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MBTI公式セッションのベーシック編を受けました。

MBTI®︎公式セッションのベーシック編を受講しました。

ワークの内容を外部に伝えることは禁じられており、ネタバレ、対策防止のため言及していません。個人的な感想についての記録になります。


セッションを受講するまで


性格類型との出会いは2019年頃。自分を知るため性格診断の類を検索した際に辿り着いたのが16Personalitiesだった。

INFJ-Tという結果に興味を持ち、詳細を調べる内にMBTIやエニアグラムなどの性格類型に惹かれた。


2022年2月、Twitterで壁打ち備忘録を始めた。bioの呪文のお陰で独り言を呟く内にフォロワーも増えたが、半年くらいは誰とも関わらずひたすら自問自答していた。

最初は16PerとMBTIを混同していたが、5月にとあるツイートを切っ掛けに全くの別物だと気付く。

INFJだと思う理由の1つが「数年間に渡ってINFJ-Tの結果しか出たことがない」なので16Perは確定として、MBTIも同じとは限らないようだ。別物ならINTJやINFPの可能性も充分あるのか?と気になった。


本格的に勉強したいと思い、6月にMBTIタイプ入門を入手。自分なりに様々な可能性を検討してみたが考えれば考えるほどINFJに思える。

バーナム効果や確証バイアスみたいに都合良く解釈しているだけなのか?違うタイプならそれはそれで構わないが、何故INFJだと思い込んだのかは明らかにしたい。


MBTIは決め手に欠ける。エニアグラムは自信がない。ソシオニクスに至っては意味不明。だったら先にイメコンを診断する。12月、いきなりトータル診断のため長岡へ。

ブルベ夏だと思い込んでいたのにまさかの冬春だった。自己診断の当てにならなさを痛感し、早くMBTI公式セッションを受けたい気持ちが強まった。

コロナ禍でリモートになったが、オンラインとなると現在の家の環境では参加が厳しいため対面での開催を待ち続けた。JPPの体験セッションの開催予定を2週間毎にチェックしていた。


2024年2月、また別のトータル診断を池袋で受け、やはり自己診断の当てにならなさを痛感。タイプが確定しないと人生の戦略が立てられない。

今後、対面では開催されないのか?JPP体験セッション事務局へ問い合わせたところ、現在はZoomでのオンライン開催のみになり、対面での再開時期は未定とのこと。

タイミングを今か今かと狙っていたのに…対面でのセッションが可能な認定ユーザーを探さないといけないな…そう落胆していた際に、高原さんからリプを頂いた。早速申し込み、諸々のツアーを終えた6月に漸く実施に至る。


セッション受講の理由



①自分が本当にINFJなのか明らかにしたい。

性格類型の記録を始めて以来、何だかんだでずっとINFJを自称しているものの決定的な理由を掴めていないままだ。

16Perの結果に引っ張られている感覚は少なからずあり、影響されやすいので無意識にINFJを自分のロールモデルにしようとしている可能性は大いに有り得るな。私ならそのくらいやりそうだという自分自身に対しての嫌な信頼がある。

心理機能を考えず、単純に4つの指標を2択で考えたらINFJでしかない気がしている。2択ならINTJと迷うのに心理機能を重視したらINFPと迷うから厄介。

INTJ、INFPの可能性は充分あると思うので検討したい。


②Niを解明したい。

主機能はその人の最大の強みであり、意識せずとも自然に使っている能力なのにNiを日常で使えている感覚がない。具体的にどのタイミングでどう働くのかさっぱり掴めない。実感を伴いたい。

