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高倉龍之介エッセイ集(政治フリージャーナリスト)

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政治フリージャーナリスト、高倉龍之介のエッセイ集です。 鋭い考察で、今の政治の闇を斬ります。
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記事一覧

財務省の嘘を暴け! エッセイArticle 40

2月21日、国民の怒りが爆発する歴史的デモが始まる財務省解体デモが突きつける日本の現実 2月21日、財務省前で開催される解体デモが急拡大している。前回の倍以上の参加者が見込まれ、仕事を休んででも駆けつける者が続出している。 これは単なる抗議活動ではない。政府の増税政策、財政運営の欺瞞、そしてマスメディアの沈黙に対する、国民の限界が可視化されているのだ。 増税の果てにあるもの 財務省が仕掛ける「プライマリーバランス黒字化目標」とは、一種のカルトに近い。国民の生活がどう

政治の腐敗は誰のせい?エッセイArticle 39

無関心が生んだ「今の日本」 日本人はなぜこんなに呑気なんだろう。どうして毎日、不満を抱えながらも、政治を他人事のように扱うのか。「政治がクソだから」と言って、それで終わりにする。だけど、そのクソみたいな政治家を選んでいるのは誰だ? 日本の政治は、無関心の上に築かれた腐敗の城だ。選挙に行かない、調べもしない、だから利権にまみれた政治家がのさばり続ける。「どうせ変わらない」と言いながら、何もしない。そのツケが、今の日本だ。 平和ボケが生んだ「政治ごっこ」 日本人は戦争も

政治的パフォーマンスを暴く エッセイArticle 38

公明党の二枚舌?思惑と政治的パフォーマンスを暴く! 公明党と国民民主が手を組んだ。表向きの理由は「103万円の壁」を引き上げるため。労働者の負担を軽減し、経済を活性化させるためだと言う。だが、本当にそうだろうか? 政治は、いつの時代も分かりやすい敵を設定する。今回のターゲットは税制だ。「103万円の壁」を打破することで、公明党は国民の支持を取り戻せると踏んでいる。しかし、それは単なるポーズに過ぎない。彼らは、長年政権与党の一員としてこの制度を放置してきた。今になって「庶民

政府の”不可解な優先順位”エッセイArticle 37

日本人は二流市民なのか? 最近のニュースを見て、愕然とした。日本政府は、インド人留学生や若手研究者に対して一人300万円、総額8億円の支援を計画しているという。しかし、日本の国立大学では学費の値上げが進み、日本人学生は奨学金という名の借金を背負いながら、ギリギリの生活を強いられている。何かが狂っている。 血税は日本人のためではないのか? 政府の説明によれば、この支援はAIなどの研究力向上を目的とし、日本とインドの技術交流を深めるためだという。だが、それならば、なぜ日本

石破茂の「従属外交」エッセイArticle 36

日本はいつまで米国の影で生きるのか「独立国家」とは何か?それは、他国の顔色をうかがわず、自国の利益を最優先する国家のことだ。だが、日本の外交はどうだろうか。特に、石破茂氏の姿勢を見ていると、どうしても「従属」という言葉が頭をよぎる。日米同盟が必要なのは百も承知だが、日本はその関係の中でどこまで主体性を持てているのか。いや、もはや持とうとしていないのではないか。 石破氏がトランプ前大統領と行った会談。その報告には、まるで米国の意向をそのまま日本の方針として受け入れたかのよう

福山哲郎の「多様性」論の正体 エッセイArticle 35

日本の家族制度を破壊するのか? 福山哲郎という政治家のスタンスを考えると、彼が掲げる「多様性」政策は表面的には美しいが、その内実は極めて曖昧であり、国民に対して何かを強いる危険な側面を孕んでいる。特に、彼が国会で選択的夫婦別姓や同性婚の実現を石破首相に迫った場面は、日本の伝統や社会秩序に対する一種の挑戦のように映る。 アメリカのトランプ大統領が「多様性・公平性・包括性(DEI)」政策を廃止する大統領令に署名したことを受け、福山氏は「日本は米国の状況にお付き合いすることな

野党は追及せよ!エッセイArticle 34

野党は追及せよ!〝岩屋毅外相は外交放棄?7時間で発言5分、税金の無駄遣いを暴く!〟日本の外交力崩壊?岩屋毅の“空席”国会と中国との疑惑の関係を徹底追及せよ! 外相とは何なのか? 国会に座っているだけの外務大臣。14時間の質疑応答のうち、答弁はたったの1回。国会の形式美を保つためだけの存在。それが岩屋毅だ。日本が世界から取り残され、外交力を失い、ただの島国に成り果てていく、その象徴だ。 外務大臣が外交しない国。これはもはやジョークの領域を超えている。2月4日、約7時間の

