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詩の活動では暮らしていけない

誕生日を迎えて、59歳になってしまった。

気持ちの一部は10代のまま成長が止まっているので、こころとからだのバランスがどんどん欠けていっている。

会社の定年退職まであと1年とちょっと。まさか実直にここまで勤め続けるとは、学生の頃は思いもしなかった。

60歳で新たな道に進むのか、再雇用で勤め続けるのか、数年前からずっと悩んでいるけれど、結論が持てずにいる。

詩の活動で暮らしていけたらいいけれど、これまでずっと活動してきた経緯を振り返ると、詩の活動はビジネスとして成り立たない。
でも、残りの人生はある程度好きなことに比重を置いて過ごしたいな。

・・・そんなことをずっと考えて袋小路に陥っている。

写真は、前橋市の街なかを流れる広瀬川。


   広瀬川
             萩原朔太郎
広瀬川白く流れたり
時さればみな幻想は消えゆかん。
われの生涯(らいふ)を釣らんとして
過去の日川辺に糸をたれしが
ああかの幸福は遠きにすぎさり
ちいさき魚は眼にもとまらず。


ああ、ぼくはいま、朔太郎と同じ川を見て、朔太郎が「広瀬川」で書いたような感傷に浸っているんだなあ。

なにはともあれ、健康第一。
引き続き楽しく笑顔を忘れず、前向きに日々を送ろうと思います。

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