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タヌキ商店についてのまとまらない考察

服屋に入ると店員がめちゃくちゃ話し掛けてくる。

これが大嫌いである。

「サイズお出ししますよー」「いいですよねそれー僕も着ててー」「今年のトレンドなんですよー」もろもろ。知らんがな。あ、これいいなと思っても話し掛けられると途端に萎えてしまう。ちょっと値段だけ確認したいだけなのに、服の特徴についてベラベラ喋ってくる。店員が見ていない隙にさっと値札を見る。なぜこんなにコソコソせねばならない。俺はコミュニケーションが得意ではないし、いや、よしんばコミュ二ケーションの鬼であったとしても、服くらいひとりでゆっくり選びたいと思うであろう。そのくせ、ちょっと聞きたいことがあっても全く察しようとしてくれない。アイコンタクトしてもスルーである。

こんなこと考えてる人多いんじゃないだろうか。話し掛けることで販売の機会を逸しているようにすら思えるし、お店の入り口に「どんどん話し掛けていいよタグ」と「話し掛けんなゆっくり選びたいタグ」を置いて選択できるようにしたらたぶん80%くらいのひとが後者を選ぶと思う。

話し掛けて欲しくないから、服屋に入るときはイヤフォンをするようにしているんだけど、とあるチェーンはそれでも話し掛けてくる。コードのついてるイヤフォンである。音楽聴いてる人に話し掛けるのは非常識だろう。ある意味、話し掛けんなサインである。どことは言わないが某ジャ(あっ


だからユニクロやGUにお客奪われんだよ。




さて、前振りが長くなったが、本題だ。

「あつまれ!どうぶつの森」のタヌキ商店についてである。

これはゲームをプレイしている人じゃないとわからないのだけど、お店が2つある。雑貨や生活必需品の類を売っている「タヌキ商店」と、洋服を売っている「エイブルシスターズ」である。入店すると店員であるタヌキ×2名(エイブルシスターズはハリネズミ)がプレイヤーにひたすら張り付いてくる。マンマークである。

行くところ行くところ着いて回ってくる。言葉を発している素振りはないが、何か手に取るたびに絶対に何か話し掛けている。

邪魔!!!!イライラするっ!!


たまに蹴散らしたい衝動に駆られるほどである。

リアル社会だったらクレームモノの行動ではないか??

PSGのネイマールにがっつりマークについてきたマルセイユの酒井宏樹に対し、暴言を吐いた事例と似たようなことが発生しかねない。あかん。


「あつまれ!どうぶつの森」というゲームはどこか人間社会の不条理を意図的に表現しているようにも思える。例えばスコップで穴を掘ってもうまく掘れなかったり、明後日の方向に釣り糸が飛んで行っちゃったり。いちいち借金に利子がついたことをお知らせするメールが来たり。家にゴキブリ発生したり。そういったやりにくさ、面倒臭さはやはり「あえて」仕込んでいるのだろうなあ。すべてが「理想的で快適」ではないのだ。

だとしたら、あの「しつこくついて回ってリラックスして買い物させてくれないタヌキども」も「あえて」なのだろうか。「直立不動でニコニコしてる店員」という設定ではなく、わざわざ「異常とも思えるレベルの追い回しをする店員」に仕上げたのも何か意図があるのだろうか。


うーん、ディープ・・・・



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