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牌譜検討⑦

第7回牌譜検討記事となります。

牌譜を一通り見た限り、牌効率・オリ・押し引き判断の基本の部分はしっかり学ばれている印象でした。

今回の牌譜検討では基本から一歩進んだ内容を取り上げて、ステップアップしていくきっかけにできたらと思います。


それではさっそく牌譜を見て行きましょう!




フォロー牌の扱い方(優先度★★★★)


東2局 打9s

これは孤立牌の4pを切るのが良いでしょう。

9sは7s4枚の受け入れをつくっているのに対して、4pは直接の受け入れには関与していません。

4pを残したのは3pや5pを引いて良形を作りたいという意図だと思います。
確かに一手変化して4pから良形ができれば、今の手牌よりも和了しやすくなるでしょう。

しかし、一手変化したときに受け入れ枚数を増やす形をつくる為に今ある受け入れ枚数を減らすのは本末転倒な部分もありますね。


4pから良形変化するかは不確定ですが、9sが7s受け4枚を作っているのは今すでに確定しているというのもあります。

特に今回の9sは、8sと北のシャンポンといういわゆる愚形部分をフォローをして受け入れ枚数を増やしている牌です。

9sのフォローがあることによってシャンポン部分の受け入れが4枚→8枚と倍になっています。

ここから9sを切ってこの部分の受け入れ枚数を8枚→4枚とするのは、356sの両門(8枚)から6sを切って35sの嵌張(4枚)にするようなものですね。
こう考えると凄く損している気分になりませんか?
(実際にはこの例えは適切ではないのですが、イメージとして伝わればと思います。)


このように、弱い部分をフォローしている牌を切ってまで余剰牌を残すことは基本的にはしない方が良いです。

特に今回のように鳴き手の場合は7sツモだけでなく7sチーの権利まで失うので尚更です。


例外を挙げるとすれば、その余剰牌にくっつけて新たにターツを作ることで手役やドラが付く場合でしょうか。

受け入れ枚数を減らす分、手役やドラで打点を上げることでその速度低下に見合うリターンが得られる場合があります。
また、手役を付けて鳴くことができるようになることで速度低下を補える場合もあります。

ただし例外はあくまで例外として、まずは【弱い部分のフォローを外してまで余剰牌を残さない】というのを徹底するのが良いと思います。

それができてから、少しずつ例外を覚えていくのが良いでしょう。



東1局 打4m

今回は344mの両門トイツからフォロー牌の4mを切って、余剰牌の7sを残しています。

結論から言うと、このフォロー牌を切って7sを残す選択は良いと思います。

手組みの基本は受け入れの少ない弱い形を強化していくことです。

その方法としては主に
①弱い形にフォローを入れて強くする
②余剰牌から強い形を新たに作り、弱い形と交換する

これらがあります。

前回の牌姿の9sは①を満たす牌だったので、既に満たしている①を嫌って②を狙う必要はないというものでした。

今回の4mは両門という強い形をフォローする牌です。
その場合は強い形のフォロー牌4mを切って、余剰牌7sから両門を作って弱い形である89pと交換する②の方法を選んでもいいでしょう。

特に、余剰牌を切って真っ直ぐ進めると愚形リーチのみのような価値が微妙な聴牌になってしまいそうなとき等は余剰牌を残して価値のある手に組み替えることを狙うのも有力となります。

今回の牌姿で言えば、打7sとして真っ直ぐ進めても聴牌までに7p待ちが残ってしまえばリーチのみの愚形聴牌になってしまいます。

7sを残して6sや8sを引けば平和が付きますし、9s引きではチャンタを狙う選択も出て来ます。

このような場合は良形フォローを外して余剰牌を残しても良いことが多いかもしれません。


ここまでをまとめると、
・基本的に愚形フォローを外して余剰牌を残すことはしない
・良形フォローの場合、他に愚形がある場合は良形フォロー牌を切って余剰牌のくっつきに期待しても良い

