見出し画像

令和五年二月四日 成田山 東京別院 深川不動堂(なりたさん とうきょうべついん ふかがわふどうどう) 東京都江東区

二度目のお寺である。深川不動堂は、千葉県成田市の大本山成田山新勝寺の東京別院ということだ。「古くより『深川のお不動様』と親しまれ、その開創は元禄十六年と伝わり、成田山の御本尊を江戸に奉持し特別拝観したことに始まる。この御尊像は、弘法大師自らが敬刻開眼されたと言われており、現在深川不動堂で奉祀する御本尊はその御分霊を勧請した、御分身である。」と公式サイトにある。


入り口の赤い門から続く通りは「人情深川ご利益通り」と呼ばれ、和菓子店、甘酒店、京漬物店などが建ち並ぶ。

ご利益通りを抜け境内に入る。先ず「常香炉(じょうこうろ)」に線香をお供えし、煙を浴びる。

神社同様、手水舎で身を清め本堂(旧)に向かう。

開創三百十年記念事業として左隣に新しい本堂が建立されたため、こちらは旧本堂と呼ばれる。この中に熊本県天草の樹齢五百年を超えたと霊木「楠」で作られた、国内最大級の木造の不動尊像が祀られる。

神社の「神額」に対し寺院の場合は「山号額」と呼ぶ。縁を龍の装飾が取り囲む。

不動明王御真言『のうまく さんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん』
「不動明王様、迷いを打ち砕いて下さい、障害を取り除いて下さい、願いを叶えて下さい」日本語に直すとこのような意味になるらしい。

旧本堂手前にはたくさんの絵馬が掛けられた大きなわらじ。足腰の息災を願うお守り「わらじ守り」という。

こちらが本堂。外壁はお不動様のご真言に包まれた「真言梵字壁」。仏の力に守護された空間ということで、中々のインパクトである。

旧本堂での参拝を済ませ、境内を入って左側の「深川龍神」に戻る。水鉢に「龍神願い札」を浮かべ祈願すると御札は水に溶け、願い事が龍神の許に届くといわれる。「家内安全」と会社の「商売繁盛」を願う。

次に境内右側の「開運出世稲荷」に。成田山新勝寺境内に御座す「成田山開運出世稲荷」のご分霊を勧請奉祀している。

旧本堂不動尊、深川龍神、出世稲荷参拝の後、本堂内を見学。撮影禁止だったためご紹介はできないが、たくさんの仏像が安置されていた。弥勒菩薩の「静」なる佇まいが印象に残った。

しかし、仏の世界を知るのは大変そうだ・・・


龍神ボニーとともに、龍神様の神社を巡る 46

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?