supernova
『うつくしいものを 美しいと思える あなたのこころがうつくしい』
相田みつをの詩だ。
去る12月13日(火)、代官山 UP SIDE DOWN Galleryにて開催の『戸田真琴12ヶ月連続ZINE発売プロジェクトFINALE:写真展「supernova」』に行った。
来年2023年1月でAV女優を引退する戸田真琴が、2022年の1年間毎月発行してきたZINEの最終章を飾る企画。これまでに発売したZINEの販売や、これまでに撮影してきた写真の展示・販売、戸田真琴の衣裳部屋の再現、さらにはガチャガチャや「かくれまこにゃん(戸田真琴が描く猫のキャラクター(かわいい))はっけんでプレゼント」など遊び心に溢れた楽しい催しだ。
1階と2階を螺旋階段で繋ぎ、壁や台の上、天井から吊るされたタペストリーとさまざまな写真が展開されている。もちろん全て戸田真琴をモデルにしていており、同じものは1枚もなく、写真によっては別人にすら思えるから不思議だ。
写真を撮影した飯田エリカさんがいらしたのでご挨拶させていただく。写真の感想はもちろん、先日のNHKのニュースの特集を拝見した件、以前戸田真琴監督作品の映画上映後のアフタートークで書店員の花田菜々子さんとのトークがとても素晴らしく、単独のイベントととして開催してもいいくらいよかったことなどをお話しさせていただく。
そのあと、戸田真琴さんご本人が在廊されていたのでご挨拶させていただく。オフのまこりんもかわいい(超かわいい)。
アクリルスタンドを購入し、ガチャガチャも回す。本人の見ている前でC賞のマグカップを引き当てる。双子座なのでふたごにゃんのマグカップをいただく。転売したら即身バレするやつ〜(死んでも手放しません)。
帰ろうかと思っていると晴れているのに雨が降り始めた。天気雨だとギャラリーにいた皆が外を見る。(まこりんのTwitterかインスタに動画があった気がしたがなかった。ストーリーだったかな)
雨が降っている中で太陽の光が差し込んでくるその様子がとても神々しく、「あ、ここでこれを見るために自分はここに来たのかな」と感じた。「戸田真琴の世界観」を感じるために自分は今ここに立っているのだと。大袈裟だろうけど、そんな風に感じた。
A4サイズ1枚とL2判の写真2枚を購入。本当はこめかみに手で作ったピストルを当てている写真がかっこよくてほしかったが価格的に断念。ぼったくられてなければ買えたんですけどね!ホントだよ!!!
帰宅後、購入した写真を飾る。それでも十分思想が強い感じには見えるだろうか。
やはりギャラリーに入ってすぐのところにあった文章が全てだと思う。
これから自分は戸田真琴に失恋するんだ。そう思うと1枚1枚の写真を脳裏に焼き付けるように見ることになる。この恋がとても素敵なものだったことを忘れないために。
「美しいものを美しいと思える」、それはその対象が見る側の魂を浄化させ、真の姿を見せようとしてくれるから。それに応える形で見る側も全力で心を開き受け取ろうとする。つまり「対話」である。対象との対話が心から通じ合えたとき、それを「美しい」と感じられる。というのは今考えたことだ。
「supernova」というと、学生時代に散々聞いていたBUMP OF CHICKENの曲を思い出す。
12月18日(日)まで開催しているので少しでも興味を持った方はぜひ足を運んでみてください。
戸田真琴は永遠に輝き続ける。
追記
なぜお二人に直前に行った「Perfume Closet」の話や、Dr.ハインリッヒの話をしたのかは自分でも分からない。単純にオススメしたかっただけかもしれない。
でも、「強い信念を持った女性」という点で全員尊敬しているので、最近のフェミニズム的な観点で(自分の「フェミニズム」の捉え方が正しいとは一切思ってない、実際全然理解できてないと思っている上で)どこか通ずるものがあったと思う。
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