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冷房を27度に設定すると寒く、28度に設定すると暑い。煙草を吸い過ぎて喉が痛い。最近歌ってない。

生きる意味が全くない。何のために生きているのか分からない。生きるために意味が必要なのは、これはもう習性のようなもので、俺は一生意味から逃れられない。多くの人はそんなことは考えないのかもしれない。生まれたから生きるだけ。でも生きているというのは異常な事態だ。お金もかかるし時間もかかるし、誰かをひどく傷つけたり、ひどく傷つけられたりといったことが起きる。過去の失敗は取り消せないし、未来への不安は次々湧いてくるし、こんな自分と四六時中一緒にいなければならないのは、とても疲れる。なのに身体はしぶとく生きたがっている。お腹が減るし、時々無性に誰かに会いたくなる。思考と身体の状態が一致しない。大好きな人のLINEやSNSをブロックして遠ざけたり、何がしたいのか本当に分からない。乖離はますます広がっていく。こんな状態で生き続けるのはつらい。ただ生きてるだけなのに。こんな狂気の沙汰、何か意味でも見出さないととてもやっていられない。でも冷静に考えて鬱病弱者男性の価値は薄い。無と言っていい。価値でもないともうここにいる意味はないのに、その意味が見つけられない。酸素が欠乏していくようにどんどん意味が萎んで希薄になっていく。怖い。幽霊のように希薄なのに生身の肉体が痛い。苦しいから今すぐ死にたい。早く死んだ方が誰にとっても良いという気がする。自分にとっても、他の誰かにとっても。

何ヶ月も歯が痛い。

何ヶ月も泣いてない。最後に泣いたのいつだっけ。

人に認識されるのが怖くなって静かな暮らしを始めたけど、日に日に悪くなっていく気がする。そんなことはないかもしれない。今日はたまたま鬱の症状が強く出ているだけかもしれない。過去の記憶がぼんやりしてあまり上手く思い出せない。どんな暮らしをしていたっけ。
なんでこの部屋で暮らしているんだっけ。暇な時どうやって過ごしてたんだっけ。昨日何食べたっけ。何が好きなんだっけ。何も分からない。
去年奈緒と別れてから時間が止まっている気がする。一年以上過ぎたのに、時間が全然経ってない。おかしい。
最近長い夢をよく見る。たまに奈緒が出てきたり、他の女の子と楽しく過ごしたり、楽しい夢が多い。今日は麗子さんに会えたので嬉しかった。夢を見ている時が一番楽しいかもしれない。でもせっかく会えても夢の記憶はすぐになくなってしまうので、寂しい。

人に認識されたい。ここにいるということを知ってほしい。こんなに苦しいということを分かってほしい。それは追体験してほしいということだ。同じ気持ちになってほしいということだ。取り憑いているんだ。悪霊になっちゃった。
俺は負のオーラを纏っているので、多分人が離れていくだろう。

言葉を喋っている人は馬鹿だ。言葉に頼っている奴は、もっと大馬鹿だ。人と話したりなんかしたくない。そんなことしても疲れるだけ。ただ一緒の場所で一緒の時間を過ごして、お互い別のことをしたり、寄り添ったり、踊ったりしたい。でも人と会うためには会話をしなければならない。会話をしなければお互いを認識できない。大人同士が知り合って関係性を維持するためには、言葉を交わさなければいけないらしい。俺の部屋に誰も夕飯を食べに来ない。ずっと待っているけど、誰も来ないので、もう諦めようかと思っている。

文章を書くといつも何か大事なことを書き忘れているような気になる。この記事もまた人が怖くなって非公開に戻すんだとしたら、俺は一体何がしたいんだろう。

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