【政治改革】政治資金規正法 衆議院賛成から一転して参議院反対へ【維新deGO! 】(AI文字起こし)

この対談から読み取れる主な出来事の時系列と日本維新の会の主張の変遷は以下のようになります:

時系列:

1. 2年前:調査研究広報滞在費(旧文通費)の日割り支給に関する法改正が行われ、領収書公開が約束される。

2. 今国会の初め:自民党が政治資金規正法改正案を提出。

3. 衆議院審議:維新の会は条件付きで賛成。

4. 参議院審議の終盤:
  - 自民党が旧文通費の領収書公開を今国会では見送る意向を示す。
  - 火曜日:維新の会が総理大臣への問責決議案を提出。
  - 水曜日:維新の会が議員運営委員長の解任決議案を提出。
  - 木曜日:議員運営委員会で問責決議案の取り扱いを協議。
  - 金曜日(6月21日、閉会日):最終的に問責決議案は本会議に上程されず。

5. 今後:閉会中審査で旧文通費の領収書公開について議論予定。

維新の会の主張の変遷:

1. 当初:政治資金規正法改正案に条件付きで賛成(衆議院)。
  - 旧文通費と政策活動費の領収書公開を条件とする。

2. 参議院審議中:自民党が約束を反故にしたと判断し、反対に転じる。

3. 国会終盤:
  - 総理大臣への問責決議案を提出。
  - 議員運営委員長の解任決議案を提出。
  - 野党第二党の立場では十分な審議や採決ができないことを主張。

4. 今後の方針:
  - 閉会中も旧文通費の領収書公開を求めて活動を継続。
  - 衆参両院で野党第一党を目指す。
  - 二院制の特徴を生かしつつ、最終的には一院制を目指す。

全体を通して、維新の会は「古い政治をぶち壊す」「透明性を高める」「非常識な政治を塗り替える」という主張を一貫して掲げています。​​​​​​​​​​​​​​​​


音喜多駿:
はい、今日も維新でゴーが始まりました。おはようございます。

本日は6月21日の金曜日、国会のまさに閉会日にこちら収録しておりますけども、今日のゲストは日本維新の会国会議員団参議院国対委員長の柴田巧参議院議員に来ていただきました。よろしくお願いします。

柴田巧:
はい、どうもよろしくお願いします。

音喜多:
今回はですね、終盤参議院がですね問責決議を出したりとかですね、非常にですね単なる消化事案に終わらないところを見せてきてですね、自民党に何とか一矢報いようと、この最終日まで戦い続けてきたわけなんですけども、その後の振り返りをですねおときたと柴田さんでやらせていただきたいと思いますので、本日はよろしくお願いします。

柴田:
よろしくお願いします。

音喜多:
まず前段なんですけども、今回我々日本維新の会は衆議院の方で政治資金規正法の改正、自民党が出してきた法案には賛成し、そして参議院の方では反対するということを行いました。

なぜこうなったかというと、政治資金規正法はかなり不十分。自民党が出してきた提案というのは抜け穴だらけで、企業団体献金の廃止もしないし、とてもじゃないけど改革と呼べるような内容ではなかったわけでありますけれども、自民党側から維新の方に提案をしてきて、なんとか維新さん法案の成立に協力をしてほしいと。

維新さんの提示もできる限りのむということで、旧文書通信交通滞在費、そして政策活動費、この我々が領収書公開を求めていた2点をやるということを総理も含めて約束をして、合意文書を交わしたから、これ一歩前進として衆議院の方で私たちは政治資金規正法の改正案に賛成をしてきたわけです。

ところが賛成をして、我々参議院の方に法案が送られてきたら、もう衆議院の方で通ればあとは参議院になって同等でもなると思ったのかどうか、それは分かりませんが、にわかに自民党の幹部たちから、いや旧文通費、文書通信交通滞在費の領収書公開、これはもう今国会一時は無理だと、先送りしようという声が上がってきたわけですね。

