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将棋が熱い

花粉がひどい。明日は雪が積もるほど降るらしい、という日曜日の夜。何か書きます。

久しぶりに長距離徒歩通勤に挑戦してみます。明日午後の講義2つはオンラインでは大変なので、行かないといけないし、朝は大事な書類の締め切りもある。

日曜朝のひととき。NHK将棋を久しぶりに観戦しました。10年前くらいは、この番組のために受信料を払っている、というほど毎週欠かさずに見ていましたが、いつの間にか疎くなっていて。

特別な対戦でした。目が離せなかった。藤井さんと伊藤さんの対決。将棋の戦い方が、何段階も進化しているように見えました。そんな手はありえないというか初めから考えもしない、私にとってはあまりに驚いてしまう手が、攻守で何度も指されていて、そして後から見れば確かに、それらの手には一切の妥協もなかった。なんという恐ろしい世界。

一切の妥協もない、とは。相手も自分も最善手で進んだ先のことを考え尽くして、その均衡の困難の先でも、局面と流れを自分から悪くする手を、限られた時間内に選んでしまいにくくする手を指す。勝負は極まっていて一方的に勝てるわけはない。攻めすぎないように、最終的に紙一重の一手の差で刺し違えて勝っているという一貫性を成立させるために、攻めの間にも自陣にピンポイントで手を入れて、カウンターで攻めさせることも全て込みで対局が進んでいく。

とんでもないことになっている。人間って、どこまで研ぎ澄ませられるのか。

伊藤さんと藤井さんのタイトル戦も行われているようで、今日は稀に見る引き分けだった、というニュースも見ました。

熱い。好き。

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