ねり消しで動物をつくろう! 第2号イヌ★★
時間は空きましたが、第2号です。
難易度は★★です。前回のアザラシより難易度が2倍になりましたが大丈夫です。陸に上がって、4足歩行になっただけです。
今回は、ちょっと頭を大きめにして仔犬っぽくしています。
初めは耳の配分がちょっと難しいので、頭が大きいほうがやりやすいのです。
完成はこちら、ちょっと作りは粗いですが、これくらい作れればイヌっぽく見えます。
電車内で動物を作る際は注意しましょう。
時々、背後から囁くようにリクエストされます。
「おい、あいつ次なに作るんだ?当てようぜ。」的な男子高校生のヒソヒソ声が聞こえたりします。
ちなみに私は、ペンギンをリクエストされたので、途中までペンギンと思わせてまさかのゴ○ラを作りました。してやったり。
それではまずは丸の状態から。
前回のアザラシと同じように頭の凸をつくったら、前足と後ろ脚の配分を考えて分けましょう。
前足が少なめ、後ろ足が多めの凸です。
次はしっぽの凸を指先で作りましょう。クルクルまわすようにすると上手くできます。
こんな感じです。波のように凹凸ができてしまっていますが、後ろ足を作るときにここは触るのそこまできにしなくてもOKです。
次に、大まかに頭を作っておきます。アザラシと同じ感じで良いです。
耳を作るので、頭のてっぺん辺りに凸を作っておきましょう。
横から見るとこうです。ただ人によって作りたい犬の顔は違います。もっと丸みがある顔だったり、鼻が短かったりと、思い思いの顔を作りましょう。
ちなみに私の作るイヌは、昔飼っていた柴犬の入った雑種に似ています。
どうしても記憶の中にあるコロに似てしまうんだな、これが。
後ろから見るとこうです。頭周辺でボコボコになっている場所あれば、ここで直しておくと楽です。指の腹でなでるように押すと綺麗に直せます。
次に足を作り始めましょう。
親指の横で割るようにすると、前も後ろ脚も綺麗に分かれてくれます。
分かれたら、クルクルと回すようにしてやると、前足の元となる2つの凸ができます。
横から見るとこんな感じです。
後ろ足も同様に作りますが、このように根元を少し潰して平たくすると後ろ足っぽさが増します。
前・後ろの両足の原型を作り終えたらしっぽの細部です。
しっぽは、後ろから親指を添えて人差し指の腹で少し回すようにすると綺麗にできます。
こんな感じでピンとさせます。
ところで、上の写真で後ろ足の形が変わっていることにお気づきでしょうか。
この後ろ足はほぼ完成形です。
しかし、足の細部は少し難しいので、無理だと感じたら初めは伸ばすだけでもOKです。
それでは、後ろ足の細部を作っていきます。
まずは、後ろ足をすこし後ろの方向へ傾けます。
次に、前から指先を添えて、後ろから親指で段差をつけてやります。
段差をつけると(写真左)、このように後ろが少し汚くなります。
できるかぎり綺麗にしておきましょう。
綺麗にするとこんな感じです。
一か所段差をつけただけで、グッと後ろ足感が増します。
もう一つ足の先に段差をつけます。今度は親指を前から添えて、人差し指の先で段差をつけてやります。
後ろから指を当てて位置を整えてやります。
位置を直してやることで、後ろ足が前に傾きました。
今回は左後ろ足が前、右後ろ足が後ろにポジショニングしています。
前、後ろと変えてやることで立った時の安定性が増します。
前足も同じように段差をつけてやります。
最初の段差は前に親指添えて、後ろから人差し指を当てます。
こんな感じです。前足先にも段差をつけてやってもよいですが、一応これだけでも様になります。
すべての足の細部を作ったら、次は耳です。
先にも書きましたが、足の細部が難しい場合は、足を細長く伸ばすだけでもOKです。
こういうのは、やっているとそのうち作れるようになっているものです。
人差し指の横や先で耳を2つに分割しましょう。
分割したら、このように細長い凸を作ります。
細長い凸を軽くつぶして
耳の先っぽを細長く尖らせます。
耳を作っていると顔の形が少し崩れるので、整えてやりましょう。
この整える、という作業は犬の形をどれだけ3次元で想像できるかどうかが大切です。
すなわち、慣れですね。はい。私も初めて作るときは、整える作業がうまくいかないことも多いです。
後ろから見るとこんな感じです。
完成形はこうです。
実は耳などの細部をもっと作りこむことはできるのですが、長くなってしまうので作りが粗いです。
さらにポーズをとらせてあげましょう。
上から撮ると遠吠えしているようにも見えます。
前回の宣言通り、ちょっと綺麗なオレンジ色のねり消しで作りました。
香りもほのかなオレンジの香り。
前回のミントよりも柔らかくて初心者向きです。
それでは、良いねり消しライフを!
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