新章突入！優勝令和ロマン、現場では何が起きていたのか　【敗者復活編】

～まさに令和時代、奇跡の優勝、逸材がおこしたうねり～

お久しぶりです。圧巻のパフォーマンスで混戦を、川瀬名人に「吉本の宝」とまでいわしめた令和ロマンが制した激闘から早２日。
通例通りＭ－１ロスに陥っていますが熱が冷めないうちにということで筆をとっております。
更新がなかっただけで当方、東京予選をしっかりと適宜会場に足を運んでおりました。
予選で爆発していたコンビらに待ち受けていたまさかの展開。
現場では何が起きていたのか。改変、敗者復活戦含め歴史的決勝を振り返りたい。

敗者復活戦　お客さんをいれすぎやしねぇか

会場を新宿に移すなど、諸項目の改変でリニューアル。
新Ｍ－１（１５年以降）では人気投票によって出来レース感がいなめていなかったがどのコンビにもチャンスが生まれた今年。
客の期待値は例年以上、そして客数も例年の４倍（１６００人）とお祭りの雰囲気。
筆者も開演２時間前には現地入りし、士気を高めていたのですが・・・

いや、ちょっと、「客いれすぎやしねぇか」。カゲヤマ益田ではないんですけどあちこちからこの言葉が聞こえていました。
というのも、簡易パイプ椅子をぎちぎちに詰めてほとんどの人が隣の人の肩とかっつり当たるほどの窮屈具合。結構不快な鑑賞環境となっていました。
さすがトップクラスの営利団体吉本興業主催である、と思ったのですが吉本さん、来年は少しお客さんを減らして鑑賞環境をよくしてくださいよ。

すでに戦いは前にはじまっていた、意図せずニンを獲得していたコンビらが飛躍

大盛り上がりの戦いを制し周知のとおり、各ブロックからヘンダーソン、ナイチンゲールダンス、シシガシラが勝ち上がる。
実は筆者はこのうち２組の勝ち上がりは予言してました。
それはもはや恒例の企画となった５日前に公開されるあの「４分動画」を見て思ったんです。
各人が１０回以上は見返すあの神動画で意図せずニンを得ていたコンビ結構いましたよね。
特に１番追い風が吹いたのはヘンダーソン。
もう意図的に仕組まれたのかと思うほど異常な尺抜かれてました（笑）
しかも涙の画のボーナスフラグつき。
もちろんこの意図で動画を作っているわけではないんですけど。

そして筆者お気に入りのシシガシラ浜中の「どうしたらいいよ」。
一回突き落とされた戦士の心の底からの叫び。
結果的に見事に敗者復活を果たし、ハイスピードで「決勝にいったらいい」という答えをだして感動を起こしたわけですがネタが最高だったのはもちろんなんですけどいい感じにニンを得ていたことも功を奏していたと思います。

ネクストダンビラムーチョ、敗退に終わったものの来年に期待できるコンビら

見事初ファイナルの切符を得たダンビラムーチョだが去年の敗者復活でインパクトを残してつけたニンがうまく作用したともいわれている。
原田フニャオも通過後のインタビューで「去年の敗者復活戦が0回戦だと思っていた」と語るほど今年の布石と位置付ける戦略をとっていた。
ここまでの意図が演者になかったにしても、結果として来年に向けてよい結果を残したと思うコンビ。

まずはエバース。
面白い正統派だという印象を去年あたりから筆者らM-1ファン（特にコア層）らにリーチできていた印象だが一連の準々決勝通過、そして今回の敗者復活の爆笑でライト層ら含め全体に強く印象づけられたと思う。体感、来年の優勝候補とまで言っていいと思うほど。
もしBブロックを勝ち上がっていたら敗者復活もありえたんじゃないかと思い、ナイチンゲールダンスに負けるまでドキドキしていました。

そして同様にナイチンゲールダンス、20世紀あたりも来年に期待したいです。

PS：あの人気コンビを襲ったアクシデント

水曜日のダウンタウンの「人がいる」シリーズの最新回で間違いなく同番組今年１のトップウケを果たした高野要するきしたかの。
その勢いのまま見事準決勝進出を果たしもしかすると敗者復活のミラクルもあるのではと筆者的に心躍っていたのですが、会場のいた方はわかったと思うのですが、登場の瞬間カメラマンが誤ってマイク付近に残ってしまうというトラブルがありました。
少なくとも筆者は「トラブルだ」と感じネタのはいりは集中できませんでした。
→それに動揺したのか岸があまがみしかけたのにも気になりました。
高野が気をきかして「邪魔なんだよお前」とかでカメラマンにツッコんでいれば打開できたとも思うのですがさすがの舞台でそこまでとはならず。
幸いMCの陣内の機転で平場では爆笑をとっていましたし、その後も結局「観客：まぁ高野ならいいか」「高野：言い訳ねぇだろ。ふざけんなよ」というくだりに頭の中で昇華させてニヤニヤできて観客全員がそこまで問題としなかったのはよかったです。
お後がよろしいようで。

次回、【決勝編】を投稿したいと思います。