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【推しの子】有馬かな死す。※考察【絞殺ではありません】

阿闍梨餅…もっちもち~!
どうもシラヌイです。
ネタバレ注意なんじゃぁあ!

ワシが漢塾塾長、シラヌイである!以上

今記事は現在、復讐道から逸れ恋愛道に進んでいる【推しの子】について、俯瞰した意見を述べつつこれから期待したい事を書き連ねてみたいも思います。
正直この作品は現在までの登場する情報は余すことなく消費してきたとは思っとるのですが

なんか…今のフェーズ気持ち悪い…

という謎の不文律に真綿で首を閉められているような感覚がしていて、それを明文化してみたい。

① そもそも復讐に恋の成就は必要なのだろうか?

赤坂アカから恋の成就を取り上げることは、ゾウから鼻を取り上げるようで気が進まないのですが
真剣勝負の最中に恋慕が介在するのは昔話の定番だろう。一人の女を争って戦いに望むことや、女性の存在が戦いを後押しするなどなど。

しかし赤坂作品は基本的にギャグをハイペースで感情のラインを運んでいく。それに乗じてキャラの一喜一憂が問題の解決に着手しまごまごしながらも解決へと足を運ぶのだ。
そして最後の最後、恋の成就にはままごと感の無いシリアスで強烈な巨大感情の爆発が必須であるはずだ。

かぐやでは不評だった、氷かぐやも私個人では一番好きな展開の一つでもある。
恋の成就に進むにつれて、恐怖と対峙した時に人は一度過去を振り返る。自分という存在を反芻し、自己嫌悪したり疑い深くなったり反応は様々だろう。

それでも結局の所、二人で落とし所を探して灰色の関係性に落ち着くのだ。そこから段々と色合いを変えて互いの色が混ざり会う、それが恋愛における帰結だろう。

しかしィイ!

アクアってそもそも、17歳プラス30の合計47歳のおっさんやん…という不思議教科書の謎年齢計算式が頭にちらついたり。
重曹ちゃんって、よく考えるとそんなに可愛くないなぁ…という最低な異物が混入したりする。

人は誰しも完璧では無いのだが、アクアにはそもそも復讐の完遂という最強の種明かしがあり
有馬かなは、ルビーの負けヒロインのようなムーヴを演じられることが多い事やメタ的にこの子の行く末がなんとなく分かりそうな気もするというアヤがつけられる。

両者のベクトルがどこかマッチしていないのがおそらく読者の心の琴線を振るわない要素なのでは無いだろうか…【そうじゃない人スミマセン…】

②解決へと導くには…有馬かなの死が必要不可欠なのだ。


漢なら死ねい!


妄想です。
顰蹙を買う前提でお話します。
先に謝っておくと私はかなりの赤坂信者である。
赤坂先生がこの作品にかける思いを全て余すこと無く理解し、その上で何をしたいのかを汲み取ることが出来れば幸いである。
そして赤坂先生のキャラクター達を皆大切に思っている。

やっぱり有馬かなちゃんは死んだ方が良いのでは無いだろうか。【最低すぎる…】

推しの子には常に希死念慮が作品を支配することが多々あった。

① 星野アイの死
② 黒川茜の自殺未遂
③ 星野ルビーの闇オチと自己嫌悪

このヒロインレースの中で唯一、希死念慮に呑まれていないのが【有馬かな】なのです。

①子役時代、自分より演技のできるアクアに出し抜かれ自己嫌悪を抱えていても帰りの車にてすぐに復讐を誓う図太さ。

②仕事が無くなっても意地で芸能界に縋り、自分なりの戦い方を身に付けた。
③週刊誌に撮られ、アイドル人生が転落するかもしれないという直前でも結局は一人で立ち直りました。

つまり、ここまで描かれている有馬かなはとても強い女の子なのです。
この唯一、誰にも傷つけられない女の子である有馬が殺害されるというショッキングな出来事がこの作品により恐怖を与えることになるでは無いだろうか。

これこそが、推しは推せる時に推せ!
金言だな…となる。


③ そしてこれはメタ的にも正しい。

有馬かなの卒業が伸びたというのはご存知ですよね?
まだライブ会場は決まっていないでしょう。
つまり卒コンが東京ドームになる可能性はかなり大です。
この時期は既に15年の嘘によって一躍スターとなっている星野ルビーのいるB小町は晴れてスターダムへとのしあがり、アイドルの頂点であるドーム公演を行うことになる。

そしてこれはまさに、見立て殺人にうってつけの構図だろう。
カミキヒカルがアイを殺したのかという箇所がまだあやふやではあるが、アクアを敵視する存在にとってアクアが大切にしている人、しかも現役のアイドル。

つまり、ファン【奴隷】が存在しているのにも関わらずアクアと有馬は付き合おうとしているのだ。さぁ…察しの良い皆さんならどうなるかわかりますよね?有馬はドーム公演前にアイと全く同じ手法で殺されそうになる。


白いバラにはお気をつけ下さい。

ちなみにカミキはアクアの大切な人な茜だと勘違いしていてバラを送っていたこともあったとか…無かったとか…

茜…ニアミス、セーフ!ヽ(^o^;)ノ

結論 つまり…どういうことか?


そもそもこの論理にはアクアを精神の根底から【ちょっと横になるわ】底辺に貶め、カミキヒカルがルビーを手に入れる為の計画である。
要するに見立て構造、スタンフォード監獄実験。

カミキヒカルには明確な意図を持って星野ルビーへと接触を果たす機会があった。
・15年の嘘のキャスティングの際に、売れっ子女優を抹殺しルビーを主役へと誘導した。
・墓参りにいくルビーの跡をつけていた。
などなど

ルビーはカミキヒカルの意思によって未だに矢面に立たされていると考えて良いだろう。
カミキヒカルの目的はルビーを手に入れること、それが殺害してアイの殺害を噛み締める代償行為なのか、それとも親愛の感情からなのかは確かめるすべも無いが、少なくともカミキヒカルにとってルビーは唯一の特殊な欲求対象なのだろう。

そのためにもアクアが邪魔なのかもしれない。【同族嫌悪?】
アクアにとって大切な有馬かなが死んでしまえば、アクアは確実に失意のどん底へと戻される。
精神の不安定なアクアはもう敵では無いのだろう。【アクアはMEMちょに、有馬が死ねば俺はもう無理だぞ…といっていましたからね。】

さぁて…カミキヒカルの謀は果たして成功するのでしょうか?死ぬまで待てよ!死ねばわかるさ!

最近考察が雑になっていることをお詫びします。m(._.)m

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