としてんなぁ。立派になったな。
かっこいいが過ぎる。原曲のほうも大好きなんで嬉しかった。てゆーかこの曲ライブだとこんなノれる曲だったんすね。

三曲目キスは無理。いや無理!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!死ぬ!!!!!アッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
可愛いし振り付けなんだ神か???めちゃくちゃ叫んでたらハートマーク作るとこで限界化した。名前をつけるのも憚れるような、美しい星の光を見たよ。距離にして8mぐらいだったかな。その星は確かにそこに存在していた。数年前の光ではなく、あの時あの瞬間、僕たちは美しい星が輝いているのを、東京の夜に見た。

MC1 リプ返しとだしづくり。いや、楽しすぎるだろ。1stライブのMC もよかったけど、パワーアップしとる。がじゅまるも大きくなっとお。
みゆはん普通に会話出来とる。成長しとるなぁ。立派だなぁ(n回目)
あーリプ読まれたいなーとか思ってたけど、それ忘れちゃうくらい料理パートは本当に最高だった。一体感がパネェ。なんだこのライブ。こんなの初めてだよ。全部!とか叫ぶの楽しかった。
そしてエプロンが似合うんじゃ(MC2からだっけ?)。可愛い。こんなに素敵なもの見れていいのか?僕は恋人じゃないんだぞ??なんで追加料金いらないの?最前じゃなくて最後方で腕組んで彼氏面しとけばよかったな?

四曲目 足跡。しんどい。無理。エモい。温度差やばい。面白お姉さんから急にアーティストになるな。絶望の底にある希望の光というか、儚さと厳しさと強さっていうか、うまく言えないけどこの曲の持つ力ってのをみゆはんの歌声で何倍にも膨れ上がってると感じたよ。透明感のある歌声が力強く胸を締め付けてきて僕は死んだ。

五曲目 恋人失格。歌い出しがCDではなく、MVの始まり方だったはず。時計の針?足音?から始まる仕様。いやMVが本当にまたいいんだよ。どこまでも胸にしみこんでくる。あと結構自分に刺さる歌で辛い。付き合った人と別れてちょっとたった時にこの曲聴いて、振った本人が被害者面すんのは違うよなって思いながら辛かったことを思い出してしまった。辛い。
タバコも大好きだけど恋人失格も思い出深い曲。生で聞けて本当に良かった。

六曲目 Good bye ジョハリの窓に収録されてた曲。この曲も大好きなんだよね。この曲はみゆはんさんの大切な方が弟さんを亡くされて、力になりたいと思ってその人に向けて書かれた曲だったよね。ツイッターでの出来事とか、背景を知ってるとすごく染みるんだわ。思い出を形にできて良かったとラジオでも良かったといってたけど、やっぱりさ、取りこぼしたくない想いってあるよね。

MC2  具材IN た、楽しい……。でも見ててちょっとヒヤヒヤ。こんだけ具材たくさんで、このチケット代は実際安い(20万)
闇鍋で、どんな味になるか想像つかない感じですごくわくわくした。具材そのままぶち込んだり、なんだかここでしか食べられない料理って感じがして本当に良かった。この企画考えた人だれだろう。すごくお礼を言いたい。


七曲目  イーブイマーチ。あああああああああああああああああああああ可愛いんじゃあああああああああああああああああ。振付見た?見た?
やばくない?可愛すぎて振付まねしちゃった。そして いま!
おれは EX THEATER ROPPONGIの
さいぜんに いる!(整理番号A1番)
みゆふぁん!
この いみが わかるか?
…… …… ……
…… わかった! おしえてやる!
めのまえの みゆはんが!
せかいで いちばん!
かわいいって こと なんだよ!

