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第2期Σリーグ振り返り

皆様おはこんばんちは。
犬カルビです。

約半年の間熱い戦いを終え、第2期Σリーグも無事閉幕しました。

まずは連覇という偉業を達成した【なんでも鳴けばいいというものではない】の皆さまおめでとうございます!!

ななないは本当に強くて人間的にも麻雀的にも魅力のある人が揃ったとても良いチームだなと感じていました。
できることならもっともっと戦いたかったな…


さてそんな第2期Σリーグを完走した感想を思い付くままに記していきたいと思います。

6000字とそこそこ長く、またあまり推敲をしてないので読みにくさもあるのでお暇な人だけどうぞ。


チームに対する振り返り

まずは所属チームのぽんてんLv47に対して振り返りたいと思います。

ぽんてんのチームメンバーはみんな気のいい人ばかりで、私にとって安心して過ごせるとても居心地のいい場所でした。

応援配信のときはもちろん、裏で検討しているときや麻雀以外のゲームで遊んでいるときもとにかく楽しくて、チームで集まる日が早く来ないかなぁといつも楽しみだったんですよね。

それだけにシーズンが終わってしまったときは寂しさも感じてちょっと感傷的な気分になったりもしましたね…。

でもこれでもう終わりという訳ではないですからね。
第2期Σリーグは閉幕しましたが、これからもぽんてんの元メンバーとして交流が持てれば嬉しいなと思います。

ここからはちょいと気恥ずかしさもありますがメンバー一人一人への言葉を送りたいと思います。
あまりこういうのは得意ではないので大したことは書けませんがご容赦ください。

また各メンバーのかわいいイラストはみずきけいさんが描いてくれたものです。

ねぇちょっとかわい過ぎませんか?
特に犬カルビにゃんのお尻のまんまるなフォルムが犬好きの私にはたまらんです!

🍑おしりLove🍑


さてさてそんなかわいいイラストとともにぽんてんのみんなへの想いを綴ろうと思います。

夢見エルノさん。
いつも明るく楽しそうに振る舞ってくれていたエルノさん。
チームがいつも楽しい雰囲気でいられたのもエルノさんが居てくれたことが大きいと私は思っています。

実はメンタル強者だと私は思っていて、試合直前は少し緊張した素振りを見せることもあったのですが、いざ試合が始まるとそんなことは忘れてしまうくらいとにかく楽しそうに麻雀を打つ姿が印象的でした。

また対局中に難しい局面に遭遇したときもなんとか正解を導き出そうと真剣に考えていることが観戦中や試合後の様子から伝わってきて、そういう一生懸命な姿勢の人と同じチームとして戦えていることをとても嬉しく感じました。

最終戦後のコメントでは『Σリーグ参加の最初のチームがぽんてんで良かった、来期もこのチームで戦いたかった』と言って泣いてくれたのを見て、改めて私もぽんてんというチームでみんなと一緒に戦えて幸せだったなとしみじみと感じていました。

書いてたら思い出してちょっと泣けてきちゃったのでこの辺りで終わりにしておきますね。
エルノさんありがとうございました!


みずきけいさん。
てんちょーとは同じ節で一緒に出場することが多かったです。
お互い逆連対で悔しい思いをした次節に再び二人で出場してデイリーダブルを決めたときは最高に気持ち良かった!

応援配信では解説や打牌に関する意見もしっかり述べつつ明るい人柄で配信の雰囲気を楽しくしてくれるというなくてはならない存在だったと思います。
私はつい淡々と麻雀の話ばかりしてしまいがちなので、てんちょーのそのバランスの良さに密かに憧れていました。

そして何より私が忘れられないのはレギュラー第13節で見せた2mポンです。

1シャンテン→1シャンテンのポン

鳴く前は受け入れ7枚のリーチドラ2の1シャンテン。
鳴くと受け入れ7枚のタンヤオドラ3の1シャンテン。

鳴くと聴牌時にリーチ棒がいらない、食いタンの方がリーチより警戒度が下がり出和了率が少し上がる、形テンの受け入れが増えるといった利点もあるので結構鳴いた方が良さそうというのが私の結論です。

観戦していた私はこの2mを鳴くか否かという選択肢すら頭に浮かんでいなかったので、てんちょーが鳴いた直後は(へ〜鳴くんだ)くらいの印象でした。

しかし改めて鳴く前の形と脳内で比較していたところにてんちょーは8mを重ね、(あれ?これ鳴いた方が良いんじゃないか?)と思い直していたところで12000の和了となり、その瞬間身体に衝撃が走るほどの感動を覚えました!

私の中ではここ最近でトップクラスに感動した選択で、強く強く記憶に残っている忘れられない一打です。
てんちょー感動をありがとう!!