それは約束違反じゃないかと我々は猛抗議しましたけども、日々いろんな交渉もしましたが、どうやら本当に日程も足りなくて、参議院の方も衆参もどちらも領収書公開は通せそうにないということになってきて、この我々参議院終盤戦を迎えて、さあどうするかというところから、我々参議院維新の戦いが始まったわけですけれども、柴田さん、我々はまずどんなことをしたんでしょうか。

柴田:
今、衆議院では我々も賛成をしたわけですが、参議院に移ってきて、最終盤、この口頭での合意が崩れるということになりました。我々は、これは大前提が崩れるわけですから法案にもこれは賛成することはできない。

そしてやはり単に反対するだけではなくて、我々の強い意思を示すためにも、この高等官の約束を破るというのは本当に国民に対しても裏切り行為に等しいわけですから、ここは問責決議案といって、確かに不信任案と違って法的拘束力はないんですけれども、非常に重たい決議、そして一人にした初めての総理に対する問責決議案という歴史的な決議案を出して、我々の強い意思を表そうと。

音喜多:
まずここまでで問責決議案というのは参議院が持っている権能の一つで、衆議院の方は内閣不信任案というのが出せます。これは皆さんご存知の通り衆議院は50人以上で議案ができて出して、もし賛成多数で可決されると総理が辞めるか、あるいは議会を解散させるか、どっちかというと強力な武器が不信任案。

ただこれは衆議院の方にしかありませんので、参議院はこういう権能はありませんでも、代わりに問責決議案という、あなたには重大な責任があるということで、可決されたからといって何かが起こるわけではないんですけども、もし賛成多数で可決されればその政治生命とか職の生命は失われるぐらいの強力な意味を持つのが問責決議案。

これ実は参議院の方は10名以上いれば出せるということで、我々日本維新の会参議院の方は20名以上議席をお預かりしておりますので、単独でも出せるということで、通常これ不信任案の前に参議院の方で問責が出るってことは、あんまりありえないわけですね。

まず衆議院の方で不信任案の、こちら強力ですから出すんですけども、立憲さんはおそらく出せたろうと言われていた。でもその前に私たちは、やっぱりこう、閣僚の約束、そして国民との約束を破えた総理に対して、特にこの文通費はもう2年前にね、この調査研究広報滞在費と名前変えて、日割り支給を先行して法改正したときに、領収書公開をセットでやると、自民党がもともと国民の前で約束していたこと、ついに今回やるのかと思ったらやらなかったわけですから、これはもう重大な国民に対する裏切り、議員特権の保全だということで、我々はこう、問責決議案10名以上いますから署名から出したということをやってまして。

ですねこれは実は私が質疑させていただいて最後の最後ですね、ちゃんと政策活動費のやつをちゃんとやるのか、旧分通費のやつも期限を、国会の会期迫っているとは言わない、延長もできるんだから延長してでもやると大号令かけていただけませんかと聞いて、でも総理はできないということだったので、でももうそれではこれは約束を違えたということですから、今からもうこの問責決議案を提出しますという合図にですね、柴田さんと安倍さん、猪瀬さんたちがですね、事務総長とかですか、手でガーッと出させていただいたということで、これを問責決議を提出したわけであります。

ちなみにもう1個解説なんですが、不信任案を出すと全部全部止まります。議事が衆議院の方は全部止まるんですけども、問責決議案は野党第一党が出したときは全部止まるんですけども、野党第二党以下が出しても議事は止まらないんですよね。

柴田:
これ不思議な仕組みですよね。これは本当に不思議で、不信任案もあるいは問責決議案も名前は違いますけど言わんとしていることは今の総理信任できません、問題ありますよね。同じ中身なんだけど野党第一党が出すか第二党が出すかで扱いが全く違うというのはやはりこれはおかしな話で、先ほどお話しされたお話があったように参議院での問責決議案は10人以上の賛同があれば出せるんですけども、おそらく10人にしたのは小さい会派で乱発をするのをやっぱり嫌ったんだろうと思いますが、今の問責決議案は決議案ですから野党第2党を出す方がやっぱり等しく扱われるべきだと思いますけど、自民党は未だ野党第2党が出す総理問責決議案を本会議で諮ったことはないという理屈で、なかなか議員運営委員会で審議させないようにする。