実況では歌えなかったけど、ここでは歌えてよかったね。本当に自分にとってこうかばつぐんの歌でした。子供のころから好きだったものにかかわれてるの本当にすごいことだし、めちゃくちゃうれしい。
夢を追っていた人が夢を見せる人になってんだぜ?すげぇよ。みゆはん。


八曲目 人間関係満腹中枢。はい来た。これは間違いなく熱盛。たぶんざんぱんまみれ振り返りのハイライトにここ選ぶ人多いと思う。ガチで楽しかったね。めちゃくちゃコールするなどしたよ。早口言葉は噛まなかった。会場の一体感がすごくて全く孤独感を感じることがなかったので最強だった。
私の右後ろくらいにいた女性がこの曲一番好きゆーてたのきいてええよな!って思った。いやこの曲は本当にアガった。元々バクホンの方も好きだし、この曲ではみゆはんも楽しそうなのが伝わってきて本当に良かった。

MC3 実食。ここで確かトラブル発生。しかし全く問題なくMCをこなすみゆはんに本当に成長したなぁと感動した。上手に客を弄り、客に弄られ、ツイッターで磨かれた面白センスは伊達ではないなと思った。
実食パートでは想像以上の公開処刑ぶりに戦慄し、手をちょっとだけ下げてしまった。だからこそ、ちゃんとステージに立ったみゆふぁん二人にはマジですごいと思う。尊敬する。僕だったらきっと何かやらかしていたし、みゆはんに目を合わせることはできなかった。
絡んだことはないけど知ってる二人で笑った。二人ともすごくいい人だった。手を振り返してくれてめちゃくちゃ嬉しかったし、しっかり笑いをとれてたのも素晴らしかった。客席に戻ってからオチをつけるところも最高。
すぐ後ろの方だったからめちゃくちゃ話しかけたかったけど、すまんなコミュ障なんや、日和ってしまった。
今回のライブでちょっとみゆふぁんと繋がれたけど、もっとみゆふぁんさんと絡めるようになりたいな。てかみゆふぁんコミュ力高い人多いし、最前とったが?俺昔から知っとるが?あん??みたいなマウント合戦ないの本当に居心地がいいな。いい現場だ。

閑話休題。

九曲目。ストラト。ああ、好き。みゆはんだって感じ。憧れていたGReeeeNと肩を並べて仕事をしてるの本当にすごいな。GReeeeNのライブ見て、自分も感動を与えられるアーティストになれるよう頑張ろうと言ってたのも今は昔、立派なアーティストになりました。数年前のみゆはんにこの光景を見せてあげたいね。
この曲のね、失ったものばかりを数えないところがすごくみゆはんっぽいなって思うんですよ。失ったのは悲しい、でもそれだけじゃない。確かにその日々に温かったし意味はあったし、今ある人を大切にしようと思う。
みゆはんってさ、恋愛ソングとか卒業ソングも似合うんですけど、ユーアンダイみたく「死」に対するアンサーがすごく良いんですよね。このアンサーはそういうつらい経験を乗り越えた人にしか出せない答えだと思う。
勝手な推察でめちゃくちゃ失礼で申し訳ないから先に謝っておきます。祖母の写真今回のライブ会場でも飾ってあってさ、それって一番の特等席だしさ、なんか悲しいだけの出来事で終わらせないみたいな意思をちょっと感じた。過去を塗り替えると言ったら大げさだけど、「死」で停滞するんじゃなくて、そういう辛いことがあったから今がある。そしてこれからも歩んでいくことで悲しかった日々、温かった日々が意味を持っていくんじゃないかなー。
そういうもケセラセラの形なのかもね。なるようになるっていうのは適当に生きてても大丈夫ってことじゃなくて、挫けずに正しい道を歩むべく努力すればいつか良い日が来るみたいな。

十曲目 綺麗になったよ。 歌い出しの呼吸音が好き。ペンラ振りながら辛かった。切なすぎて胸が痛すぎて泣きそうになった。ラスサビ前の綺麗になれたよ(三分くらいのとこ)が死ぬほどで好きで、CD以上にうわあああああってなった。綺麗になれたけどそれを一番見せたい相手はもういないんやで。ああどうか幸せになってくれ。辛い。モデルとなったみゆふぁんはこの会場に来ていたのだろうか?頼む、幸せになってくれ。幸せになっててくれ。そして自分の経験でもないのにこんないい曲が書けるの、どんだけファンに寄り添ってるんだろうかこの人は。好きだ。

