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占い師のデッキ語り②

前回はラディアントライダーウェイトタロットをご紹介したのですが、今回はこのデッキをご紹介したいと思います。


デヴィアンドムーンタロットです(ボーダーレス版)
インスタ占いを始めた3ヶ月後くらいだったかな?占い師さんのTwitterやインスタでよく見かけるようなシャレオッティーなカードがどうしても欲しくなった私。
しかしネットショップでは届くのに時間がかかるため(当時Amazon prime会員ではなかった…)、実店舗で取り扱っている所はないか調べたところ、タロティスト界隈にいたらこちらも一度は耳にする「ニチユー株式会社」さんの「世界のトランプ、タロット展」がヒット。
静岡県に住んでいる私は隣県の書店で行われているそちらのイベントへ次の日に直行しました(この時、前回の記事で紹介したデッキでセルフリーディングしており、デッキからは買うのを止められていたが無理矢理行った)。

電車を乗り継ぎ1時間以上かけて向かったのを覚えています。
そこで目にしたのがこのデヴィアントムーンタロットでした。
実はAmazonで見てた時から気になってたこのデッキ。


絵柄がかなり独特でホラーチック、背面も黒魔術的なデザインになってます。
永遠の中二病を自称する龍崎は一目見たその日から気になって仕方がなかったです。
ネットショップでよく見かけることはあるものの、当時の自分の周りではあまり使ってる方がいなかったのもポイントでした(他人と被るのは嫌だし、でもこだわりたい天秤座の性質でしょうか)。

実はこの時他にも2つのデッキを購入しているのですがそちらはまた後日お話したいと思います。

早速家に帰ってファーストリーディングに挑んだところ、「コノクソガキガァ…もっと勉強してからじゃないと俺は使いこなせねぇぞナメヤガッテェ…」とツンツンツーン!!!されたのをよく覚えています。怖かった。
たしかにタロットを始めて数ヶ月しか経っていないのによく購入したなぁと今では思っています。

その後も何度か展開したりしてみたのですが、どうにも手に余るような感じがあったので、実践では使わずにとにかくカードの解釈をがんばりました。
捲ったカードの絵柄から3秒以内にキーワードを決めるよう訓練したり、デザインされた絵や象徴からイメージを膨らませて、このデッキ特有の解釈というか、自分のマニュアルのようなものを作るように意識していたのを覚えています。そしてこのマニュアルは今は全く使っていません。ちゃんと基本的な知識や勉強が身についていれば自然と応えてくれるデッキなんでしょう。

そんなこんなで勉強をするだけして封印して数年経ち。
活躍の場がやって来たのはツイキャスで配信を始めて少ししてからでした。
その頃にブラック企業ばりに使い倒していたデッキに「モウムリィ…ヤスミガホチィ…」と言われて引っ張り出したのがこのデッキです。
「そろそろあなたに出て来て欲しいんだけどどうかな?」という問いかけに対して、「今のあなたから一歩前進させてあげる。あなたの占いに深みを持たせましょう。新しいこと、たくさん見せてあげるよ」という並びが出て来た時の嬉しさは大きかったですねー。
何かや誰かに認められると言うのはやはり安心できます。まあそれが病みつきになると思考が他人軸となりメンタルがヘラったりしやすくなったりするので気をつけないといけないんですがね。

その後このデッキも実践投入して展開していったのですが、手こずりながら打ち解けていったような感覚でした。
このデッキは人の潜在意識や過去を深く掘り下げるのが得意なのですが、それに気づいたのがいつ頃だったのかは正直覚えていません。
自然と伝わってきていたのかな、それとも気づくきっかけがあったんだっけ。
親友と「俺たちなんで知り合ったんだっけ?」みたいな感覚と近いような感じかもしれません。

「最近なんかパッとしないです…」とか、「好きな人と拗れてしまって、まだ好きではいるけど自分が今後どうしていけばわからないんです…」といった、相談者が悩んでいる出来事に対して原因が分からない、自分の行動指針が見えない、といったような時にケルト十字で展開するとバランス良くアドバイスを示してくれます。
ツイキャスを始めた当初はケルト十字の枚数の多さが苦手だったので、このデッキのおかげでリーディングが上達しました。

ボーダーレス版という外枠の白い線が無いタイプで、ダイナミックに絵柄が飛び込んでくるので、展開した時にパッとイメージも広がりやすいです。
それ故に使い込んでいくとカードの縁の傷やめくれなどが出てきて目立ってくるのですが、私的にはそういった部分を見ると自分の占い師としてのこれまでの歴史を実感できるので特に気になりません。むしろ愛おしさが増していきます。

質感はやや薄くペラいのですが、気をつけてシャッフルをすれば折れ曲がりも回避できると思います。
細身のカードなので手の小さい人でも扱いやすいかもしれません。
ここ最近は恋愛相談が多いのでこの子もあまり出番はありませんが、機会があれば配信中でもお披露目させていただいております。
この子ともっともっとその人の悩みや苦しみを一緒に理解して、道を指し示せるようになるといいな。

それではまた次回♪


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