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占い師の自分語り①

龍崎は元々占いがめちゃくちゃ好き!!
という訳ではありませんでした。
テレビや雑誌で占いを見かけたらなんとなく見るし、街中で占い屋さんを見かけたらちょっと気になったりする程度で、自分が占い師としての道を歩むとは想像もしていなかったんです。 

そんな私が初めてタロットに触れたのは、結婚まで(勝手に)考えていた恋人にいきなりフラれたのがきっかけでした。
自分の人生の道筋がいきなり絶たれ、悲しみと絶望の渦に飲まれた私は毎日泣いてご飯も食べずに過ごしながら、藁にもすがる思いで電話占いを受け、復縁を望むあまりのめり込んで行き、お金がどんどんなくなっていきました。
このままでは依存しきって戻れなくなる、という焦りと、このまま私の人生はどうなるのだろうか、という不安と毎日戦っていく中、ふと閃きました。

「自分で占えばタダだしすぐ結果分かるんじゃね?」と。

そこからすぐタロット占いについてネットで調べて行き、ある占い師さんのブログへと辿り着きました。
初心者がタロットを勉強するための方法や行き詰まった時のアドバイス、実際に占った例などとても分かりやすく書いてあって、自分でも扱えそうだ、と暗闇のどん底にいた中、光が差したような気がしました。
その占い師さんのブログは今でも時折見返して初心に帰るようにしています。
名前は伏せますが、本当にその占い師さんには感謝しています。その節はありがとうございました。
素敵なブログを書いてくださって、こんなド陰キャ地雷女を救ってくださって、本当にありがとうございました。

元々わたしはゲームとお絵描きが好きな友達のいない陰キャで、新しい趣味でも開拓しようかなぁと当時は色々模索しておりまして、
プライドも高く、周りと同じようなありがちな趣味は嫌だ、という気持ちもあったので(なんて女だ)占いができたら希少価値!!!なんて安易に思ったところもありました。アホ丸出しですね。

そんなこんなで、電話占いですってんてんだった中、貯めに貯めまくったauポイントで引き換えて、初めてお迎えしたデッキがラディアントライダーウェイトタロットというシンプルながら色鮮やかで、しかし昔ながらなデザインのオーソドックスなカードでした。
届いた時のワクワクとドキドキは今でも忘れません。
当時は確か5月半ばの春でしたが財布と口座が秋をすっ飛ばして冬を迎えていたため本を買う予算もなく、図書館で予め借りていた教本を片手に、ドキドキしながら家にあったしわくちゃのバンダナの上でカードを捲ったのを覚えています。
その時にカードになんて問いかけたか、どんなカードが出たのかは覚えていないのですが、とにかく思い当たる節が多かったのは確かでした。
そこからわたしの占い師としての人生は始まったのでしょう。
今となっては恋人にフラれた事も、電話占いに有り金突っ込んだ事も、このために必要な経験だったんだろうなぁと思っています。
人生って本当にためにならないことはないんだなとも思いました。

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