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アニメ「平家物語」と"羊文学 - 光るとき"

フジテレビの「+Ultra」枠で1月から放送されてるアニメ「平家物語」みた。日本史好きマンとしては題材が題材だし、絵もきれいだし期待して観たんだけど想像以上に素晴らしかったです・・・!!満足度がスカウターぶっ壊れるレベルだよ!

《祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり 娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす》平安末期。平家一門は、権力・武力・財力あらゆる面で栄華を極めようとしていた。亡者が見える目を持つ男・平重盛は、未来(さき)が見える目を持つ琵琶法師の少女・びわに出会い、 「お前たちはじき滅びる」と予言される。貴族社会から武家社会へ―― 日本が歴史的転換を果たす、激動の15年が幕を開ける。

平氏の棟梁・平清盛の嫡男で後継者である平重盛のもとにあらわれた琵琶法師の少女が主人公。原作はもちろん古典の「平家物語」ですが、このアニメは古川日出男が訳した本をベースとしています。初回では平清盛はじめ、のちの建礼門院である平徳子や、重盛の息子である維盛、資盛、清経、有盛が登場するけれど、彼らの行く末もまた・・・。

監督は京都アニメーション出身の山田尚子。キャラクター原案は漫画家/イラストレーターの高野文子。音楽はagraphでも活躍する牛尾憲輔。

声優陣も、悠木碧、櫻井孝宏、早見沙織、玄田哲章、千葉繁と豪華絢爛。


いまちょうどNHK大河ドラマで「鎌倉殿の13人」やっているけれど(2話の段階でさすがに面白い)、ちょうど「鎌倉殿」の少し前の時代から話が始まっているし、両方を楽しめるのはいいですね。

下記リンクのnoteでも両作品に触れてた。令和の時代に源平合戦が始まっている。「鎌倉殿」は、北条義時の血脈がジャンプ連載中の「逃げ上手の若君」の世界につながっていくんだなーとも感じながら観てる。いま、元寇を描くエンタメ作品があったら源平~鎌倉初期~鎌倉中期~南北朝で繋がるよな。あるんかな。


主題歌の話です。羊文学の「光るとき」。もともと音楽メインで書こうとしてたんだけど、アニメがあまりにも良かったのでそっちが先になってしまった。たぶん制作側から依頼があって書いたのだろうけど、驚くくらいアニメとマッチしていてパーフェクトな仕事だと思います。シューゲイザーっぽさが儚さを増強していて良きかな。

最終回のストーリーは初めから決まっていたとしても
今だけはここにあるよ 君のまま光ってゆけよ
海風を切る 胸いっぱいに
ゴーイング ゴーイング 息をするんだ
今日を旅立つ準備はいいかい

「平家物語」のストーリーにぴったりと寄り添った歌詞がいいですね。


こちらはエンディング。agraphとANI(スチャダラパー)のコラボ。






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