今週のみなとニュース（色んな世界/核兵器禁止条約について）
みなと隆介の近況：色んな世界
4月の大阪市会議員選挙に落選後、仕事を2つ掛け持ちしています。
1つ目は、淀川区などの地域にかかわる仕事。病院やクリニックを運営する組織で、会員さんなど地域の方の健康づくりをサポートする仕事。こちらは4日間。
もう1つはある企業さんの経営企画にお手伝いで、週に10時間ほど出社して働かせてもらっています（それ以外の時間はちょっとだけリモートで）。
1つ目の仕事では、会員さんとオンライン体操に参加したり絵手紙というものを作ったり（トップ画像は私の書いたオクラです）、私が学習会の講師を務めたりしています。さらには、会の活動の活性化に繋がらないかなと、無料塾のお手伝いをしたり、ヤングケアラー団体の方のお話を聞く会に参加したり、子ども支援にかかわる方々の集まりに出たりもしています。
生活相談のお手伝いもしています。今は、生活保護を利用されていて先ごろ寝たきりになられた方の家にエアコンがないことの対応をしていますが、国の運用内容が厳しく、見通しが暗いのがほんまに嫌です。
そのまま前の仕事を続けていれば、きっと知ることのなかった世界です。あれもこれもそれもできるほど器用じゃないのです。でも、最後、前の仕事を取るか、こういったこともある世界に飛び込むかを悩みましたが、私は前の仕事を選べなかった。最後には、仕事の責任と、こんな世界で多くの人と混ぜこぜになって色んな課題を知って解決のために動きたいという思いとの間でそれこそ引き裂かれるんじゃないかと思ったのです。
大変な思いをされている方の対応や、課題を教えていただきながら解決策を一緒に練ることや、様々な活動を通じて健康づくりをすること。今、色んな世界に触れながら、少しでも様々な課題を前に進めることができればと、小さな努力を積み重ねています。多くの方に様々教えていただきながら、活動を続けていきます。
ちなみに、週に1回でも民間企業で働かせてもらってるのはそれはそれでかなりありがたいです。利益をどう作るか、どう企業を成長させていくか。この感覚が鈍らないのはほんまありがたい。
みなと隆介の視点：核兵器禁止条約について
8月6日、9日で、広島と長崎に原爆が投下されてから78年となります。被爆者の方の平均年齢は85歳だそうです。もう、10年もすれば、被爆者の方から直接証言をお聴きすることは難しくなるでしょう。私たちの世代の責任はほんまに重いなと思います。
核兵器禁止条約という条約があります。核兵器を違法なものとしている条約です。既に世界で92か国が署名・批准しています。メキシコ、ブラジル、インドネシア、タイ、ベトナム、バングラデシュ、ナイジェリア、南アフリカ、アイルランド、オーストリア、ニュージーランドなど、私たちがよく知っている国も多数参加しているのです。しかし、日本は参加をしていませんし、どちらかというとこの条約のことを「非現実的」だとみなしている節すらあります。
しかし、誰かの持っている核兵器はよくて、誰かの持っている核兵器は悪だ、という二重基準が通用するわけないと思うのだけれど、と本当に不思議なのです。アメリカの核の傘の下にいて、北朝鮮や中国やロシアに核兵器を廃絶してくださいと唱えて、相手からはどう見えるでしょうか？「こいつ何言うとんねん」となりませんか？
では「核抑止力」なるもので対応しますか？でも、この抑止がひとたび破れれば、人類を何度も何度も何度も絶滅させられるほどの核兵器が地球上にあるわけです。そんな状況を未来の社会に残しますか？私は残したくありません。
子どもの頃、はだしのゲンという漫画を読みました。数年前「空白の天気図」という本を読みました。サーロー節子さんの講演もお聞きしました。広島の爆心地の上空は、私が広島に行った日、晴れていました。あの日も晴れていたと言われています。こんな晴れた日に、あの空で、地球上で初めて戦争中に民間人を殺すために原爆が爆発したのかと思うと、寒々しい気持ちになりました。
核兵器禁止条約に参加しよう、という声を大きくしていきたい。そんな思いで、朝の宣伝でもこのお話をしています。
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