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心は変光星のように、弱く、強く。

心がエネルギー切れのようだ。


「何かに邁進する」ことが全くできなくなった。

なぜなら、今まで追いかけていたものに、関心を持てなくなったから。


何の意欲も湧かないし、楽しいという感情も消えた。


「何がしたい?」と心に問うてみても、何も返ってこない。そのくせ、何もしなかったら疲労感だけが積もる。


数ヶ月前、確かに眼前で輝いていたはずのものが、綺麗さっぱり無くなった。

ただただそれに焦がれ、追いかけるようにして生きてきたというのに。


ただただそこに存在し、ただただ周囲に「意欲のある自分」を見せるだけの、空虚な時間が続く。


体が元気で、心も一見平穏で、かつクリニックで病気認定もされなかったから、全く気がつかなかったけれど、


やっと今気づいた。多分今、「元気じゃない」のだろうなと。



何にも焦がれることのなくなった心は、重い。

燃えカスの矮星のように、行き場を失い、漂っている。


さっさと捨ててしまいたいが、恐らくこれが人間の本体のような気がするから、簡単には捨てられそうもない。


どこにも身を預けて停泊できないこの世の中を少しだけ憎む。


憎しみすら、久しぶりに得た感情だった。



実は心は「変光星」みたいなもので、

また往時のようなエネルギーが戻ってきて、昔のように邁進できる日が来るのかもしれない。


昔のように、何かを見て感動し、何かを考え、何かを生み出そうという意欲が湧いてくる。

そんな、自分の中での「正常」な状態が、戻ってくることを祈りつつ、


今はただ、その時を待ちたい。


それが今、唯一のできることだ。

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