観光立国の裏で何が起きているのか?エッセイArticle 33

中国春節旅行、日本が首位 観光立国の裏で何が起きているのか? 中国人観光客が日本を飲み込む、その現実 春節の連休、日本は中国人観光客の海外旅行先ランキングで1位になった。円安、ビザ緩和、日中関係の改善… 彼らにとっては追い風だが、日本人にとっては嵐のようなものだ。 観光業界は「インバウンド最高!」と騒ぐ。しかし、本当にそうか? 街はどうなっている? ゴミのポイ捨て、治安の悪化、爆買いで日本の物価まで上昇。経済効果の陰で、日本人の生活は脅かされている。 観光立国の代

保守系議員が続々結集 エッセイArticle 32

高市早苗氏が旧姓通称使用を拡大訴え!〝保守系議員が続々結集、党内議論の行方は?〟 保守派の団結が試される時 選択的夫婦別姓の議論が国会の焦点となり、自民党内でも推進派と慎重派の間で意見が割れている。この制度が導入されれば、家族制度の根幹が揺らぎ、日本社会の価値観が根底から変わる可能性がある。これは単なる個人の選択の問題ではなく、日本の歴史や文化、伝統を守るか否かの分岐点なのです。 問題の深刻さ 政府が選択的夫婦別姓を推進することは、単なる利便性の追求ではない。むしろ

【岩屋外交の滑稽な現実】エッセイArticle 31

岩屋毅の大失態!トランプがブチギレ!?〝外交センスゼロ”の愚行!〟 日本外交の黒歴史!岩屋毅がトランプの怒りを買った理由と更迭へのカウントダウン 日本の政治には、時々目を疑うような愚行がある。岩屋毅という男は、その典型例だ。中国人向けビザ緩和をゴリ押しし、日本の国益を削り取るような決定を独断で進めた。保守派の反対を押し切り、オーバーツーリズムを招きかねない政策を推し進める姿は、まるで時代錯誤の政治家だ。 ビザ緩和の背景には、中国との関係を深めるという彼なりの「戦略」があっ

山本太郎氏の皮肉 VS 石破総理のかわし〝政治の茶番を見抜け!〟(エッセイArticle 30)

「楽しい日本を目指す」と宣言した石破茂首相に対し、「本当に楽しんでいるのか?」という皮肉交じりの質問が国会で飛び出した。れいわ新選組の山本太郎代表が、首相の表情を引き合いに出し、「苦虫をかみ潰したような顔をしていては楽しい日本など作れるはずがない」と追及。これは単なる揶揄にとどまらず、首相の掲げるスローガンと実態の乖離を指摘するものだった。 石破首相は、「指摘を踏まえて改善に努力する」と答弁し、場内の笑いを誘ったが、その対応に本質的な変化は見られなかった。こうした場面は、政

日本の外交迷走を語る — 石破政権とその危うさ

「楽しい日本」というスローガンの空虚さ 石破政権は発足早々、私たちの不安を煽る展開を見せている。施政方針演説で掲げられた「楽しい日本」というスローガンは、その場の空気を軽くしたいだけの安直な言葉に過ぎない。楽しい日本?国家のトップが能天気な言葉を掲げて何が変わる?国民の生活に横たわる深刻な問題に、どう応えるつもりなのか。その答えは見えてこない。 日米首脳会談が発表されない異常事態 しかし、それ以上に重大なのは石破政権の外交政策だ。とりわけ、日米首脳会談がいまだに発表さ

大炎上!〝石破茂首相が掲げた「楽しい日本」〟(エッセイArticle 29)

石破首相の「楽しい日本」に感じる違和感 「楽しい日本」――このスローガンが石破茂首相の施政方針演説から飛び出した瞬間、私は思わず笑いをこらえた。いや、失笑というより、もはや呆然としたと言ったほうが正確だろう。この国のリーダーは、幼稚なキャッチフレーズとともに、無策と無理解の象徴として、歴史のページを飾ろうとしている。だが、これは本当に笑い話で済む問題なのだろうか。 トランプ大統領との対照的なリーダーシップ トランプ大統領の就任と石破首相の誕生――この二つの現象を、私は

岩屋外相の言い訳とは?!(エッセイArticle 28)

日本は中国にどれだけ譲歩するのか? 日本という国は、どうしてこうも相手に「なめられる」のだろうか。中国人観光客向けビザ緩和のニュースを見て、思わずため息が出た。経済効果だとか、人的交流の促進だとか、もっともらしい理由が並べられているが、本当にそれだけの話だろうか。 例えば、福島の処理水問題を考えてみるといい。中国は日本産の水産物を「核汚染水」と非難し、輸入禁止を続けている。日本側の検査でも、中国側の検査でも、すでに「安全だ」という結論が出ているのにだ。これは単に科学の