見出し画像

【”程よい”の極み】目黒区『祐天寺』の住みやすさ・魅力を徹底解説

今回は目黒区『祐天寺』の住みやすさ・魅力を探っていく。

この街には元々興味を持っていて、いつか特集したいと思っていた。
そんな矢先、「次は祐天寺を紹介してください!」とドンピシャなタイミングでコメントをくださった方がいたので、そのご要望に応える形で街を練り歩いてきた。

そんな祐天寺を一言で表すのであれば、
『程よいを極めた街。東横線最強の穴場。』
といった感じ。

祐天寺を通る電車は東急東横線。
左右の街は中目黒、代官山、学芸大学という、日本のおしゃれ街のスタメンたちが名を連ねている。

そんなメンツの中で決して存在感を失わず、むしろ穴場としての地位を確立しているが祐天寺だ。

街の節々に感じさせるおしゃれさと、下町風情が残るこの街の住みやすさを存分に紹介していきたい。


近代的要素と下町風情が融合する祐天寺の街並み

それは早速街並みから紹介していく。
(動画で見たい方は上のリンクから動画に飛んでいただきたい。)

まずは駅前から。
ここはさすが東横線沿線といった感じで、こじんまりとしていながらも清潔感がアリ施設も充実。

祐天寺駅の中
駅の中にあるスターバックス
早速駅ナカにスタバあるし。

駅を出るとバスロータリーが出てくる。

ここに広がる風景はあまり都会っぽさを感じさせず、のんびりした印象を受ける。
これくらいが住む街にはちょうどよい。

保育施設を内包する駅ビル

駅ナカの施設

駅ナカの施設は「etomo」と名付けられ、先程のスタバからスーパー、薬局も揃っている。
用事帰りに一通りに買い物を済ませられてしまうのは非常にありがたい。

etomoは保育園も内包しており、朝は7:30から、夜は20:30まで子どもを預けることができる。

商店街の道

祐天寺住民を支え楽しませる5つの商店街

祐天寺にはこの比較的小さなエリアの中に5つの商店街がある。

  • みよし通り商店街

  • 栄通り商店街

  • 祐天寺商店街

  • 昭和通り商店街

  • 中央中通り商店街

一つ前で紹介した武蔵小山の商店街ほど、すべて揃う巨大商店街ではないが、アパレルから飲食、スーパー、ジムなど一通りの生活機能は有している。

こじんまりとした個人商店も多く、開拓のしがいがあって歩いていて楽しい。

商店街を自転車で走る人

商店街の節々にはアパレル店があり、見るからにおしゃれな人がファッションアイテムを求めて続々と入っていく。

ただの落ち着いた住みやすいだけの街じゃない。
しっかりと東横線のおしゃれDNAも宿しているのが祐天寺の強み。

お店の前に置かれたバイク

商店街を抜けると閑静な住宅街が広がる。

住宅街と駐車された車

高層マンションよりも一軒家やアパート、低層階が多い印象。

しかし、2021年春頃から駅前エリアを中心に再開発が開始されており、実際に街を歩いてみると新しいマンションがチラホラと建ち始めていた。

駅徒歩1分以下のマンションもあり、生活利便性はかなり高そう。

この街の象徴『祐天寺』でお参りや散歩を楽しむ

祐天寺の入口

商店を抜け、さらに住宅街も抜けると現れるのが、この街の名前にもなっている『祐天寺』。

祐天寺は、浄土宗の寺院で、総本山は京都の知恩院。開山は芝増上寺第三十六世法主の祐天上人である。高僧として名高かった祐天上人は、下目黒善久院で念仏を修行した因縁から、この地に念仏道場を建立したいと念願したが、果たせず享保三年(1718年)他界した。その高弟祐海上人が師の遺志をつぎ、江戸幕府に熱心に願い出た結果、八代将軍吉宗はその願いを入れて特別の保護を加えたので、享保五年(1720年)に本堂などが完成し、祐天上人の没年を開山とした。さらに享保七年(1722年)には、将軍家から「明顕山祐天寺」の山号寺号を授けられ、以後、目黒屈指の名刹となったのである。

数ある住居表示名のなかでも、お寺の名称が使われているのはこの祐天寺だけである。

目黒区『目黒の地名 祐天寺(ゆうてんじ)』
https://www.city.meguro.tokyo.jp/shougaigakushuu/bunkasports/areanavi/yutenji.html


