江東区のネオ下町『門前仲町』の魅力・住みやすさを調べてきた
今野隆吾です。
今回は東京都江東区・門前仲町の魅力・住みやすさに迫っていく。
「もんなか」の愛称で親しまれているこの街は、情緒と機能性とおしゃれさが見事に融合している街。そんな印象だ。
そういう意味では清澄白河に近いともいえるが、清澄がよりおしゃれさに強いのに対し、門仲はより情緒に強い感じがする。(隣同士の街なので、どちらに住むか迷っているのであれば両方歩いて比べてみていただきたい。)
さしずめ『江東区のネオ下町』といったところだろうか。
今回はそんな門前仲町の魅力と住みやすさを、いつも通り街中を練り歩いて解説していきたい。
動画でも解説しているのでぜひ。
第一印象で合否が決まる門前仲町の街並みから
住みやすさや各スポットを解説する前に、まずは門前仲町の街並みを皆さんに感じていただきたい。(上の動画の1:24から見ていただくと分かりやすい)
少し余談だが、よく企業の採用担当者は
「応募者が面接部屋に入ってきたときの最初の2-3秒で合否が分かる。」
と言うが、これは住む街にも当てはまるのではないかと思う。
それくらい住む街の第一印象はかなり大事。
最寄りの駅の出口から外に出て、眼前に広がる街の景色を見た瞬間、
「あ、この街住みたい」
と思うか
「ん?ちょっとこの街自分には合わないかも」
という直感は大事にしてほしい。
そこでの楽しい暮らしが走馬灯のように脳裏を駆け巡るようなら、もう家を買おう。街があなたを待っている。
もちろん、その一瞬で住むか否かを判断してしまうのは時期尚早かもしれないが、もし第一印象で何らかの違和感を抱いたのであれば、その正体は言語化してクリアにすべき。
駅前に思っていたより店が少ない
ゴミが沢山落ちている
道が狭い
など、違和感の正体は人それぞれだが、間違っても違和感を放置して「えいや!」で引っ越すのはおすすめしない。
職場への距離や支払える家賃の都合上、自分が求める完璧な街に住むことが叶わない方もいるかもしれない。だとしても、最初に抱いた違和感の正体を明らかにした上で、それが許容できるものなのか、しっかり見極めてほしいところ。
さて、門仲の街並みだが、地下鉄の出口から外に出た瞬間に商店街が一気に広がる。
飲食店や薬局、マッサージ店などが元気よく営業していて、非常に賑わっている。
下町の商店街と言うと、どこもシャッターが閉まっていてほぼ商業エリアとしての機能を失っているところもあるが、門仲の商店街は元気元気。
門仲解説記事と動画を作るにあたり、何度もこの街を訪れたが、事前にプランを決めず、適当に目についた店でお昼を食べるのが楽しかった。
門前仲町の家賃相場
大手不動産サイトによる、門前仲町の賃貸家賃相場は以下の通り。
後述する街としての機能性の高さや利便性の高いアクセスの良さが原因だろうか、比較的家賃は高めで1Rでも平均が10万を超えてくる。
駅前のスーパー『赤札堂』が強い
生活に欠かせないスーパーは駅6番出口を出て右手すぐの「赤札堂 深川店」がおそらく最強。
ここは平日休日問わず人の出入りが激しく、おそらく門前仲町住民の殆どはここで食料を調達しているに違いない。
中にはダイソーもあるので生活用品もバッチリ。
他にもオオゼキ、まいばすけっとが二つあり買い物には困らない印象。
チェーン・個人商店が目白押しで商店街裏も最高
まず驚いたのがチェーン店の豊富さ。
商店街の中にもミスド、餃子の王将、日高屋、いきなりステーキなど種類豊富で選択肢には困らない。
勝手なイメージかもしれないが、こういう下町商店街は個人商店ばかりで、いきなり初めての店に飛び込むのは少しハードルが高い感じがしていた。
門仲の商店街はチェーンと個人商店とが良いバランスで混ざり合っているので、サクッと食事を済ませたい時はチェーン店、街を開拓したい時は個人店に入るといった使い分けができる点が嬉しい。
夜になるとまた雰囲気がガラッと変わり、一気に飲み屋街っぽくなる。
行くなら覚悟を。最強カツ丼店「丸七」
最近行った門仲の店で一つおすすめを挙げるのであれば『丸七』。
門前仲町に二店舗あり、上記門前仲町店に開店直後に足を運んだところ既に長蛇の列が。
結局1時間近く待ったが、
「寧ろたった1時間で入れていいんスカ?」
くらいの旨さだった。
