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OnePointLesson 君島三佐子のかわいい広島弁(7)めぐ

こんにちはこんにちは。
純喫茶ぎふまふの君島三佐子です。
だいぶん涼しくなりましたね。
今日も一緒に広島弁を勉強しましょ。

今日の広島弁は…

めぐ

「壊す」という意味です。
強調して「ぶちめぐ」と言うと、かなり破壊的です。ちょっと怖いので、良い子は使いません。
ガ行五段活用で、連用形はイ音便で「めいで」「めいだ」となります。
活用は、たとえば「漕ぐ」と同じですが、「漕がす」は他人に「漕がせる」という使役になるのに対して、「めがす」は「めぐ」と同じ意味なんです。
また、自動詞の「めげる」は、標準語では「心がクラッシュする」という意味ですが、広島弁では形がある物が壊れることをいいます。なので、「友情がめげる」とか「秩序をめぐ」とかは言いません。たぶん。

◆今日のスキット

母さん:あんたがこれめいだん?
山翔:はじめからめげとったんよ。
母さん:いらうな言うたのに。
山翔:ワシじゃなあ言やあ!

山翔さん、ちょっと年配の人の言い回しになっていますね。
「いらう」は「触る」という意味ですが、これはまた別の機会に。
それでは、次回をお楽しみに。
さようならさようなら。

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