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井の頭線で見た小学生についての考察

次は街づくりについて書くとは言ったけれど、予定変更。
京王井の頭線で昨日見た小学生について書く。

平日の午後だけど渋谷発の各駅停車に人は結構いて、小学生は左に2つ、右に1つ席を空けて座っていた。
立ってる人もちらほらいたけど、その席は空いていた。

駒場東大前まで電車は進んで、50歳くらいのおじさん3人組が話しながら乗ってきて、小学生の前に立った。
小学生は気を遣って、1つ右にずれて、おじさん3人組が座れるようにした。
小学生が長い座席の真ん中、ドア側から3つにおじさんという配置になった。

その場に温かい空気が生まれた感じがした。おじさんたちはお礼を言って、僕も微笑んでしまった。すごい大人な子供に見えた。

その後下北沢で、大学生(おそらく)が3人組が
乗ってきて、小学生の前に立った。
古着っぽいオーバーサイズで、少し着崩していて、声が低くて、大きいお兄ちゃん。
小学生は多分、あまり関わったことのない人種だった。
小学生は席を立って、小走りでドア近くに行った。
小学生の気持ちを想像すると、超大型巨人が壁から顔を出しているところを見たアルミンみたいな気持ちだったと思う。

大学生は何事もなかったように小学生がいなくなった所に座った。

何が言いたいのか自分でもわからないけど、優しい人が報われてほしいなって思う。

大学生にもきっと悪気はなくて、報われるっていうのもこの場面ではなにを指すのかはわからなくて、色々と重なった場面だったんだと思う。

でもそれが人生で、人は人と重なって生きていくしかなくて、だから誰かが知らないところで損したり我慢したりしなきゃいけなくて。

そういう人が報われてほしい。
もちろん報われる基準はその人の努力とか運次第なんだけど、あの子の運が爆上がりしてほしいって思った。

そういう人の心の拠り所として、プリメーロが存在できたらなって思う。
今日なんかもやもやしたけど、週末はプリメーロの試合を観れるからって思う人を増やしたい。

こういうことって確実に誰にでもあると思うから、そういう日常に楽しみを与えられるサッカークラブになりたい。

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