十一曲目 メッセージ。この曲は僕みたいなオタクを殺す。1stでは実際死んだ。正直グッと来た。どれだけファンのこと考えてくれるんだろうこの人は。これからもよろしくも、ありがとうも全部こっちのセリフなんだよ。
ここじゃ届かないと思うけど、言わせてほしい。大好きだ。
いや本当にこの曲好き。よだれまみれの最後を思い出して、大きくなったなぁとあらためて思った。二年とちょっと待ってよかったよ。
メッセージ、ダンシングメトロノーム、ユーアンダイの三つは本当に弱点なので正直涙腺がやばかった。

アンコール 楽しい。オイ!のタイミングに合わせてサイリウム振ってました。アンコールもニャーニャーニャー最後まで叫んだぜ。一体感があってマジでよかった。

十二曲目 SUPER SHIRO 茶番も良かった。振付も可愛いかった。全然真似できんかったけど、スーパーシロ体操だ!と分かって嬉しかった。これもいいよね。ポケモンと同じく好きなものにかかわれてるのエモい。
優しい歌声にすごく癒された。
コラボカフェまだいけてないからみゆふぁんと行きたいね。もう無理かな?

十三曲目 君と僕のラブストーリー アホほど楽しい。メロコア最高。ペンラをゴリッゴリにぶん回したよ。マジで爽快感がすげぇかったです。これはライブで絶対盛り上がると思ってたから絶対やってほしかったのですげー嬉しかったっす。これフェスでも絶対アガると思う。是非出てほしい。

MC4 流石にちょっと泣かされた。これは反則だ。本当に今日まで辛くて辛くて、今日終われば希望なんてもうないしどうでもいいと思ってた。頑張りたいけどもう何を頑張れば、いつまで頑張ればいいのかも分からないことが多くて、本当に辛かったから、みゆはんの言葉はすごく刺さった。自分に言われたのかと思ったよ。まずは、自分を耐えたことをほめてあげたい。何も誇るべきことはしてないし何も生みだしてないし迷惑ばかりかけているけど、何とか生きて、今日最高の思い出を刻めたのだから。

十四曲目 ぼくのフレンド 最後の曲。
この曲はみんなの思い出の曲。語りつくせない思い出がたくさんある。ちょっとスレ違いなものもあるけどね。
大好きなアニメのED。もとかな卒業ライブでどうビスが歌っていた曲。みゆはんさんが親友さんをカラオケで泣かせた曲。きっとみんなもこの曲に対していろんな思いがあると思う。
聴きながら僕も、思い出が頭を駆け巡っていた。ペンライトを振りながらもみゆはんのライブに来てあらためてよかったと思った。みゆはんを推していてよかったと本気で思った。
きっと僕はまだスタートラインにも立てていないけど、とりあえず、11月迄は何とか頑張ってみようと思います。

そんなこんなでライブが終わってしまった。本当に良いライブだった。それしか言えない。演出もよかった。ライブ中のトラブルの対応もスタッフさんが迅速に対応してくれたし、ギターもよかったし、みゆはんさん以外の方も素晴らしかった。
ライブまでは、緊張で鼓動が早くなった分、時計の針進んでくれたら早くみゆはんに会えるのになーなんてことを思ってたけど、時を戻すにはどうしたらいいんですかね?夢のような空間だったので夢だったのかもしれない。
ああ、もう一度だけあの空間に行きたい。あの時間をもう一度。

そんな最高のライブが映像化します

本当に最高だったので、みんなも買おう。いつ出るかわからんけど。
行けなかった人、お会いした人、お話しできた人、
みんな11月にまた会おうね。

本当に最高のライブでした。皆さんありがとうございました。

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