現段階ではこのように覚えてしまうのが良いかなと思います。

長くて覚えにくければ【愚形フォローを外してまで余剰牌を残さない】ということだけでも覚えておけばひとまずOKです。


※ちなみに打4mとして34mに固定するより、打2sとして23sに固定する方が良いです。
理由は344mはツモ5mで3445mの中膨れの形ができるからです。

それに対して、223sからのツモ1sでの1223sは見かけ上は中膨れですが、両門化するツモが3sしかなく弱い形です。
なので223や788からは2メンツを作りにくいのですが、3〜7のトイツからの両門トイツは一手で優秀な中膨れを作る可能性がありそこから2メンツを作ることも十分あります。

中膨れができたら嬉しい手牌の場合は3〜7の両門トイツを安易に両門固定せず、他に切れる牌がないか一度探してみると良いと思います。



南3局 打7p

これは打4sが良いです。

恐らくピンズを788pと見てドラの8pをトイツで使えるように7pを切ったのだと思います。

しかし、ピンズの形をもう一度良く見てみましょう。

このように見ると146p受けのいわゆる両門嵌張の形になります。
つまり7pは、14pの両門をフォローして6pの受け入れを作っている牌になります。

それに対して4sは、36sの両門をフォローして8pと4sのシャンポンの受け入れを作る牌になります。

弱い形に優先的にフォローを入れるという原則に基づいて考えると、14pと36sのどちらが弱いかを比較して弱い方のフォローを残すようにすれば良いでしょう。

見た目枚数は14pが残り4枚、36sは残り7枚と36sの方が多く残っています。

これにより、弱い14pのフォロー牌である7pを残して強い36sのフォロー牌である4sの方を切るという結論になります。

このように、フォロー牌同士の比較では弱い部分のフォローを優先的に残すようにすることがポイントとなります。


手牌価値に合わせた守備意識(優先度★★★)

麻雀の押し引きの基本は【自分の手牌価値を基準に考える】です。

自分の手牌に価値がある(=リターンが大きい)場合はリスクを負う価値がありますが、自分の手牌の価値が低い手でリスクを負うのはリスクとリターンが見合わず損となることが多いです。

このリスクとリターンのバランスを意識することが必要です。

東2局 南ポン打4p

この南はスルーした方が成績は安定すると思います。

南をポンした方がこの局の和了率は当然高くなるのですが、同時に南という守備駒がなくなるので放銃率も上がってしまうんですよね。

南を鳴くと手牌の安全度が大きく下がり、将来降りたいような状況になっても【安牌がないから押した方がマシ】ということが起きやすくなるんですね。

いざ【押した方がマシ】という状況になれば当然押した方がマシなのですが、その押した方がマシという未来になりそうな選択をなるべく避けるというのも一つの戦略になります。

逆に言えば、鳴いたあとに降りたいような状況にならない手牌なら守備力はあまり考えなくて良いとも言えます。


ではそのような手牌かどうかはどのように考えれば良いのでしょうか。

手牌の価値を評価するときに考える要素は主に以下の2つです。

①速度(和了しやすさ)
②打点

①の速度が速い場合は他家が攻めてくる前に和了してしまうことで自分が守備に回る機会を減らすことができます。
他家からの攻めを受けないのであれば守備力は必要ないですからね。

また、聴牌形が良形であればめくり合いになっても比較的勝率が高いので結構押すことができます。

②の打点については、高打点であれば和了したときのリターンが大きいのである程度のリスクを許容して押すことができます。
簡単には降りないのであれば守備力の重要性は低くなります。

①②の要素から先の牌姿から南を鳴いた後の形を考えて見ると、まず打点は現状1000点の手でドラも使いにくいので打点的価値は低いです。

速度に関しては、序盤に良形+愚形の鳴ける1シャンテンなのでそこそこ先制聴牌はできそうです。

しかし、聴牌形は愚形が残ることが多いです。
現状の聴牌への受け入れは147mの12枚で14mから入れば嵌7m、7mから入れば14mの聴牌になります。

つまり変化せずこのまま聴牌したときに良形になる確率は4/12、3回に2回は愚形聴牌になってしまう訳です。
良形変化もあるので実際にはもう少し良形聴牌はしやすくなるかもしれませんが、それでも半分以上は愚形聴牌になりそうです。


