見出し画像

#31調剤薬局事務 調剤料の加算(概要)

▼以下の文章は動画内容を文字おこししたものです。

////////////////////////以下、動画内容///////////////////

皆さんこんにちは、チャンネル運営者のSATOUです。

・一包化加算
・自家製剤加算
・計量混合調剤加算
などなど。。。

初めて見る方にとっては漢字を見ると、難しく感じてしまうかもしれません。
実際に僕が保険薬局に勤めたばかりの頃を思い出すと、特に調剤料の加算の名前や算定するための条件を覚えるのに苦労した記憶があります。

ですが、安心してください!

昔は難しく感じた調剤料の加算ですが、今では僕にとって得意分野の一つともいえますので出来るだけわかりやすくお話できるように頑張ります!

慣れてしまえば何てこともないと思えるはずですので、今回も是非最後までお付き合いください。

それで、いつもと同じように全体像を把握してから各論についてお話しますので、今日の動画はあまり力まずに何となくでもこんな加算があるんだーという全体像を掴んでいただければと思います。

こちらは、何度か見た覚えがあるかと思いますが、、、

調剤技術料 = 調剤基本料(各種加算) + 調剤料(各種加算)

調剤技術料は調剤基本料とその加算、そして、調剤料とその加算を合算することで算定することとなります。

調剤報酬算定の要のひとつとも言える調剤技術料について、残るはこれからお話する調剤料の加算だけとなりますので、是非一緒に頑張りましょう!

まずは調剤料の加算の点数表を作成してみましたので、そちらから確認していきます。全部で6枚あります。

自家製剤加算

1枚目は「自家製剤加算」についてです。
こちらは例えば錠剤を半分に割ったり、粉砕、つまり錠剤をつぶして粉状にしたりすることで算定できます。詳細は次回以降の動画の各論でお話しますが、大きく分けると内用薬と外用薬で点数が異なります。
また内用薬の中でも薬の形つまり剤形によっても点数が分かれております。

計量混合調剤加算

2枚目は計量混合調剤加算。
水の薬である液剤や粉薬である散剤、あとは軟膏など。。。
それぞれを混ぜ合わせることで算定することができる加算です。
こちらも剤形ごとに点数がことなります。

表の一番右にある点数の欄にカッコ書きで数字がありますが、
これは予製剤を使った時に算定できる点数です。
こちらも詳細は次回以降の動画でお話します。


嚥下・一包化

3枚目は嚥下困難者用製剤加算と一包化についてです。
嚥下困難者というのは高齢などで錠剤やカプセルをそのままでは飲み込みにくくなった患者さんのことです。

一包化は「朝食後」とか「就寝前」といった感じで服用時点ごとに薬を分包することです。

僕の薬局では調剤料の加算項目の中で一番多く算定している点数です。
特に高齢者の患者さんが多い薬局では一包化の算定は重要かと思います。
資格試験の練習問題などでもよく目にしますが、算定条件をしっかり覚えてしまえば大丈夫です。


無菌製剤・在宅患者

4枚目は無菌製剤処理加算と在宅患者調剤加算です。

無菌製剤処理加算は注射薬を調剤した時だけ算定する可能性がある加算です。

在宅患者調剤加算は名前の通り在宅で療養されている患者さんに対して調剤をした場合に算定することがある加算点数です。


麻薬など

そして5枚目が麻薬などの加算項目です。
この表に書かれている麻薬、向精神薬、覚醒剤原料、毒薬というのは見た目からも怖そうな印象を受けるかもしれませんが、患者さんにお薬を渡す際にも特に注意事項をお話してからお渡ししますし

薬局内での在庫管理も一般的な処方薬に比べて厳密に管理する必要がある薬となります。

そういった、取り扱いや管理に特に注意が必要な薬を調剤した時には加算点数を算定することができます。

夜間休日簡略

最後の6枚目は夜間・休日等加算と時間外加算、休日加算、深夜加算になります。

こちらは名前が似通っているので紛らわしいですが、上は調剤料のみに加算する点数で下にある3つは調剤料だけではなく調剤基本料にも加算することができる点数です。

これらの違いについても後々お話していこうと思います。

それで、今までお話してきた調剤料の加算をレセプトに記載する際には、、、

無題

基本的には薬剤料の右側にある加算料と書かれた欄にそれぞれの加算点数を記載していくことになります。

それで、先ほど1枚目から6枚目まで資料をご覧いただきましたが
調剤料の加算は結構ボリュームがあると感じたかもしれません。

と言いますか、僕自身が勉強していてボリュームを感じたので調剤料の加算については出来るだけ細かく区切って今後お話していこうと思います。

最後に調剤料の加算について、僕なりに分類してまとめますと、、、

まず、調剤料の加算は通常の調剤に比べて手間暇がかかる手間賃のようなものと捉えるとイメージしやすいように思います。

それで、大きく分類すると

①調剤自体に手間暇がかかる場合
②在宅患者さんに対応する場合
③特に注意が必要な薬剤を扱う場合
④夜間や休日に対応する場合

以上の4つに分類してみました。

①の調剤自体に手間暇がかかる場合としては

・自家製剤加算
・計量混合調剤加算
・嚥下困難者用製剤加算
・一包化
・無菌製剤処理加算

②の在宅患者さんに対応する場合としては

・在宅患者調剤加算

③特に注意が必要な薬剤を扱う場合として

・麻薬、向精神薬、覚醒剤原料、毒薬の各種加算

④夜間や休日に対応する場合としては

・夜間・休日等加算
・時間外加算
・休日加算
・深夜加算

※時間外加算、休日加算、深夜加算は調剤基本料にも加算される

以上、4つの分類について今後は更に細かく見ていきます。

調剤料の加算項目に関する点数表はこちら↓
https://note.com/ryuuta/n/nd45b530f5a7f

今日見て頂いた6枚の調剤料の加算の点数表については
動画の概要欄に載せますのでもし必要な方はご確認ください。

ひとまず、調剤料の加算の全体像、概要については以上となります。

このチャンネルでは調剤薬局事務を目指している方や今現在勤務されている特に初心者の方に向けて情報をお伝えしていきます。

動画に少しでも良い所があればグッドボタン、チャンネル登録お願いします。

それでは、次の動画でまたお会いしましょう。
最後までご視聴いただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?