卵焼きはふわふわで、肉汁滴るムチムチカツが溜まらない。
「本当に旨いカツって、甘いんだ・・・」
と思わず感嘆の声が漏れた。
とにかく非常旨いので百聞は一食にしかず。一度行列に飛び込んで食べていただきたいのだが、このカツ丼はめちゃくちゃ重い。
友人と並びながら、
友「なんかすげーボリュームっぽいけど大丈夫かな」
俺「大丈夫やろ。Z世代なめんな(29歳)。」
と息巻いて入店したが後半は完全に闘いだった。
なんとか完食し、Z世代の如く入店しシルバー世代の如く退店したが、味はこれまで食してきたカツ丼を遥かに凌駕する史上最強。
丸七さんに行くのであれば、少なくとも直前の朝食は抜くことをおすすめする。
その他生活に欠かせない門前仲町の施設たち
次に、生活にあると便利な施設やスポットについて解説していく。
個人的には、住みやすい街を定義する上で以下の要素は欠かせない。
ジム
サウナ
電源/Wi-Fiカフェ
これらのスポットの有無を街を歩いて調査してきた。
意外にも充実しているジム
24時間営業の会員制ジムとして、
エニタイムフィットネス門前仲町店
JoyFit門前仲町店
の2店舗が存在。
エニタイムフィットネスの方が駅近で、JoyFitは駅から徒歩10分程度。
その他パーソナルトレーニングジムが多数。
下町感の強い街ながら、以外にもジムは充実している。
門仲内にはないが周辺エリアに選択肢豊富のサウナ
調べたところ門前仲町エリア内に銭湯・サウナはなさそう。
隣町の月島や菊川、木場、清澄白河には幾つか銭湯・サウナがあるので、街中にはないものの選択肢は多い。
ちなみに個人的おすすめは以前清澄白河の動画でも紹介した『辰巳湯』。
電源・Wi-Fiカフェ
スタバやタリーズ、ドトールといった大手チェーンカフェがないのがやや難点。
強いて言うなれば、
モスバーガー門前仲町店
フレッシュネスバーガー門前仲町店
ミスタードーナツ門前仲町ショップ
があるくらい。(割とあるな)
一部電源席が使え、Wi-Fiがあるカフェとしておすすめなのが2022年にできた『MONNAKA COFFEE』。
「え、めっちゃおしゃれなカフェあるやん。」
と思わず呟くくらいには良いカフェ。
会計はキャッシュレス決済のみで現金は使えないので要注意。
店内は小規模ながら、スペースを贅沢に使っていて居心地が良い。
少しだが、外席もあるので、今の季節は難しいかもしれないが、夕方とか、もう少し涼しくなってきた季節の利用はおすすめ。
大きな公園や『富岡八幡宮」も
商店街を抜けると大きな公園があり、親子が遊具で遊んだりキャッチボールをしたり。
富岡八幡宮には地元の人々が散歩に来たり、観光客と思わしき方々がお参りに訪れたりと多くの人で賑わっている。
屋台が出ていることもあり、僕が訪れた時は骨董品?が売られていた。
どこへ行くにも困らない門前仲町のアクセス事情
都営大江戸線
地下鉄東西線
が通っているため、どこへ行くにもスムーズ。
例えば、大江戸線を使った場合、
大門(浜松町)まで11分
新宿まで30分
東西線を使った場合は大手町まで6分だ。
ちなみにいずれの路線も通勤ラッシュ時間は真の地獄なので要注意。
やや酔っ払いは多いも概ね治安は良好
あくまでネットの情報だが、治安は概ね良いものの、飲み屋がということもあり、酔っぱらいによるトラブルや騒音が気になるとの声も一部見られた。
僕自身、駅前の飲み屋が多い街に住んでいたことがある。
自身がトラブルに巻き込まれたことはないが、夜寝ていると酔っ払いの叫び声が聞こえてきて起こされる、ということは何度かあった。
酔っ払いによる安眠妨害は絶対に嫌だ、という方にはあまりおすすめできないかもしれない。
このあたりは動画でも話しているが、門仲に住んでいた・住んでいる方の声をコメント欄で頂けると嬉しい。
機能性抜群の下町『門前仲町』
チェーン店やジムもしっかり揃っており都心へのアクセスも抜群、そして自分で魅力を開拓していくだけの余白もある、門前仲町は非常にバランスのオールマイティ下町という感じがした。
最後に、僕なりに門前仲町に向いている人をまとめてみた。
この辺に当てはまる人は、ぜひ引っ越しを検討してみてほしい。
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