龍神と繋がる旅『魂の宮古島 番外編』

宮古島から戻った日。

夫とちょっとしたすれ違いがありました。


実は宮古島での初日。


義父の位牌の取り扱いについて 
先祖番のおばぁから

ちょっと助言を頂いていたんです。


詳しくは書けませんが。

その日の夜、夫に電話で
おばぁの話を伝えたところ

「うちにはうちのやり方がある!」


と怒ってしまっていました。


帰ったのは夜だったため
なんとなく不機嫌な空氣を感じつつも
そのまま朝を迎えました。

翌日は土曜日だったので
夫の仕事はお休み。

この機会に誤解を解こうと思ったのだけど・・・・・


どうにこもうにもかみ合わない氣持ち。

今から思えば 私もずいぶん押しつけがましかったかなと思うのだけど
とにかく夫に分かってもらおうと必死過ぎて
夫の氣持ちを蔑ろにしていたようです。


それでも言いたいことの半分も伝えられない自分が悲しくて

プチ家出しました(笑)

近所のコーヒーショップで雑誌を読みながら数時間。

もう夕方になるし
ここにいるのも飽きたし・・・・

重い足取りで とぼとぼと家に向かって歩いていました。

悲しいな。なんでこんな喧嘩になるのかな。
私が悪いんだろうな。
もうどうしていいのかわかんないよ・・・・。

泣きながら歩いていたとき。


ふわっと風が吹きました。


そしてその風に乗って
キンモクセイの花の香りがしたんです。

え・・・・・っ?


私はキョロキョロと周りを見回しました。

だって11月も終わりの時期。
キンモクセイが咲いているところなんてありません。


その花の香りは
私が家に着くまで ずっと私の周りで香ってくれていました。


「大丈夫。大丈夫」

そんな応援の声が聞こえたような氣がして

うん!謝ろう。
位牌のことだって 自分たちが納得するようにすればいい。


そう思ったら 香りはふわっと消えました。


家に帰って
リビングにいた夫に謝りました。

「ごめんなさい。あなたの氣持ちを考えてなかった」


「いや。俺も悪かったと思ってる。言い過ぎた」


私が素直に謝ったからなのか
夫もちょっと言い過ぎたと反省してくれた様子。


無事に仲直りが出来たのでした。


さっき香ったキンモクセイの花の香り。

あれは龍神が私の為にしてくれた魔法なんじゃないかな。

ありがとう。


ありがとうございます。


これで宮古島の旅の記録は終わりです。


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