『経済社会の矛盾』

経済社会では、物の売り買いが行われます。売り手のつけた価格に買い手が納得すれば売買が成立します。

そして多くの場合、売り手は1円でも高く売りたい、買い手は1円でも安く買いたいのではないでしょうか。これは矛盾と言えると思います。

また、売り手に競合が現れれば、値下げ競争になります。他店より、いかに安くできるかがお客を獲得する勝負です。利益を上げるには薄利多売という方法もとられます。

買い手の多くは、いかにして安い店を見つけ、少ない出費でたくさんのものを手に入れるかに目の色を変えます。

どうも経済社会では、売り手も買い手ものんびりはしていられないようです。まあ、ゲーム感覚であればそれも面白い部分はあるかもしれませんが、もう少し皆に余裕ができる社会の方が安心な気がします。

売り手は十分な利益を得られる価格設定にし、買い手も十分な収入があるので余裕を持って買うことができる。一部のお金持ちは今でもそうなのかもしれませんが、皆がそうなるように貧富の差を縮めたいものです。

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