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成長習性 Growth Habit 芝の質に関してその⑤

それぞれの種類がどのような葉をつけるかという事である。
おもに3つの種類があり、株立ち、匍匐茎、地下茎の物に分かれる。

株立ちタイプは土を耕し種を撒く事によって生育するので、面積当たりに十分な種を撒かれておれば統一感ある表面となるが、不十分な種の量であると不均一となり、このタイプだけ独立して混ぜられると、目立ってしまう。ペレニアルライグラス、トールフェスク
アニュアルブルーグラス、などがある。

地下茎タイプは、地下にて根を広げ、表面も広がっていくタイプである。母体となる物から離れ、地下を伝って生えてくるので、葉は上を向いてつける傾向がある。そして茎の長さと葉の角度が種の違いが、仮高や芝の質に影響をもたらす。

匍匐茎タイプは、地面の上で横方向に広がっていく。より多くの葉をもち、葉は主に地面に横たわって生える。セントオーガスチングラスはこの傾向が顕著で、クリーピングベントグラスは低い仮高(3/4インチ=19.05mm)の耐性を持ち、若干灰色がかったターフを形成し葉は水平に生える。粒の細かさを種によって違う。Arlington creeping bentgrassはより灰色がかったターフを形成しやすく、1/4インチ(6.35mm)まで刈り込むこをができる。細かさは見た目のクオリティーだけでなく、パッティングにも影響してくる。

匍匐茎をもつナチュラルニットというペレニアルライグラスができたらしい。冬の擦り切れも回復してくれるのではという淡い期待をしていたが、こちらはコロナ以降販売していない用だ。

こちらはウチの芝生、匍匐茎と株立ちが観察できる。

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