【詩】『マジック・アワー』
金曜日の帰り道
用水沿いの
狭い路地を歩いていた
とぼとぼ
さらさら
とぼとぼ
ふと顔を上げると
家々が朱色に染まっていた
神社の鳥居をくぐり抜けているようだった
振り返って見上げれば
屋根の切れ目から
茜色の空
早足になって路地を抜け
信号を渡り
たどり着いた橋の上で
見た先に広がっていたのは
暮れなずむ五月の空と
その暮れ時を写し
ひとときの魔法にかかった
かすみ色の川面だった
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金曜日の帰り道
用水沿いの
狭い路地を歩いていた
とぼとぼ
さらさら
とぼとぼ
ふと顔を上げると
家々が朱色に染まっていた
神社の鳥居をくぐり抜けているようだった
振り返って見上げれば
屋根の切れ目から
茜色の空
早足になって路地を抜け
信号を渡り
たどり着いた橋の上で
見た先に広がっていたのは
暮れなずむ五月の空と
その暮れ時を写し
ひとときの魔法にかかった
かすみ色の川面だった
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