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私の恩師と現代に必要な教育

こんにちは、長ノです。

真秋のアイスは美味しいですね。分かる人いるかな.....

いえ、それはそれとして、今回は自分語りぎみですので、興味ないよーって方は軽くスクロールするか重くスクロールするかしてください。

さて、現代は教師という存在の業務量がかなり大きくなってしまっています。

それと共に学校を囲む問題は尽きません。

生活の多様化に応じて、学校も多様化せざるをえないのかもしれませんね。

皆さんは、「教師の役割」についてどのように考えますか?

もちろん、「保護」や「悟り(道徳)」なども立派な役目ですが、ここで言いたいのは「この多様化・複雑化した世界に真に必要な教育は何か」ということです。

答えが一つでないのは承知の上です。

しかし、私はその答えの一つには「情報収集能力」が含まれると思っています。

私には恩師が二人います。一人は全てにおいて愛を与えてくれた暖かい人。一人はとても厳しく、理論を教えてくれた人です。まあ、在学していた頃は後者を恩師だとは思っていませんでしたが。笑

私は高校時代を某工業高校の電子科で過ごしましたが、後者の先生 ーO先生としましょうか。彼はそこの教師でした。

電子科 ーと聞いても内容が分かりづらいかもしれませんが、主に電子回路や機械系のプログラミングなどを学ぶ科でした。

電子科の教師の中でもO先生は、ほぼ全員がプログラミング初心者の私たちを容赦なく痛め付ける(物理ではなく)、鬼の中の悪魔のような人でした。笑

特にレポートなんかは地獄でした。解き方も習っていない問題が毎回当たり前のように出て、更には絶対に手を緩めないのです。

レポートは提出の際に「口頭設問が出て、答えられれば合格」という形なのですが、O先生のレポートだけが全く終わらないので、昼休みには科務室前にO先生宛のレポート提出の行列が出来ているというのが、電子科の名物でした。

更に酷いときは、LCD(液晶ディスプレイ)のプログラミング実習の時に、実習が始まるや否や突然、

「目の前にPCあるでしょ?後は勝手に調べてやって?」

とか言い出す始末です。

当時の僕らは誰しもが呆れ返りましたが、彼が手を緩めなかったから今の僕らがあるのだと、今は思います。

レポートは学期を越える時に未提出だと即留年確定だったので、当然全力でやりました。O先生の時は昼飯も食わずにレポート列の先頭を取りに行ったものです。笑

ネットもひたすら検索しました。いくつもページを回って、回って、それでも答えが見つからなくて。

ラズパイの立ち上げ方をネットで調べる高校なんて、あそこだけだったと思います。笑(違うかも知れんけど)

つまりは、彼は私たちに「情報を掴んで有効化する力」を教えてくださったのです。現代でいう「リテラシー能力」というやつですね。

私はこの力は現代で最も必要な力のうちの一つだと考えています。

社会の変化は留まることを知らず、今尚とてつもない早さで新しい時代が過ぎ去って行きます。

あんなに遠いと思っていた5Gはもう二年後のことになりました。
AIは日々進化し、人類を越える日も近いとまで言われます。
工場は人から3Dプリンターへと変わり、効率が何十倍にもなりました。

この激動の時代を生き抜く方法は、常に新しいことにアンテナを張り、動き続けることです。

今や全ての情報がネットにあります。常に世界中の誰もが発信を続け、その情報量は増えていくばかりです。

もう、情報に格差が生じる時代は終わりました。これからは行動することが全てです。

だというのに、いまだ多くの人は、自らが使っているその端末が武器なのだと全く気づいていません。知っている情報だけでなく、あなたが知らない世界の情報も全て、インターネットにあるというのに。

もちろん、インターネットがこの世の全てなどと傲慢なことを言うつもりはありません。

しかし、これだけは言えます。「今、インターネットを利用しないなんて、あり得ない」ってことです。

きっと彼は、これからの時代を生きる為の、その「力」を与えてくれたのだと思います。

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