主機能だから極自然に使っていて実感しにくいのか、Niが主機能ではないからいまいちピンと来ないのか判断しにくい。

私の主機能は本当にNiなのか?があまりしっくり来ないので他の可能性も探してしまう。

何ならFeも大して働いている実感がなく、FiとNeの方が強い気すらしている。


③公式セッション受講済みであるという箔付けがしたい。

原作を買わないのに二次創作だけ楽しんでいるみたいな自分自身に嫌気が差した。オタク気質でオタク趣味だから公式を通らないのは違うよなと思っている。

これは凄くオタクっぽい理由だと自分でも感じる。ただ、中途半端な自分が嫌なだけで別に受講する気のない人に対しては特に何とも思わない。


④MBTIを正しく理解したい。

今では大多数が16Perの偏見や創作で盛り上がっているように感じる。

所謂MBTIもどきが大流行している昨今、誤解され混同され検討違いな批判が溢れている現状に違和感を覚える。

私も類型を齧ってはいるものの、MBTIについて正しく理解できているかと言われると自信はない。指標の概要や特徴など独自解釈の含まれたネット上のものと誤解している可能性がある。

都合良く情報を拾い集めたところで根本的な解決に繋がらないことは幾度となく実感している。性格類型もイメコンも自分自身を知るツールとして正しく活用したい。


受講前の自認タイプ


MBTI:INFJ
16Per:INFJ-A

旧設問でも韓国版でもINFJ以外は出たことがない。2023年6月にリニューアルした際もどうせ変わらないだろうと思っていたらINFJ-TからINFJ-Aになった。

INFJを自称しているもののNiが意味不明なのとFeが息をしていないので他の可能性も追ってはいる。Se劣等は身に覚えがあり過ぎるのでINFJの長所を失ったINFJが私って感じ。

因みにINFJ以外だとINTJ、INTP、INFP、ISFPに見えると言われたことがある。誰からも外向だと思われていないな。

エニアグラムは4w5、sx/sp、△459か417。
ソシオニクスは全然EIIじゃないかも知れない。


セッション当日


いざ、高原さんのご自宅で念願の対面セッション。同じ埼玉県内なのでドライブ大好きなISFPの父に送迎してもらった。

内向の人がいきなり家に来るのは珍しいと言われ、まぁ、確かに…言われてみれば、そもそも所謂類型界隈(?)の人と会うのが初めてだ。

基本的に壁打ちだし、TLの話題には乗り遅れ、マシュマロやスペースなどの機能も利用せず、イベントに顔を出すこともない。好きフォロワーはいるけど眺めているだけで満足というか、交流に重きを置いていなかった。

何なら高原さんともセッションの日程の調整など業務連絡的やり取りしかしていない。ほぼ初めましての状態でいきなりご自宅にお邪魔するのは不思議と言えば不思議だ。

(よし、今日は気合いを入れていっぱい喋るぞ!自宅でMBTIって面白いな〜〜新しいお家綺麗で良いなぁ…)みたいに呑気に構えていたので特に抵抗はなかった。

sx優位だからかな?内向だけど別に人見知りしないしな。それよりタイプをはっきりさせたい気持ちが上回ったらしい。



最初の質問タイムでは、ベーシック、アドバンス、STEP IIの違いについて説明を受けた。タイプについての深掘りも、20の指標を細かく見て個人差について知るのも面白そうでわくわくする。既に受けたい。

ずっと理解不能だったNiについても尋ねた。あれ?これって全然スピリチュアルな機能ではないし、普段から日常でめちゃくちゃ使ってないか…?とはっとした。



早速、テキストを読み進めてMBTI®︎について学ぶ。

ユング、マイヤーズとブリックスが発展させた背景、戦争や女性の社会進出、ペルソナ、類型論と特性論の違い、心的機能など座学も時間をかけてみっちり。

別物だとは知らずに混同していた時期があったので耳が痛いな。今でもMBTIを検索してもトップに表示されるのは何故か16Perなので経由せずに公式へ辿り着く人は少ないだろうけど。

16Perのキャラクターの親しみやすさに比べると公式は公式でやや閉鎖的な印象を受けるけど、心理や自己分析を扱う以上、慎重になるのは仕方ないことか。関係のない相性論などが間違った形で広まるのは不本意だな。