まとめると、この牌姿から南を鳴いた場合は
・打点はだいたい1000点
・先制聴牌はそこそこ取れそうだが半分以上は愚形の聴牌になりそう
・守備力はほとんどない

という手牌評価になります。

先制聴牌はそこそこ取れるので、他家に攻められる前に和了できることもそれなりにあるかもしれません。
しかし聴牌形は愚形になりやすいので、他家に追い付かれて1000点の愚形聴牌でめくり合いをしなければいけないこともそれなりに発生します。

例えばダブ東のカンをしている親は聴牌すれば7700〜12000級の打点であることが予想されるので、1000点の愚形聴牌でその高打点とめくり合いをするというハイリスクローリターンな勝負もそれなりに発生することになります。

こういったハイリスクローリターンな勝負になる未来をなるべく避ける方がラス率を下げることができるでしょう。


この南のような守備力の高いブロックのことを安全ブロックというような呼び方をすることがあります。

安全ブロックと安全牌(余剰牌)との大きな違いは、安全ブロックは攻撃にも使えるということです。

安全牌(1枚だけの字牌など)は基本的に聴牌までのどこかで手放さなければいけなくなりますし、手に残そうとするとその1牌分は攻撃に使える牌のスペースを圧迫し攻撃力を下げなければいけないことがしばしば発生します。

しかし安全ブロックは自分の手牌構成として使えるので、そのブロックを聴牌・和了まで持ち続けることができます。

この攻守兼用の安全ブロックをうまく使いこなすことができると、和了率をあまり落とさずに放銃率を下げることができるようになります。

ちなみに安全ブロックの代表格は字牌のトイツや暗刻ですが、他家の捨牌次第で数牌が安全ブロックとして機能することもあります。


少々難しいかもしれませんが、自分の手牌構成で他家に対しての安全度がどの程度あるのかをなんとなくイメージしながら打つ癖が付けられると手牌価値と守備力のバランスをうまく取ることができるようになります。


東3局 打南

これはちょっと難しいですが私のオススメは2pです。
このくらい悪い手牌だと守備力の高い南をなるべく残した手牌進行をした方が安定します。


この南切りの意図は恐らく、東の重なりを残しつつ食いタンも視野に入れるというものだと思います。

つまり門前でリーチまで行くのは難しそうだから鳴けるようにしたいという感覚があったのかなと思います。

ちなみにこの牌姿から先制リーチは難しそうと考え、鳴き手を考慮するというのはとても素晴らしい感覚だと思います!

そこからプラスアルファの思考として、いざ鳴いていったときにどのくらい先制聴牌ができそうか、打点と守備力はどのくらいになりそうかということをイメージできると手牌進行の精度が上がるかと思います。

ただこれはちょっと難しいので今はなんとなくイメージする癖をつけるくらいで良いかと思います。
考える癖さえ付けてしまえば、少しずつだとしても必ず上達していくものだと私は思っています。

思考のプロセスとして私のやり方を例として出すと、
・まず【聴牌速度】+【打点】がどれくらいになりそうかイメージする。
・それらの評価に応じて【守備力】をどの程度確保するか決める。
(聴牌速度と打点の評価が下がるほどリターンは小さくなるので、守備力を高くしてリスクとリターンのバランスを取る)

このようなイメージになります。

例えばこの手を食いタンで進めた場合を考えてみると、愚形の受けばかりで且つタンヤオのターツも足りてないので全力で鳴いて進めても先制聴牌できるか怪しいです。
ですから速度の評価はあまり高くないと言えます。

打点面を見てみると、だいたいタンヤオドラ1か赤を引いてのタンヤオドラ赤で2900か5800になることがほとんどでしょう。
打点的評価も、低くはないが高い訳でもない微妙なところですね。

この速度と打点の評価から考えると食いタン狙いはそこまでリターンが大きくはなさそうなので、ある程度の守備力は確保してリスクは抑えておきたいです。

しかし食いタンで進めるとかなり守備力は低くなるので、この進行はちょっとリターンとリスクのバランスが悪い進行になってしまいそうです。


リターンとリスクのバランスを考えて、守備力のある南のトイツを残しながらの進行を考えるとオススメは打2pになります。

実はこの手、東を重ねるとダブ東トイトイの12000が狙えるんですよね。
トイツも端寄りで鳴きやすい牌なので、東さえ重なればかなり現実的に親満が狙える手になると思います。

