見出し画像

準決勝25組が決定 まさかの忖度?なぜフースーヤ、パンポテ、ストレッチーズは敗退したのか

【群雄割拠 死闘の準々決勝爆笑連発 難航の審査を経ていよいよ佳境へ】

準々決勝最終日を迎えた11月17日、見事当選したためルミネざよしもとに行ってまいりました。
例年NEWPEIRで1日開催であったが、今年はなんとルミネで2日間開催。
ウケやすい同会場で比較的客が温かく、Aブロックから爆笑連発となった。
審査員の前田誠二氏は審査について自身のSNSで「新M-1史上一番時間がかかった」とコメントするほど当落にいたコンビたちが多かった様子。
当日を振り返るとともに衝撃の選考を考察したい。

1ウケパンポテ、2ウケストレッチーズが敗退 その理由

結果を見て驚いた人も多いでしょう。同日のトップウケ上記2組。終了後のSNSや予想動画などでも「通過必至」が押されていたほど。
近年レベルの向上から「準々決勝はウケても落ちる。オーディションの色が強い」という概念がひろまっていたものの、ここまで如実にウケたコンビの敗退はまさに衝撃。
大阪2日ではフースーヤ、東京初日ではシシガシラなどもアツい結果が期待されていたが敗退。なぜか。

それは25組を選考する上で初進出の枠数が大方決まっているという川瀬名人の考察に尽きると思う。(→馬鹿よあなたはの新藤さんのごみラジオでつい最近評論されています。これは必見でしたが内容が過激からか現在削除されています)
ざっとまとめるとまさに準々決勝でのウケ量以外に

① 決勝ではねるか、テレビ的にどうか
② 過去の経歴による信頼度→これは例えば決勝常連のオズワルドやニューヨーク、見取り図らはよっぽど滑らない限り「決勝ではなんとかしてくれるだろう」という期待のようなもの。ある程度認知度のあるコンビは必要なためこれがあるとこの度合いは増す。
③ 違う客層でも面白いと思ってもらえるか
④ 漫才のスタイル

などが基準になっていると名人は評す。

ある程度の忖度があるという風に現役セミファイナリストの名人が斬ってみせた。
「ハライチさんはラストイヤーだからですかねぇ。・・・これ以上は何もいわないですけど」
とも発言していて、上の②と明らかにすべっていたといわれる準々決勝の結果を鑑みると
ハライチの通過も忖度というわけだ。
確かに筆者的にもアルコ&ピースの通過は解せない。
冒頭に内容に影響するほど噛み、制限時間にも間に合わずかつフォーマット的にも構成をフリにしたもので、ラストイヤーという名目も加味せねば惜しくも敗退したコンビらとの完成度と比較、さらには上の③を加味しても通過への理解に苦しむ。
→あの客層でなければ最後のでかい笑いもあそこまで起きなかったと思う。

つまり②を基準にある程度枠数が抑えられ、初進出の枠数が相対的に決まってくる。
これは年によって変わるのであろうがハライチやアルピーの通過に起因した前者の枠数増加により相対的に狭められてしまったことが、今回の衝撃の敗退を生んだといっても過言ではない。

毎年変わらない準決勝審査員 2019を超えられるか

そして通過のラインナップを見たときに、あまりエッジを感じなかったのは筆者だけだろうか。
M-1というコンテンツが年を増すごとにでかくなってくると、番組的にも「大事」にいくような傾向がでてきているのかもしれない。
この番組の傾向と、丸くなりゆく審査員らによって決勝の満足度がどうなっていくのか。
→ユウキロックさんの準決勝の審査員の作家が変わらないリスクへの指摘の動画も是非みてください。

M-1はあくまで若手の大会 ニュースターへの期待

それでもやはりM-1はサンドウィッチマンやミルクボーイのような売れていない若手の大会であってほしいとも思うのだ。
今回パンポテやシシガシラ、ストレッチーズを通過させなかった決断が、すぐに決勝の満足度に響くとは思いませんが、ひょっとすると将来的に歪みにつながるリスクもあるものだと思う。

ただM-1が大好きなので、わずか2年前の2019であれほどの選考と伝説が残ったのだから、こんな素人まがいのコラムの問題提起は杞憂に終わることと思うようにしたい。
準決勝通過25組全員の健闘を祈って終わりにします!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?