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痕跡

理解とは、その人と同じ気持ちになること、合意を得ることではない。むしろ自分と相手の間にある深い溝に気づくこと、他人のみならず自分自身との関係においても言葉の無力に深く傷つくこと、ここから理解へのたどたどしいけれども確かな歩みが始まる

大切なことは、わからないものをわからないものとして知ること


わからないものをわからないものとして知ること。
足るを知る。知足という言葉にもつながるなとも思った。
他人を理解し始めることで自分自身を知っていく。

また、そうしたまなざしによって深く刻まれてきた痕跡がその人の証でもあると思う。
その痕跡が意外と人を救っている

そういう弱さや傷つきやすさや、痛み、挫折が人を支えるのかもしれない

今そんな強さや美しさ、便利さ、かっこよさ、気持ち良さ、さ、さ、、、が溢れすぎた上っ面に渇きをおぼえているのかもしれない
とはいえ、そうせざるをえないというもう一つの陰もそこにはあるから、これもまた一つの痕跡。




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