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【ビール】コロニータ・エキストラ(コロナ・エキストラ小瓶) [MEXICO]

4連休がやってきました。
が、思い切り何処かへ出かけるわけもいかず、しかも天気は生憎の雨。
落ち着いて4日間過ごすことになるのかな...何よりも好きな食べ物である蕎麦くらいは何処かに食べに行きたいです。
ただ、根はインドアなので、家に居続けることはそんなに苦ではありません。うまく気分転換できればいいな、という心持です。

僕にとって落ち着いて過ごすとは、ゆっくりとお酒を飲むこと。
朝から近所のスーパーへ、お酒を調達しに出かけました。
輸入ビールコーナーをふんふんと歩いていると、いつも通り、今日も目に留まったのが「コロナビール」。
通常サイズより、ちょっと小さなコロナビールが所狭しと並んでいました。


コロナビールにつきましては、今年の2~3月からネットニュースで度々情報を仕入れていましたが、少しでも応援しなければ、と事あるごとに購入していました。


一日に何度も耳にするあのウイルスの名と、何の罪のないビールの名が被ってしまったことは、とんでもない不運ですよね。

さて、今日は買うか買うまいか、とコロナを見て悩んでいると...


ん?

あれ?

コロナじゃない。笑

なんと、よく見ると、コロナ、ではなく、コロニータではありませんか。
そして、コロニータという名に、「なるほど、だから小瓶なのか」と合点がいきました。

このcoronaに-itaを付けたものであろう、コロニータ。
スペイン語での-itaは、恐らく小さなものを指す場合に付けられる愛称というか、可愛らしい呼び名だろうと推測が立ったのです。


(ちょっと説明が長くなりますが)僕はスペイン語に関する知識はほとんどありません。
が、スペイン語によく似ているイタリア語は少しでき、イタリア語にも似たような表現があることを知っています。
イタリア語では、-ino (-ina) を名詞の語尾に付けることで、小さなものを表しつつ、可愛らしい音でその物を呼びます。
例えば、少年はbambino、少女はbambina、小さなティースプーンはcucchiaino、とか。

...というわけで、恐らくスペイン語の-ita (男性系は-itoなのかな?) は小さなものを指すのだろう、と気付いたわけです。
もともとあった商品なのか、それとも「コロナ」という名を避けるためにあえて小瓶で作っているのかは存じ上げませんが、なんだか後者の「名前をうまく変えてみました」に面白さを感じて、買い物籠に入れちゃいました。

前述した通り、今年に入ってからちょくちょく飲んでいるので、味に懐かしさなどは感じられませんでしたが(そりゃそうだ)、いつもの爽やかな味につい穏やかな気持ちになりました。

味の濃いビールや、ホワイトビールも好きですが、僕はコロナのような暑いところで作られた薄めのビールもまた大好きです。味の強いものと違って、南国系のビールには、飲み干した後でも「さあ、次は何飲もっか」と思わせてくれる丁度良い軽さがあります。
その日の気分や気温に合わせてビールを選ぶのもまた粋なもの。今日は雨で少し肌寒いですが、気温の高い日にまた、コロニーナ、買ってみようかな。

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