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東京生まれ東京育ちの東京の大学生からインタビューを受けた時に感じたこと。

駒澤大学1年生からの突然の取材のメール。テーマは社会学の実習授業で、自分が興味のある分野で活動されている方にインタビューをしてレポートにまとめる的な内容。

きっと香川県生まれで、大学から東京に行った子なんだろうなあと思って話を聞いてみたら、「いえ、自分は東京生まれ、東京育ちなんです。実家が都内で親と住んでます(笑)」。

どうやら駒澤大学の社会学の教授が地域関連のプレーヤーや会社をまとめてくれてる中で紹介してくれたみたいで、以下の記事を読んで興味を持って連絡をしてくれました。(改めてライターの湯浅 裕子さん、ありがとうございました!)ということで実際に取材内容は「地域事業について」。改めて瀬戸内っていう地域に興味があったみたいで、色々と話が弾んで約1時間半お話をすることになりました。

10代、20代にとって最高の地方創生事例は「東海オンエア」

愛知県岡崎市を拠点にYouTuberとして活躍する「東海オンエア」。テレビ全盛期時代の大泉洋を超える存在だと思ってもらえたらいいんだけど、彼らはトップYouTuberとしては億単位の売上をあげてて、最近ではメンバーのりょうくんが岡崎市にカフェを出したりして精力的に地元で活躍している。

今では愛知県岡崎市をむしろ知らない10〜20代はいないくらいの地域になっていて、東海オンエアが岡崎市役所で企画をしたら次の週末に視聴者が聖地巡礼で市役所に訪れるというのは有名な話。

そんな話で盛り上がりながら、「東京から見た地方の課題」と「ローカルから見た地方の課題」の認識の差などの話をしながら会社の成り立ちやローカル発のメディア・インフルエンサー事業を地域事業という観点からインタビューをしてもらいました。

叔父も叔母も父も母も東京生まれ世代が当たり前。そんな時代に、「地方」で働く理由を作れるか問題。

インタビューしてくれた彼のように、東京出身で東京の大学に進学し、就職も東京。地方との接点が圧倒的に少ない時代にいかに地方に地縁を作れるか、若い時に地方の魅力に触れてもらえるかが大切という話になりました。東京に対してやや閉塞感を感じてるのも興味深かったです。

そして、今の時代感の中で地域で事業をやるには、「その地域への愛着やこだわり」がないと難しいということ。そして大事にしてることってなんですがっていう問いに対して「ブレない理念が大事」だよねという話をしました。

ローカルだからこそぶち当たる、東京とはまた違った壁がめちゃくちゃ多い。事業への理解者を地域にどう増やしていくか、新しい会社をそもそも理解してもらうためにはどうしたらいいか。そんな自分が日々感じている課題に対して改めてピュアな気持ちで聞いてもらえて、自問自答をしながら言葉として紡ぎながら伝えていくことができたのは、本当に有り難かったです。

コロナが落ち着いたら香川県でうどんを食べようという話をしたので、また来てくれるのを楽しみに頑張って行こうと思います。むしろ取材をしてくれてありがとうございました。レポート仕上がりが楽しみです。また会おうサニ!

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