とはいえ実際は東が重ならないことも多いですよね。
その場合は七対子を狙うのが良いでしょう。

七対子狙いの場合は速度と打点の評価は高くないのですが、その分守備力は確保できるのでリターンとリスクのバランスは取ることができます。

このことから、この手はトイツ系の手牌進行をするのがオススメです。

とはいえこの数巡のツモ次第、例えば7m7p辺りを運良くズバズバッと引けた場合はリーチやタンヤオ狙いで進める可能性がまだ残っています。

そこで、トイツを残しつつタンヤオの可能性もまだ残せる打2pが良いかなというのが私の考えです。

打2pとすると3pの受け入れがなくなってしまいますが、仮に2pを残して123pのメンツができたとしてもそれでもまだ先制リーチは難しいくらい形が悪い手です。
また、食いタンもトイツ系の手も狙いにくくなります。

ですので、今回は3pの受け入れだけ諦めてトイツ系の手を本線にタンヤオの可能性も僅かに残す打2pが良いかと思います。



こういった手牌評価から手牌進行の方針を決めていく技術は一朝一夕に修得するのは難しいと思います。
成績向上への即効性は低いのかもしれません。

ただ技術としての重要度はそこそこ高いと私は思っているので、将来的に身につけるために考える癖付けをして少しずつ感覚を掴んでいくのが良いのかなと思います。

同じ打数を打つのであれば、1試合当たりの経験値を少しでも高めた方が成長速度は上がりますからね。



安全度の比較(優先度★★★★★)

牌の安全度の比較の精度はベタオリ成功率に大きく影響を与えます。

汎用性も高く難しい技術を覚えなくても精度を上げることができるので優先度は高いと思います。


東1局 打北

現物の6mを切るのが良いですね。

1枚切れの北もだいたい通るとはいえ、より安全な現物の6mを切っても1シャンテンに取れます。
わざわざ放銃の可能性がある北から切る必要はなさそうです。

また、自分の手は役無しドラなしの愚形含みの1シャンテンなので押し返す価値はほとんどありません。
6mを切って次巡テンパイするようなら北を押しても構いませんが、そうでないなら北も切らずに現物を切ってしっかり降りた方が良いでしょう。



東1局 打8s

筋の8sよりは現物の9mの方が安全ですね。
ベタオリは落ち着いて場の情報を整理すれば1番安全な牌を選ぶことができるはずなので、まずは通っている牌いない牌をしっかり把握しておきたいところです。



東2局 打2m

ここはリーチには現物の8sを切って七対子の1シャンテンに受けても良いかなと思います。
対面には通っていませんが、8sは放銃したら高いトイトイにはほぼ当たらないのでこれくらいは切っても良さそうです。

とはいえ2mは2人に通っていてそちらの方が安全ではあるし、この局面での七対子の1シャンテンもそんなに価値がある訳ではないので2mでも良いと思います。

ただしこれには続きがあります。


次巡 打8s

ここは2mが良いです。

前巡は七対子の1シャンテンに取れるので8sを切る理由がありましたが、今巡は8sを切ってももう1シャンテンにはならないので8sを切る理由はありません。
対面に放銃し得る8sよりも2人に通っている2mを切るのが良いですね。




東4局 打西

ここは打9sが良いでしょう。

まだ2巡目ではありますがこの手はもうすでに形が決まっており、9sも西もどちらも自分の和了には必要ありません。

攻撃的理由ではどちらもほぼ価値がない牌であれば、安全度で比較してより安全な西を残すのが良いですね。



東1局 打2s

2sと8s以外は全て特に情報のない無筋なので選択肢は筋であるこの2つに絞られます。
この2つでより安全なのは8sです。
以下その理由を解説します。


まず大前提として、麻雀では打ち手は確率によって偶然与えられた牌の組み合わせの中で生じた選択肢の中から選択することしかできないということです。

例えば、手牌に偶然2mと3mが与えられなければ14m待ちを作ることは絶対にできませんし、23mを持っていたとしてもそこが聴牌時の待ちとして残らなければ14m待ちにはなりません。

打ち手にできるのはせいぜい道中で23mと78sのどちらを残すか選んだり、223m白白から2mと3mのどちらを切って聴牌を取るかくらいの選択しかできません。
そもそもその選択肢を確率によって偶然与えられなければ選択することができないんですね。

