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「悪霊との長い戦い⑧」(愛染明王像と弥山参りの弊害)

皆さん、おはようございます。
ryukoです。

こんな長編になったのに…
多くの方に興味を持っていただけて…
本当に感謝です。
ありがとうございます。

実話だから…かもしれませんが
私は皆さんに言いたいです。

「知らないうちに大きな波の中で
 逆らえずに導かれる未来が
 待ち構えていること」

これは…誰にでも起こりうる物語だと…。


住職の寺から帰宅した私は
明日「宮島に行く」と母に告げました。
すると母は、面白い話をしてくれたのです。

    …愛染明王像と弥山参りの弊害…

       前日に見た夢だった。

 「私ねえ、また同じ夢を見たの。
   まだ子どもなんだけど、敵国に責められて…」

       ほー…唐突になぜ?
        んまあ…聞くか…

 「私ね、5歳くらいのお姫様なのよ!
   白い馬に乗った家来と一緒に…逃げるの。
        “赤い仏像”と”懐剣”を抱いて…」

      (;・∀・)? 赤い仏像?

  「これを守るのが使命だと母上に言われたの。
    仏像を抱いてへ逃げるんだけど…
    その仏像を大事そうに渡してくれたのが
         母上のあなたよ。
     相変わらず偉そうだったけど!

       あなたは、男のように戦って
            私と仏像を守ったの」

    ん? (゜_゜>)? わ・た・し…?
   (ん?えらそう?…(;^ω^) ま、いっか)

   「ねえ、母さん、それ過去の記憶?」
   「知らないけど、何度も見ているのよ…」

       今かよ!!!(‘Д’)!!!

    母の実家は「毛利に仕える武家」
  大昔は、格式のある家だったことと一致…。
   (え?母さん、同じ家に生まれたの?)

    歴史とリンクしているかは不明だが…

     実は私もこの情景は知っている。
     何度も夢で見ている過去世を…
   母も?…同じように別の視点で見ていた?

      しかし「赤い仏像」は 
      私の記憶になかった。

      にわかに信じられないが…
      気になるのは「赤い仏像」

        「それで?」
       「夢は終わりよ♪」

      終わるんかい! (-“-)💦

        この地域は昔…
  毛利と尼子(あまご)の戦いがあった場所。
   (追記:後日、毛利と高橋の
       戦いだった可能性が出てきた)
  
  その時に赤い仏像と懐剣を持って逃げた…母
       寺に?あずけた?
 それが母の実家近くの寺?(あったのか?寺?)

   それから…時代が下って住職の寺に?

   結局、疑問が増大して終わったのだが…
          (;^ω^)

     赤い仏像「愛染明王?」は
    長い歴史の中で私と「縁」がある…
       可能性が出てきた。

  「あなたが宮島に行くなら
          付き合ってあげるわ!」

   なぜか妹と共について来ることになった。

      「観光じゃないから!」

     (…たぶん、わかってないな…)

  予定になかった母と妹の同伴で旅は始まった。

      早朝に弥山に上がる予定。
   (夏場で気温が高いことを懸念して)

   前日は宮島上陸の為だけに時間を取った。
       (夕方に到着)
   旅館でひと段落をした20:00頃だった。

   
    「ryukoさん、車のカギがない…」

    はあ~?怒 旦那ちゃんよぉ…(-“-)

     どれだけ探してもないのだ。
   どこで無くしたか記憶のない旦那ちゃん…

  フェリーの時間を確認し最終便で往復できる
      便に旦那ちゃんは乗って
    本土の駐車場まで戻ってくれたが
       カギは見つからず…。

  一瞬、弥山を諦めて帰宅することも考えた。

    続けて旦那ちゃんがいない間…。
   私の部屋を訪ねた母の様子が狂った。

  「あんたには今…悪霊が憑いている!
    私の肩を揉まないと祟りが来る!
      あんたは自分が偉いと思って
         一番でなきゃ嫌なんだろ?」

    などと意味不明な発言の連発で
    急に怒り出し、妹の前でも私を
        ディスりだした…。

    なになに?💦 そのテンション?

     (落ち着け…乗るな…挑発に…)

     …母さん…入ったね…邪魔者が…

     母は、私の冷静な対処に怒って
      自分の部屋に戻っていった。

  その後すぐに旦那ちゃんが旅館にカムバック。

   「カギは俺がなんとかするから…
     ryukoさんは一人でも弥山に登って!」

  (お前は…先発隊か!一緒に弥山に行くよ!!)

       そういうことか…
  今…何が起こっても弥山に上がることを

         諦めない…。
     その覚悟で慌てないこと…。

     車のスペアキーは… 家…。
    嫁に現状を電話で説明すると…
 うちまで探しに来てくれてスペアキーを確保。

  「明日。朝一で宮島まで持っていきます!
      子どもは実家に預けたので私も
              弥山に登ります!」

 (こりゃあ、嫁も来ることになっていたな。
              神仕組みかあ…)

    県北からは、宮島まで2時間かかる。
    嫁は6時には家を出発してくれた…。

      母は正気に戻っていて…
  「おはよう、昨日はごめんね、大丈夫?
      あんたに憑いたのを祓ったのよ♪」

    「うん、大丈夫よ…ありがとう」
          (-_-)…

      旅館の玄関で嫁と合流。
   妹と母と嫁は「長男逮捕の件」にて
      抱き合って泣いていた…。

    しかし、私にはそんな余裕はなく
  見上げる弥山にすでに意識を飛ばしていた。

 
  今日は説明がましい記事になりました。
  すみません…。
  母との夢の共有と母の豹変を
  どうしても書きたかったので…。(笑)
  (母の出番は…一応ここまでです)

  車のカギは出てこなかったです。
  一大事でした。あちこち立ち寄った場所や
  タクシー、トイレなど全部探しました。

  嫁がいなかったら帰ることが出来ない
  そんな状況でした。(感謝)


  P.S
   これまた…小さなトラブルが
   続きながらも弥山に上がっていきます。
    ( *´艸`)

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