タイプに優劣はなく、相性もない。タイプが何であれ自分は自分なのだと念頭に置いた上で学びたい。

戒めにしたい。どちらかと言えば、型に嵌まりたい人間だろうから尚更。



①SかNか?→ N

連想ゲームで推しの名を挙げてにやける。曲も流れ出す。あまり突拍子のないことは書かない方が良いのだろうか…と解釈したためマジカルバナナ祭りは未遂に終わった。

ワードはNっぽい。というかSの傾向を聞いて、そんなことある?と唖然とした。


母は木を見て森を見ず、私は森を見て木を見ず。ISFJの母のことは大好きなのに何故か会話が噛み合わないことが多く、SとNの違いを知って腑に落ちた。

1、2、3…と順に説明されるより結果の10を先に教えて欲しい。全体像、ゴールが見えないと逆算できなくて内容が頭に入りにくい。

いや、全体像を掴みたいでしょ。今どこにいるのか把握できないと戦略の立てようがないじゃん。これは最終的にどうなるのか?が気になって先に進みようがないんだが。

ENTPの伯母ならわかってくれた。全体を聞いてアウトラインをイメージできた方が今どこにいてどこへ向かうかわかりやすい。そう言われて首が捥げるほど頷いたことがある。


それにしても、セッションの中で話が盛り上がると「…何の話してましたっけ?」と脱線しがちだった。N同士だとありがち。

以前、ESFPとISFJに会話中に思考が切り替わるタイミングが謎だと言われたな。私の中では関連性があったりするのだけど。



②TかFか?→ F

何だか絶妙になさそうだけど、有り得なくもない、やっぱりなさそうな状況…

まずはF。1人1人にサシで意志確認する。その後、Tで問題解決。基準より調和。Fだけど問題は解決したい。決着をつけたい。これはTでもあり、Jらしさでもあるな。


やっぱりTの傾向を聞くと意外だ。相手の瞳から読み取れる情報って沢山あると感じるけどな。

分析はするけど批判や議論は興味がないな。考えながら話すのは苦手で支離滅裂になる。相手の意見も一理あるなら直ぐに納得してしまう。

そもそも他者の持論に特に反論したいとも思わない。ディベートとかパッションだろと思っている。



③IかEか?→ I

表現が独特で好き。最も誤解している人が多そうに思えるが。

福井出張の東尋坊とか、沖縄出張の伊良部島とか、ふと思い出した。海を眺めたい。


Eは自分の考えが纏まっていなくてもどんどん口に出していくそう。そんな奴いるか?と思ったけどENTP戦友がまさにそれだ。

彼女はまじで一生喋っている。今ではマシンガントークを浴びるのが心地好いが、出会った当初は年上の癖に落ち着きがない奴だと呆れた。

ライブ参戦後、あの曲の演出が良かった、MCが面白かった、音源より生で聴いた方がこの曲は映えるな…とか自分の中で反芻して余韻に浸った。その内容を事細かに非公開のブログに記録するのを好んだ。

本命のバンドを通して彼女と出会ってかれこれ15年ほど経つ。ライブ終わりに「今日の本命めちゃくちゃ格好良かった〜〜〜〜✨🥳天才❗️❗️👏👏」とベラベラベラベラ早口で捲し立てられ度肝を抜かれた。

(う、うるせ〜〜〜〜!!!!ライブ後に何故こんな元気に喋る必要がある?なんかこう…魂に刻むフェーズとかないんか?まぁ、こんなに語るなんて相当このバンドが好きなんだな…或いは私に心を開いてくれているのか?)と内心思いつつ「そうね、そうね」と相槌を打った。

私は好きな人にしか個人的な考えや感想を共有したいと思わないので、こんなに話しかけてくれるってことは私に興味を持っているのだと嬉しくはあった。好意を持たれていると勘違いしたお陰で私からも心を開いたので意気投合は早かった。