何が言いたいかと言うと、確率によって偶然与えられるということの、その【確率】を比較することが安全度の比較の基本であるということです。


元の牌姿の話に戻ります。

まず2sと8sが待ちになっている形の候補を挙げると、両門・嵌張・シャンポン・単騎の4パターンです。

今回は5sが通っているので両門待ちに放銃することはありません。

次にシャンポン待ちを考えてみましょう。
そこが待ちになっているかは置いておいて、そもそも2sないし8sをリーチ者が2枚持っていないとシャンポン待ちにはなり得ません。

2sと8sはどちらも自分から2枚見えている牌です。
残り2枚の2sないし8sがリーチ者に偶然与えられている確率はどちらも同じと言えます。

つまり、2sないし8sがシャンポン待ちに放銃する確率はどちらもほぼ同じと言えるでしょう。

これは単騎待ちに関しても同じことが言えます。
必要な牌が2枚から1枚に変わるだけですからね。


最後に嵌張待ちについて考えてみましょう。

嵌張待ちをつくるには1sと3s、もしくは7sと9sをそれぞれ最低1枚ずつリーチ者が偶然持っている必要があります。
そこでそれぞれの牌の見えている枚数を数えてみましょう。

137sは各1枚、9sは3枚が自分の視点からは見えていますね。

1sと3sはそれぞれ3枚ずつ残っているので、その組み合わせは3×3で9通りあります。
対して7sは3枚、9sは1枚ですのでその組み合わせは3通りになります。

つまり、リーチ者の手牌に1sと3sがある確率は7sと9sがある確率の3倍高いということが言えると思います。

この確率はそこが待ちになっているかどうかを加味していないので、イコール放銃の危険度という訳ではありません。

とはいえ先述の通りそもそもその待ちを構成し得る牌が手の中になければ絶対にその待ちにはならないので、基本的に待ちを構成する牌を相手が持っている確率の差が危険度の差と近しい値になると言って差し支えないと思います。

(もし組み合わせの考え方がピンと来ない方は、トランプのスートが麻雀牌にも割り振られているとイメージすると分かりやすいかもしれません。

例えば♡7s♧7s♤7sと♡9sが自分の目線からまだ見えていないとすれば、リーチ者の手牌にあるパターンは♡7s♡9s・♧7s♡9s・♤7s♡9sの3通りがあるということです。)


このようにある牌同士の危険度の差を比較する場合、それぞれの待ちの形がどれくらいの確率で構成され得るのかその組み合わせの数を比較することが基本となります。

この待ち構成のパターンの数え上げは難しい技術や知識は一切必要なく、場に見えている情報を正しく整理することさえできれば誰にでもできることができます。

とはいえ、実戦の限られた時間内に情報を正しく整理するというのが一番難しかったりするんですけどね。
私もちょいちょい情報を見落としてます…


麻雀は与えられた情報を元に最適な選択を探るゲームなので、この情報を正しく読み取り整理する能力はとても重要なものだと私は思っています。

ただこれに関してはとにかく反復練習によって少しずつ練度を上げていくしかないかなと思います。
巷で打数が正義と言われたりするのはこういう部分もあるのではないでしょうか。


まとめ

今回は主に以下の3点について解説しました。
①フォロー牌の扱い方
②手牌価値と守備力のバランス
③安全度比較の方法

これらのアウトプットの精度を上げる為には打数を稼いで繰り返し練習する必要があるかと思います。

その際の学習効率を上げる為、個人的にオススメなのは全ての対局直後に牌譜を見直すことです。

見るポイントは主に2つだけでよくて、実戦中特に考えたり迷った場面を中心に
・対局中に①〜③の項目を考えながら打てていたか
・見落としていた情報がなかったか
これらの確認だけでひとまずは大丈夫だと私は思います。

あまり時間や労力をかけ過ぎると、余程の牌譜オタクでない限りだんだんと牌譜を見るのが億劫になってくるので、基本はサクッと短時間で済ますのが良いかと思います。

その代わり実戦中の記憶が一番残っている対局直後に必ず行い、牌譜を見ることに慣れる方が長期的には得するというのが私の考えです。



今回の牌譜検討記事は以上になります。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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