金魚のジョン、レコーディングのこと

オンエアまでもう少し。
録音のことについて書きます。

アレンジ＆プロデュースは写真左の中村僚先輩にご依頼。
千葉のバンドThe Remember Meのフロントマンであり、西野カナさんの名曲『ALWAYS』を書いた音楽家の大先輩。
中村さんとは2017年の"イッツマイレディオ"から関係がスタート。ほぼ共作に近い形であの曲を完成させることが出来た時、ポップセンスの共鳴に確かな手応えを感じた。
今回、みんなのうたのレコーディングにあたり、いの一番にお声かけさせていただき
一緒に楽曲を磨くことが出来て幸せな時間でした。
僕の荒削りなデモに、中村さんのアイデアが宿った1st TAKEを聴いた時の心の躍動は忘れられない。
とっても明るい人で、いつでも心配りを欠かさないムードメーカー。
レコーディングも随分助けられました！
先輩、これからもどうぞよろしくお願いします。

写真真ん中は、はるちゃんこと、ピアニストおはる。
"めいくめりー"という女性二人組のピアノインストユニットにて普段は活動されています。
はるちゃんは僕の知る鍵盤奏者の中で、最も才気溢れた存在。
友人のバンドでサポートメンバーとして活動しているところに出会い、お互いを認識してからは随分月日が経ったけど、こうして仕事を共にすることが出来たのは初めて。
このタイミングで巡り合わせたことは幸せでした。
目立って難しいプレイがあるわけではない楽曲なのだけど、シンプルに味のある、そして親しみやすいピアノプレイを叶えるために必要な熟練の技術と閃きを持ち合わせている彼女は
レコーディングでも現場を一気にアートな空間に変えてくれました。
はるちゃん、ありがとう。
次回はぜひコンサートの現場でご一緒しましょう！

レコーディングエンジニアは、
『ホタルライトヒルズバンド3』をご一緒して
我々の代表曲"ビューティフル"に命を吹き込んでくださった星野誠さんと再び。
星野さんは言わずと知れた日本を代表するエンジニア。
ホタバン初の全国放送となる今回の楽曲、
お茶の間で老若男女さまざまな方々のお耳に届く音を創り上げてくださる存在は
メンバー満場一致で星野さんという結論に。
お忙しいスケジュールの中、快く依頼を引き受けてくださり、心より感謝します。
最初から最後まで聞き逃せない・見逃せないレコーディング時間はまさに星野マジック。
感動の連続が詰まった有機的なサウンドを、
あますことなくこれから届けることが出来るワクワクは かけがえのないものです。

欠かすことの出来ない放送用マスタリング（砥音）は、尊敬するVictor Studio小島康太郎（FLAIR）さんにご依頼。
これ以上ない個人的ドリームチームが叶い、
これもひとえにARIGATO MUSICスタッフチームの皆様の尽力と
『金魚のジョン』にチャンスをくださったNHKみんなのうた制作チームの皆様のおかげ様です。

2:20の世界。
ここまでが、音楽録音のみのお話。

スタジオビンゴさんがお届けする一流のアニメーションがさらに加わり
いよいよ10月1日、
僕とジョンの物語は、世に放たれます。