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滝のように鼻水が出続けている。頑張る気力が完全に失せたので仕事を休んだ。連絡も別にいらないと言われていたので黙って休んだ。俺は会社ですら不登校になってしまった……

ベッドから起き上がれず音楽などを聴いて過ごした。あまり記憶がない。開け放した窓から吹き込む風が春のようにいい香りで、懐かしいようないい気分になった。小春日和というやつだ。

昼頃少し体調が良くなった気がしたので天津飯を作った。レシピを見なかった割には上手にできて美味しかった。洗い物が増えてだるい。
洗い物を放置してまたベッドに横になった。不安はなかったが暇だったのでロラゼパムを飲んだ。三個飲んだ。

目を閉じると無秩序な思考や風景が混ざり始めて、いつの間にか眠り込んでいた。数時間眠ったら夜になっていた。

俺が眠っている間にもslackは動き続けていて、みんな働いてるのに俺一人遊んでていいのかみたいな気分にやっぱりなる。ごめんなさいごめんなさい。もう動けない。このまま朽ちていきたい。誰も俺を必要としなくなれば安心できるという気がする。ずっとベッドにいた。何もない一日だった。何もない一日なんてのがあるんだ。同じ今日は二度と来ないのに。だるい。しんどい。めんどくさい。生きるのがめんどくさい。頭が痛い。脳がおかしい。こんなになってまでどうして生きていられるんだろうと思う。考えるのがめんどくさい。重力が重すぎる。動きたくない。疲れに押し潰されている。何も見たくないし聞きたくない。苦しい。苦しみを感じたくない。

苦しみを発散して解放させなければならない。苦しみを解放するにはエネルギーが必要だ。エネルギーが枯渇している。苦しみが内側に降り積もっていくのをどうしようもなく見ている。手の施しようがない。

明日は仕事に行けるかな。風邪を治すのが先だろうと思う。鬱と風邪のコンボはやばい。大沼さんなんかは風邪ひいても休んだりしないので、なんて自分はダメな人間だろうという気分になる。ところでどうしてみんなそんなにいっぱい働くんだろう。

俺の人生には何の意味もなかったし、これから先も何一つ意味はない。それでいい。灯火が一つ消えるみたいにふっといなくなって、誰かが一瞬寂しがってくれたら、それで満足だ。

いっぱい眠りたい。脳みそがどろどろに溶けてわけがわからなくなるまで眠り続けたい。夢で今まで出会ってきた人たちにまた会いたい。原っぱで紙飛行機を飛ばしたり、同じクラスで隣の席だったりしたい。


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