小野たまプロ。
普段は気さくで明るく話しやすい人柄なたまさんですが、勝負になると勝ちに対して強い想いを持っていることがすごく伝わってきました。

勝てなかった試合の後などはたまさんから悔しいという思いがひしひしと伝わってきました。
その本気の想いが伝わってきたことで私も『このチームで勝ちたい!』とより強く感じるようになったんですよね。

レギュラー終盤戦ではチームがなかなか勝ちきれない中で価値ある大トップを持ち帰ってきてくれました。
あのトップがあったからこそファイナル直通を勝ち取れた、文字通り大きなトップでしたね!

そして、たまさんとはチームの検討でいろいろと意見を出し合う中で私にはなかった視点を気付かせてもらうことが何度もありました。

また、私は何かに熱中すると無意識に礼節に欠ける表現や物言いをしてしまうことが昔からしばしばあるのですが、恐らく麻雀の議論中などもそういう面が出てしまっていたのではないかと思うんですよね。

それでもたまさんはそんなことは微塵も感じさせずにいつも丁寧に接してくれていました。
きっとたまさんのその人柄の良さに私は何度も助けられていたんじゃないかと思います。

たまさん、本当にありがとうございました!
今回は同じチームで機会がありませんでしたが、いつかたまさんと試合でバチバチにやり合ってみたいです!




ぽんてんLv47リーダー、刃金しろがねさん。

がねさんと初めてお話したのはドラフト前の凸待ちでお邪魔させて頂いたときでしたね。
そのときに私ががねさんに感じた一番の印象は、チームの勝利だけでなくΣリーグ全体を盛り上げたいという気持ちを強く持っている人だなというものです。

私も参加するからにはリーグを盛り上げたいという思いがあったので、がねさんと同じチームならより楽しめそうだな〜とこの時点では漠然とですが感じていました。

そのときの印象通りがねさんはチームのため、リーグのために気を配って行動してくださる方でした。

ぽんてんはいつもがねさんが中心となって取りまとめてくれていて、正にぽんてんの頼れるリーダーだったと思います!

他チームからも仲が良さそうなチームだと言って貰えるくらい本当に楽しいチームになったのは、間違いなくがねさんがリーダーだったからだと思っています。

また、みんなそれぞれ別々の個性を持ちながら、でもどことなくぽんてんらしさとも言うべき雰囲気をみんなが持っている、そんなチームをドラフトで作り出したのもがねさんの凄さだなと思います。

ぽんてんでの半年間は本当に楽しくて、こんなステキなチームに指名して引き入れてくれたがねさんには本当に感謝しています。

いやー思い出したらまたなんか涙腺が怪しくなってきたのでこの辺でまとめたいと思いますw

第2期としてのぽんてんは解散になっても、また麻雀の話やボドゲとかをみんなでできたら嬉しいです。

ニムトとかコードネームとか、話題に出たけどまだできてないボドゲもありますからね!

がねさん!本当にありがとうございました!




ぽんてんでの半年間は本当に楽しかった!
ぽんてんを応援してくれた皆さまも、本当にありがとうございました!
それでは、せーの!おつぽ〜ん!






個人としての振り返り

はい。
いい感じに締めたっぽくしといてまだ続きます。

こちらは私個人としての振り返りです。

自身に対してなのでネガティブなことも書いてあります。
そういうのが苦手な方はここまでで終了することをオススメします。
ここまでお読み頂きありがとうございました!


それでは続けます。


個人としての感想は『私のことを強かったと評価してくれる人がいて嬉しい』という気持ちと『自分はその評価を受けるに値する麻雀を本当に打てていたのか』という2つの気持ちが混じり合っているというのが正直なところです。

想像以上に強かったと言って下さる人がいるというのは麻雀打ちとしてはやはりとても嬉しく感じる反面、自己評価では内容の良い麻雀を打てていたという自信が持ててはいないというのが本音です。

他の選手の方々の麻雀には思わず唸るような選択や、中には先に挙げたてんちょーの2mポンのようにその選択の良さに気付いたときに身体に電流が走るかのような衝撃を受けた選択もありました。


しかしいざ自分の麻雀を思い返してみると、そういった優れた選択を自分は一度でも見せられたのだろうかとどうしても考えてしまいます。
『犬カルビだからこそ打てた1打』というのを見せることができたのだろうか…と。

ただし、勝つという目的を達成するためにはそんなことを考える必要は全くないとは思っています。
実際私も対局中はそんなことは微塵も考えてなくて損得というただ一つのベクトルでのみ判断しているつもりです。
その精度は別として。

とはいえ様々な人に見てもらえる場で犬カルビとして麻雀を打つ以上、『犬カルビだからこそ打てた一打』を結果的に生み出すことができるような打ち手でありたいという気持ちが私にはあるのです。

