不正入国者の悲惨な現状
会社経営の傍ら、心理カウンセリング・コンサルタント講演・コンプライアンスに基づく講義なども行っています、りゅうこころです。ryukokoro
居場所
旅行や留学ビザで不正入国して働いていて、強制送還される対象になった人のお話しです。不法滞在などで国外退去処分となった外国人を収容する入国管理施設には凄くたくさんの人達がいます。この人達は日本国内に滞在する事は叶わず、強制送還される運命となった人達です。しかしここに問題があります。
・ 強制送還されたくない権利を行使できる
・ 相手国が強制送還を断る
どちらのケースにしても難民となってしまった人たちはこの収容所に長期滞在する事になってしまうのです。
滞在者の想い
『自国に帰っても居場所も働くところもない、そりゃ日本に居る方が衛生的だし治安もいいし仕送りできるし、こんなに人不足な国で役に立ってるのに何で帰されるのか意味わかんない』長期滞在されている方にお話を聞いたところこんな流暢な日本語が帰ってきました。確かに仰る通り、ただし!「貴方が大麻所持で逮捕された」事を除けばです。我々もちゃんとした就労ビザで正当に働いて自国に仕送りして欲しかった。でもちゃんとしたルートで入国しようとすると支度金が何百万と必要なんですって。そんなお金がないから不法就労する、窃盗や麻薬など刑法に触れる事をする、強制送還されることになる、長期滞在する・・・という悪循環になっているのです。
ハンガーストライキ
収容所に押し込められている事を良しとせず、与えられた食事を食べないハンガーストライキが一部の収容者の中で行われているようです。時刻に帰る気はない若しくは帰れない、でも日本国内で働けないとなったら強制的に収容所を出られる方法を考えますよね。一時的に身柄拘束が解かれる「仮放免」というものがあるんです。これを狙っているのです、収容所で死者が出たら国同士の問題になりますから苦肉の策です。ちゃんと監視を付けて仮放免するのですが、内2割ほどは消息不明になってしまうようです。犯罪に手を染めてしまっている人もいますし、そりゃ慎重にもなりますよね。
自殺
報道されませんが、この収容所で自らの命を絶ってしまうケースも多いみたいです。中国や北朝鮮などの社会主義国家ともなれば、帰国した途端に処刑されるとわかっている場合、そりゃ帰れないですし絶望しますよ。そして日本国内にも出られない、出てうまく逃げても再収監されてしまう。刑事事件に関わると出してもらえない。そうなったら絶望して命を絶つ選択をしてしまう悲しい現実も多くあることを知ってください。
孤独感
恐怖と不安の中から日本にやってきて、ようやく馴染んだ自分の居場所が現実という残酷を突き付けられて絶望し、死を選んでしまう。同じ人間なのに、日本の中で周囲から愛されて一生懸命働きぶりも褒めてもらって頑張っていたのに。始め方が間違っていた・違法な性風俗に手を出してしまった・違法薬物に手を出してしまったなど、それぞれの悲しい現実はあれど人間としての孤独感はとてつもないものではないかと考えます。私なんて日本に生まれ育っただけの事でどれだけ優遇されている事か、自分を見つめ直す案件を書いてみました。
りゅうこころでした。ryukokoro
重度のうつ病を経験し、立ち直った今発信できることがあります。サポートして戴けましたら子供達の育成に使わせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。