EでPだから脳直で喋り続けている。逆に少しでも黙ると(…もしかして体調悪いのか?無理に付き合わせてないか?)と心配になるほどだ。



④JかPか?→ J

完全にJだ。何事も決めたい、決着をつけたい気持ちが相当強い。

まぁ、そうだよな。類型アカウントを始めて2年弱、他の可能性を検討したものの自認タイプを一度も変えていない。


to doリストは常に更新。やりたいこと、行きたい場所、欲しいものなど細かくリストアップ。返信=タスクになるのも頷ける。

通知のリストもバッジも溜まるのがストレスに感じて即確認する。LINEは見たら返信。メールは読んだら削除。そもそも フォルダ分けが必要なほどアプリをホームに置かない。


出掛ける際はメインの予定に合わせてサブを幾つか入れ込み、予約可能な店は余程のことがない限り事前に予約する。旅行や遠征も前以て細かく計画を立てる。自由時間を予定に組み込みたい。

中学、高校時代はガラケーでライブ遠征したから夜行の集合場所や時間、箱の開場時間、行きたい店、食べたいものを全てリストアップして徒歩何分、電車で何分、所要時間はどれくらいかを計画立てて1人で実行した。

16Perを知った当初、自分に計画性はないと勘違いしたけど計画的でしかないことにふと気付いた。自然と行っていたので計画を立てている意識がなかった。

寧ろP要素って切羽詰まらないと行動に移せない点くらいだ。計画は事前にきっちり立てる割りに支度は毎回ギリギリ。学生時代、夏休みの宿題は9月1日に始めるタイプ。これは単に愚図なだけだな。


イメコンは今直ぐにでもプロ診断を受けたいのに、MBTIは可能性を考えて自分なりの疑問を纏めて答えを出してから公式セッションを受けたいと考えた。

早く公式セッションを受けたい気持ちはあるけど今の内に色々と可能性を追える楽しみもある。過程を楽しむ、想像の余地を残す点はPっぽいか?

最初はそう感じたのに自分の中ですら一向に結論が出ない状況が次第にストレスになりつつある。タイプが確定しないと戦略が立てられない。


そして、私はNJで間違いない。

どう転んでも問題ないよう全てのパターンを予測して逆算して計画を立てて実行する。長期的な目標なら尚更。


結果


自分の中でINFJが最も違和感なくしっくり来る。

INFPと比較し、当て嵌まる部分はF。当て嵌まらないのは劣等Te。ストレスを受けても過度に批判的にはならない。

INTJとの比較では、当て嵌まる部分はN、劣等Se。当て嵌まらないのはT。論理的、批評などのワードがピンと来ない。

IでNでFでJを指向し、主機能Niを自然と使い、ストレス時には劣等Seが表れる。


ベストフィットタイプは変わらずINFJだった。

事前レポートの結果もINFJ。

16PerもINFJで、MBTIもINFJ。

7割の人は自認タイプが変わるそうだが残りの3割だったらしい。バリバリのINFJだった。


別に世界平和を願ってないし、神に祈りを捧げてないし、自己犠牲的でも教祖でもないし、スピリチュアルな能力も持ち合わせていない。

ただのIでNでFでJを指向するどこにでもいる人間。


感想


気付けば18時を回っていた。8時間ほぼ休憩なしで集中していたのであっという間に感じられた。

自分と違う指向の人は根本の考え方が全く違うため、そんなことあるのか?と驚きの連続だった。

楽しかったし納得した。自ら学んで、理解して、決着を付けたので今後INFJ以外のタイプにブレることはない気がする。


独自解釈が含まれ過ぎたネット上で正しい知識が得られることはまずないと思うのでタイプ入門といざないを読み込もう。

いずれSTEP IIも受けたい。TとFは割りと中庸だったので細かく個人差を捉えたい。ソシオニクスが論理の可能性もあるかも知れないな。


まだ自分の輪郭を充分に捉え切れていないが、やっとスタートラインに立てた気がする。

ずっと公式セッションを受けたいと思っていたから結論を出せて嬉しい。高原さん、ありがとうございました。


bioの呪文が増えたので詠唱によって神話生物を召喚できる日も近い。性格類型もイメコンもSAN値が減らない程度に楽しみたい。



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