もし今シーズンの中で独自性のある一打を強いてあげるのであれば第13節のこの場面でしょうか。

南2局 3着目

通常であれば打9pとする一手なのですが私は打2sとしました。

理由は
・9pは対面への放銃がそれなりにありそう
・9pのシャンポンを残しても和了はありそう
このように考えたからです。

対面の聴牌率は結構高いと感じていて、その候補が私の感覚では14p、69p、愚形含むマンズ上に絞られていました。

打点は高くはなさそうなので放銃の失点自体はどうでもよくて、それよりも放銃することでこのドラ2の1シャンテンの手が潰れてしまうのがとにかく嫌だったんです。

なので9pを打たないルートでも和了れそうかどうかを精査しました。

私の感覚では9pは結構山にいそうで、かつシャンポン聴牌になってリーチしても9pはそこそこラフに押して貰える可能性があるのではないかと感じました。
さすがに36sとの見た目2枚差を覆すほどではないものの、1枚分程度の差は縮められるのではと考えました。

9pでの放銃リスクも回避できることも含めると12s落としの方がトータルの和了率は上回るのではないかとの結論になったので12sを落とすルートを選びました。

結果は8mを暗刻にしての満貫の和了となりました。

実戦中は上記の様に考えて12s払いを選びましたが、対局後に考え直してこれは失着だったと思い直しました。

まず【9pはリーチをしてもラフに押してもらえるのではないか】という部分に対して、仮にこれが正であったとしてももし対面が69p待ち聴牌だった場合にあまり自分の和了率は高くならないんですよね。

というのも山にある9pをツモった人が対面ならそのままツモ和了、下家であれば切られても対面の頭ハネとなるため結局自分でツモるか上家に切ってもらうしか和了れません。

となれば6枚ある36s待ちよりも和了率を上げることができるとは到底思えません。

また対面のブロック構成は絞られているとはいえその中では8pが3枚見えている69pが一番可能性の薄いところですし、そもそもまだ聴牌でないこともあり得ます。
9pはワンチャンスの中では危険な部類なのは間違いないとは思いますが、それでもやはり9pが通ることの方が圧倒的に多いと思います。

つまりこの12s払いは、対面の待ちが69pであるという発生率が高くないケースでの和了率を少し高める代わりに、9pが通る多くケースでの和了率を下げる選択であると言えるでしょう。

9pで放銃した際の失点がかなり痛い場面であれば放銃リスクを避けつつ和了の可能性を残す選択として12s払いはまだあると思います。
しかし、先に述べたように私は12s払いの方が和了率が高いのではないかという予測の元にそちらを選んでいる訳ですから、その思考は明確に誤りであったと言って良いと思います。


ここまで長々と対局中や対局後に考えていたことを書き連ねましたが、最後に身も蓋もないことを言えばこうやってグダグダと余計なことを考えていることが一番の誤りなのだと思います。

以下はヨーテルさんが以前出した動画です。

先の私の一連の思考はまさにこの動画の細かいことを考える中級者に該当すると思います。

こんな手は余計なことは考えず『全力テンパイ!全力テンパイ!』と9pを切れば良いんですよ。

それをなんかもっともらしい理由を並べて変なことをするところに雀力の低さが滲み出てますわ。

しょーもな!



とまぁこんな感じで一旦自分を下げないと気持ちが切り替わらない性格なんでルーティン的に軽い卑下を挟んでおいて、そろそろここまでの話のまとめに入ります。

こんな風に書きましたが、これからも私は余計なことをいろいろと考えながら麻雀を打っていきます。
これは間違いないです。

考え方はそう簡単には変えられないっていうのもそうですが、何よりもこの余計なことまで考え過ぎる性質が私のアイデンティティなんですよね。

私が麻雀で一番楽しいと感じるのはこの何かを考えている瞬間で、この楽しさがあったから20年以上も麻雀を続けてこれたんだと私は思っています。

そして、このどうでも良いことまで考え過ぎる性質のおかげで今の雀力が身につけられたとも思っています。
例え一般的には成長効率が悪い思考方法だったとしても、私にとってはこの性質があったから今があるのだとそう思ってるんですよね。

もっとシンプルに思考した方がミスも減ると思うし、効率良く強くなれるとも思います。
それでも私はこれからも余計なことを考え過ぎる麻雀を続けていこうと思います。

考え過ぎるミスを何度もくり返しながら、でもそれらのミスから少しずつ学んでいきながら、いつか『犬カルビだからこそ打てた精度の高い一打』が生み出せるようにこれからも麻雀と付き合っていこうと思います。


個人としての振り返りの最後に。

私は第3期のΣリーグにも応募しました。

もしこの文章を読んで下さっている方の中に第3期のチームリーダーの方がいるのなら。
私に来期も選手としてΣリーグで経験を積むチャンスを与えて下さい!
そして何よりΣリーグに参加する最高に楽しい時間を一緒に過ごさせてください!

ぜひ指名候補のリストに犬カルビの名前を入れてください!
よろしくお願いします!!




私の第2期Σリーグはこれにて完結です。
でも、まだまだこれで終わりたくない!

第3期Σリーグでも指名を勝ち取って、そしてもっともっと内容の良い麻雀を見せて王者ななないを倒すぜ!

これからも応援よろしくお願いします!



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