イントロ15秒に見る「W trouble」の世界観

先日Mステで初披露されたジャニーズWESTの「W trouble」パフォーマンス。イントロの振り付けが印象的だったのでメモをとってほったらかしにしていたのだけれど、このテストhttps://overpass.dokkoisho.com/cognitive/
を見て視覚体験を言語化したくなる癖に納得する結果が出たので、noteに残しておこう!と思い立った。


ダンスについての知識はゼロ、なのでそういう視点は皆無、かつ振り付けを担当されたkazukiさんの思いとは全然かけ離れている可能性が大です。ただただオタクがかっこいい振り付けに滾ってなんとか言語化したく書きつらねた文章なのでご了承を。

まず、この「W trouble」はアルバムリード曲でシングルではない。にもかかわらずMステで披露され、しかも振り付けはs**t kingzのkazukiさん、アルバムにはこの「W trouble」の世界観のイメージビデオが特典映像としてついている。なんとチカラの入ったプロモーション。

「W trouble」特典映像で描かれるのは芸術が禁止された世界、いわゆるディストピアで抑圧された人々を解放するため地下で活動するWESTのメンバーたち。彼らの所属する集団が「W trouble」。はい、大好きですよね、この設定。大好物。謎の集団「W trouble」における各メンバーの設定もオタクの好き!を突いてくる。

で、イントロの振り付けにはこのイメージビデオの世界が反映されてるんじゃないか、とオタクは考えたわけです。イントロ終わって歌唱に入ってからは「曲の世界」に入るんだけど、イントロは「特典映像の世界」を彷彿とさせる。たった数十秒だけどオタクの夢がつまってる。
Mステ録画のある方はちょっと観てから読んでいただければ。


イントロ15秒に見る「W trouble」の世界観

イントロが始まり、伏せていた顔をゆっくりと上げていくロールアップ。まるで抑圧された世界~ディストピア~から目覚める自我のように。
そして次の振り付けでは静から動への弾ける動き。その動きは、抑圧された世界から目覚めた自我が内側から爆発したかのよう。そこから粉々に発露した自我を今一度かき集めるように、それらを腕で自分の内側に引き戻す。

続いては、深く沈めた姿勢からだんだんと前に進みながら徐々に立ち上がっていく。その振り付けは「再生」して新しく生まれていく「自己」のようだ。低いポジションから前に進むことにより「明るく祝福された生」というよりもそこには「不穏な蠢き」を感じる。それは抑圧されたディストピアでの「禁じられた再生」=「解放への活動」を表しているのかもしれない。

ここでフォーメーションは広がり、メンバーが右手を上に掲げ、目でその動きを追う。手に掲げたのはまるで「ともしび」のよう。
自分の中から生まれた「ともしび」「光」を外に、そしてその光の表す「希望」を見上げることでこのイントロの「抑圧された世界」からの「覚醒の物語」は終わりを告げ、曲の世界へと入っていく。

以上、イントロ15秒におけるオタクの大仰な妄想ストーリーにお付き合いいただきありがとうございました。全然違う可能性の方が大きいですけど…真実は今は藪のなか…。kazukiさんいつか真意を教えてください、お願いします。

追記:ライブの全公演が開催されなくなりました。しかし彼らは「W trouble」公演の可能性が無くなったのではないと先を見ています。私たちも前を、先を見つめていきましょうぞ。イントロダクションである特典映像の続き、本編を見なければなりません!!