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神震撃という技について

俺は技の数が少ないタイプのレスラーである。

プロレス界には多彩な技を縦横無尽に繰り出す選手、
オリジナルムーブをたくさん持つ選手、リング内外に華麗に飛ぶハイフライヤー、反則技に徹するヒール、すべての動きを笑いに変えるコミカルな選手、、、と、たくさんの選手が存在する。

俺は上記の素質を一切持ち合わせていない、類稀なるタイプである。
運動能力が皆無なのだ。
そうはいっても、あんな技やこんな技を繰り出すのだから「そんなことないでしょう」と言われるが、本当なのだ。

俺が持っているものは「憂い」だ。
言っている意味はわからないがとにかく凄い自信だ!というところで勝負している。(と思っている。)

ここぞ!という時に雷鳴のような重き一撃を電光石火で繰り出す、あえて言うならそういうタイプだ。(かっこつけて言ってしまったが、憂いしかないんだからそれぐらいは言わせて欲しい。)
そして、幼少の頃から今に至るまで、そういうタイプの選手を好きになることが多い。

今、話題のチャットGPTなるものがある。
高度なAI技術で人間のように会話出来たりする、例のアレである。しかし、高度ながらも知らないことに関してはまるで流れるように嘘をついてきやがるのだが、人間味溢れる回答も相まって、その嘘を楽しむ方が多い。

御多分に洩れず「神代龍也」について聞いてみた。

チャットGPTによるプロレスラー「神代龍也」の情報

まず架空のプロレスラーと言われた。
スタートからマンキンの嘘なのだが、他にも身長190cmやニックネーム"最強の男"など嘘のオンパレード。そして特にその中で目を引くのが得意技の項目である。

・得意技:神震撃などの破壊系技を使用。

神震撃、、、

聞いたこともなければ、見たこともない、
もちろん使ったこともない技。
というより字面だけではどんな技なのかすら読めない。
ここまで嘘八百を並べてたくせに急に「神」という俺のコアになる単語を放り投げてくるチャットGPT。

面白い!
何かと何かがリンクする音が俺の頭の中でこだまする。
この技を編み出せば、嘘がホントになるではないか、と。

そうして破壊系の技という括りで頭の中で妄想を繰り広げ、
先人の方々の破壊系の技を研究する毎日を送っている。
いつか、どこかで、俺が破壊系の新しい技を繰り出した時に
「あっ!!神震撃だっ!!!」と思ってくれれば、このnoteの文章と
開発に至る過程と重なって、また楽しめるんじゃないかと思う。

実は他にも少ないながら技は開発中で、
ファミカセ展の作品タイトルでもある「放課後の約束」や、
アメリカの核兵器開発プロジェクト、マンハッタン計画で、
原子爆弾の核分裂性コアとして製造されたプルトニウムの塊、
「デーモンコア」を冠した技や、ジャズやファンクのグルーブ感を
表す「レイドバッグ」などの技を模索中であるがそれはまた別のお話。

ワンショットワンキル、スレイプニール、カリフォルニアドロップ、
ヘヴンズロック、ジャッジメントオブゴッド、グングニル、、、
それにティヘラにトラースキック、スタナー、、、
加えて放課後の約束にデーモンコア、レイドバッグ。
そして神震撃、、、充分過ぎるではないかというのもまた別のお話。

大日本プロレスのリングで竹田光珠選手にワンショットワンキルを繰り出す筆者

ありがと!!