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世の中の大半の社会人は勉強をしない

僕は勉強が好きだ。
できることが増えると視野が広がるからだ。
できることが増える喜びを知っているからだ。
できることが増えると収入も増えるからだ。
できることが増えると目的を達成できるからだ。

もう10年近く前になるが、
Webのフロントエンドエンジニアをやっていたとき、JavaScriptを独学で勉強していて、この技術は絶対に伸びるし売上にもつながると確信して先輩にこう告げた。

「チーム全員でJavaScript勉強会を定期開催して皆でスキルアップしましょう」

これに対してその先輩はこう返した。

「どうせ覚えないよ。やる気の問題。やるやつは言わなくても勝手にやる。きみだってそうでしょ」

この先輩のスタンスが明確に分かる言葉だった。
先輩はJavaScriptも書けるしサーバーサイドの知識もある。
けれど人には自ら教えることは少ない。聞かれたことは答える程度。

結局チーム内で毎週技術共有会が開かれはしたものの、積極的な人と消極的な人の差は明確で、最終的にはダラダラとはてブの記事を共有するだけの会に成り果てた。

話は変わり...
少し前に某コミュニティ向けにスタジオ撮影の講習会を開いた。
朝から晩まで、8時間ぶっ通し。
光と被写体と背景の関係性からPhotoshopでの肌のレタッチや切り抜き加工の話など、100ページを超える資料と撮影レクチャーを盛り込んで、本気で参加者に学んでもらおうと気合い満点のセミナーだ。
おまけに宿題まで付けた。

懇親会では参加者のテンションの上がり具合から満足度が高いセミナーだったのだと安心した。

...で、結果皆スタジオ撮影ができるようになったのか?
スタジオ撮影案件を新たにグイグイ回しているような様子はない。
そして結局また別にスタジオ撮影のセミナー企画が立ち上がっているようだ。

つまり何が言いたいのかと言うと、「やらない」んです。
大半の人はセミナーや講習会などに参加して、盛り上がって、それで終わり。

そしていつかの先輩の言葉「やるやつは言わなくても勝手にやる」は真理だ。やるやつはほっといてもやる。やらないやつは手間をかけてもやらない。

なので「人と差別化したい」とか「なにか目的を成したい」人は根気強くやるだけで、少なくとも大半の人には負けません。
やるだけです。セミナーや講習会などなど人から与えられるきっかけにすがったり待つ必要はありません。独学バンザイ。

そしてこの記事読んでから「やるぞ」って思った人はどうせやらない。
やるやつは言われなくても勝手にやってるんだから。

P.S.
悔しかったらやってほしいしそれが僕の望みではある。

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