![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110968812/rectangle_large_type_2_cc1ccf3d72a28aa7fd30d63372f84c40.png?width=800)
Le tour79 第4ステージ
午前中に13キロの個人TTを走った後、15時からスタートした第4ステージ。
前日より風は弱い予報でしたが、体感では絶対この日の方が強かった。
で、地獄を見ました。
6人出走でしたが、3人まで減っちゃいました。
なかなか厳しいレースです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110936292/picture_pc_77d59ac911c3d67aec07b6617e34d826.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110935937/picture_pc_3fef503ea6bbd367abc3a676b548d313.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110935897/picture_pc_a3241e5e404dcfb93c235f9f7f7efc00.png?width=800)
距離は95キロと短いですが、15キロ地点に3分くらい登る坂があり、ここで強者が抜け出しそうな予感。
ここで先頭集団に入れば総合成績のジャンプアップ見込めるので狙います。
が、TTで頑張ったせいか、全く身体が動かない。脚が重い。
ちょっとした集団のペースアップに着いていくのも辛い。
こんな時は気持ちで押し切らなきゃダメなんですが、それも出来ず、位置取りも全然上手くいかず、15キロ地点の登りには集団の後方から入ってしまい、20名ほど抜け出した先頭集団には全く入れなかった。
せめて先頭集団に入るためのトライくらいはしたかった。
登りをなんとかメイン集団に食らい着きながらクリアしましたが、待ち受けていたのは横風地獄。
ずーーーーーっと横風or登り。
ゴール周回に辿り着いた頃にはプロトンがかなり小さくなっていた。
ゴール周回に入ったところで辛くて辛くて「あと何キロ走ればいいんだ?」とサイコンを見てしまい、表示されてたのは
走行時間1時間18分30秒
走行距離55キロ
平均速度は42キロですが、ずっと横風だったことや、どこかのチームがコントロールされた訳ではなく、アタック合戦を続けての平均42キロなのでとてつもなく速く、辛く感じました。
あと半分弱…耐えられるか??
あと1時間弱…耐えられるか??
もうかなり弱気になりながらゴールラインを通過して残り2周。しかしゴール周回1周半を残して、横風の餌食になり千切れてしまう。
でかいオランダ人達のチームが中切れを起こしてそれがきっかけで千切れた。
その位置にいた自分が悪い。もっと前にいろ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110937175/picture_pc_b6f7d66af9d8c6b78e649c56f91a6144.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110937176/picture_pc_8b36d92196b6501181a0096e53687cc5.png?width=800)
横風の餌食になった後の登りで何とか集団に復帰しようと踏んで見したがあと10m足りなかった。
千切れた。
95キロの短いレースは足切り時間も短い。この風の強さではタイムアップも十分あり得る。
かなり焦った。
チームカーを上手く使って復帰の機会を伺う。
「おい!このレースが終わっちまうぞ!頑張れ!耐えろ!(プロトンに)戻れ!」
と監督に怒鳴られる。
はい。頑張ってます。正直限界です。
この後の登りで前からユージンを含む数名が降ってきた。
チームカーの車列も失速したので、この数名とグループを作ってプロトンを追う。
幸い下り区間でプロトンのペースが緩んだので差が縮まった。
この後の登りで、登り口〜登りの途中までユージンが全開で牽引してくれて、そこからペースアップした自分1人だけプロトンに復帰。
プロトンに復帰して最終ラップに入った。
プロトンのペースが緩んだ事もあって最終周回を半分使ってユージンもプロトンに復帰。
今日出走したチームメイト3人でプロトンゴール。
とてつもなく辛い1日だった。
個人TTで総合成績を50位まで落として(元々2〜59位まで同タイムなんだけど)このステージで49位になった。
正直、フランスのプロトンの中ではとても低いレベルの争いをしてる。
しかし、この日に勝った選手は去年、突如解散したB&Bの選手でツールドフランス出場やフランスのナショナルチームのメンバーだった選手で、その他にもワールドツアー経験者やトラックレースのヨーロッパチャンピオンとか凄い経歴を持っている選手は多数このレースを走ってる。
日本のコンチネンタルチームで走って、2クラスのUCIレースを勝っている自分なんかは全く珍しい存在ではないし、仮にそれをプロトンの選手が知ったとしてもリスペクトされるものでは無い。
と、メガティブな事も考えつつ、次のレポートは最終ステージ。
もう身体中痛いよ😆😇
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?