祐天寺の門から見た風景
寺院内の木々

多くの人がここでお参りをしたり、中に置かれているベンチで休憩をしたりと、街の憩いの場になっているような印象を受けた。

憩いの場という話でいうと、祐天寺(街)の周辺に大きな公園はなく、下の写真のようなこじんまりとした公園が点在している。

小さな公園と遊具

一方で、祐天寺駅から徒歩15分の場所に世田谷公園があるので、子どもを遊ばせたり、家族でピクニックに出かけたりといったアクティビティはこちらで楽しめる。

祐天寺は買い物も比較的便利

祐天寺内には大きなスーパーが3つ。

  1. スーパー三和

  2. オオゼキ

  3. 東急ストア(駅ビル内)

このほか、まいばすけっとが3つ存在する。

自然食品を取り扱うスーパーなんかもある。

これだけあればおそらく食料品の買い物には困らないはず。

そのほか、商店街の中では地域密着型の生活用品店の姿も見られた。

地元の雑貨屋さん
掘り出し物が見つかりそうで楽しかった。

一方で、ダイソーやドン・キホーテ、イオンのような、一箇所で何でも手に入る巨大商業施設は祐天寺内に存在しない。

そうした場所を求める場合は、隣駅の中目黒や同じ東横線沿線に位置する渋谷にまで繰り出す必要がある。

ウェルカム感満載の飲食店たち

ファミレス
個人店の開拓ばかりじゃ疲れるからこういうファミレスがありがたいのよ。

駅前には先ほど紹介したスタバからケンタッキー、松屋があり、商店街と住宅街を抜けたところにはデニーズが。

と、チェーン店の選択肢もそこそこ多いのだが、やはり祐天寺の魅力は個人経営飲食店の豊富さにある。

木造のカフェ
昔ながらのラーメン屋さん
こういう雰囲気ある町中華大好き
日の当たるカフェ
ラーメン屋さん

商店街を歩くだけで、素敵な佇まいをしたお店をこれだけ発見できる。

それと個人的にとてもポイントが高いのが、どの店もウェルカム感に溢れている。

奥まった場所にある、いかにも一見さんお断り、みたいな厳かな雰囲気のお店は一切なく、むしろ一見さん大歓迎オーラが自分のような開拓ビビリ人間には嬉しい。

店員さんとお客さんのやり取りも少し見ていたのだが、誰に対しても非常に愛想がよく、だからといったグイグイ来すぎることもない、絶妙な距離感が素晴らしい。

祐天寺の名物ジェラートをいただく

ジェラート屋さんの入口

祐天寺に来たら、ここを訪れずにはいられないお店があるとの情報を聞きつけたので寄ってみることに。

それがこの「アクオリーナ」というジェラート屋さん。

小さいカップに入ったアイス
オリーブオイル味を注文。バニラの中にフワッと現れるオリーブオイルの風味が新感覚。

祐天寺の外からここめがけてくる人も大勢いるが、地元住民と思わしき方々が散歩ついでに立ち寄る姿も見られた。

祐天寺の家賃相場

大手不動産会社で祐天寺の賃貸家賃相場を調べたところ、結果は以下のとおり。

出典:
LIFULL HOME`S『祐天寺駅の家賃相場情報』
https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/yutenji_05052-st/price/
SUUMO
 『祐天寺駅(東京都)の賃貸マンション家賃相場・賃料相場情報』
https://suumo.jp/chintai/soba/tokyo/ek_40640/
at
 home『祐天寺駅 の 家賃相場・賃料相場 を調べる』
https://www.athome.co.jp/chintai/souba/tokyo/yutenji-st/

祐天寺から各所へのアクセス事情

祐天寺駅を走る電車は東急東横線の1本のみ。

しかし、2013年に東京メトロ副都心線との相互直通運転が開始されたため、池袋や和光市方面へも乗り換え無しで行けるように。

同時にみなとみらい線との直通運転も行われているため、横浜駅へも一本で行ける。

祐天寺駅から主要駅までの所要時間は以下のとおり。

渋谷:6分
池袋:23分
横浜:42分

強みとしてはやはり渋谷駅との近さだろうか。

渋谷駅をハブに、都内主要駅であればどこでも30分以内で行けるのは便利。

個人的祐天寺の推しポイント

商店街を歩く人々

最後に、祐天寺を練り歩いて感じた個人的なこの街の推しポイントを紹介したい。

やはり祐天寺は”程よい”が極まっていると感じる。

基本的には落ち着いた街なのだが、かといって静か過ぎもしない。
しかし賑わい過ぎてもいない。

商店街には開拓しがいのあるお店が点在している。

一度祐天寺に住んでしまうと、特段大きなライフスタイルの変化がない限り、
もうずっとこの街にいたいかも
と思わせてくれる安心感がある。

噛めば噛むほど味が出る街
といったところだろうか。

本日はこんな感じで以上とする。

今後も個人的に住みたい街のコンテンツ作りを続けていくので、noteはフォロー、YouTubeはチャンネル登録で応援していただけると励みになる。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?