音喜多:
そうなんですよ。最終的にはどちらも、いくばっかりは協力してくれましたが、立憲さんも第一野党も不信任案を出す前に我々に騒がれるのが嫌だったのかなと、そういうところもなきにしもあらずだってなかなかこの前に進まない状態が続いたということで、これはちょっとやっぱり我々は古い政治をぶち壊して新しい政治を作ろうという考えに基づいた政策ですが、そういう意味で国会議員改革もですねいろいろやっぱりこれを機会に見直すところが多々あるなというのは正直な。

今柴田さんが解説してくださったように出しても議事は止まらないし、そしてそれが果たして諮られるかどうかもわからないというですね、要は与党がその気になれば、中ずらしにしてねその廃案に追い込むことができるという状態になったわけですね。火曜日を出して極めて重たいものだから当然対応してくれますよねと言ったら自民党は難色を示してきたわけです。

その後が火曜日ですね出したのが金曜日には閉じてしまうということで、この後4日間逃げ切られてしまってはたまらないということで、じゃあ何かもう一手できないのかということで我々が発動したのが議員運営委員長の解任決議案ということで、これどんな流れだったんでしょうか。

柴田:
議員運営委員会でこの決議案を扱うんですね。ところが9人、委員長を入れると10人になりますが、9人私を含めて理事がいて、5人の野党側はこれはやっぱり審議に付してあげるべきだと。なんですが4人の与党側はいやこれは扱わないということで5対4なんですが、その時点では全会一致ではないという理由で引き続き協議という状態が続いて、おそらく時間切れの逃げ切りを狙っていたんだろうと思いますが、議員運営委員長が積極的にそれをやらないとすれば、解任決議案を出して、事態を動かすべく、そういう手立てを取った ということで。

それがとうとう昨日の午前中まで やはり自民党はガンとして動かなかったのですが、ここからいろいろと折衝が続いて ですね。当初は昨日の午前中まではそういう状態だったんですが、まああの立憲も含めて いろいろな交渉を重ねてですね、結局のところじゃ 昨日の時点、お昼にやる予定はありませんでしたが議員運営委員会を開きましょうと。

そこでややこしい話なんですが、簡単に本会議にこれを上程するかどうかをここで決を取りましょうということになったんです。それまではそこまでも行かせないということだったんですが、自民党が折れてきてですねそういうことをおっしゃったので、もう一度解任決議案を出しましたが、解任決議案の理由の一つは委員長がですね積極的に取り諮ろうとしないということでしたので、じゃあそれは撤回しましょうという折り合いでですね昨日開かれた委員会を開かれたんですが、残念ながら与党などの反対多数で趣旨説明は実施をしましたが本会議には挙げないということで非常に残念なことになりました。

けど議事録に残りますので委員会で発言していますので、なんでこの維新が問責を出すということに至ったのかということはずっと永久に議事録として残るということ、そういう意味ではここまでいけて何とかよかったかなとは正直思います。

が、先ほど言いましたように残された課題も多いし、そこまでいく間にはあまり名前は言いませんがいろいろ各党で議場であるいは某コーヒーショップの前で戦いがいろいろあってヒートアップしたこともありましたが、やはり古いよろしくない慣例というのはこの辺に見直していく必要があるなと改めて思うと同時に、やっぱりまずは野党第一党にならなきゃならないなというのはつくづく思いましたね。

音喜多:
やっぱりまずは総理の問責出したとでもこれ吊るしておいて継続協議という名前で国会が終われば実は廃案に追い込めるということをもう自民党がね 結託してやろうとしたんでブチ切れたわけですよ。我々としてはそんなこと許されて いいのかと。

一番怒ったのは東徹さんって言ったんですけども、前政調会長も 東さんがね議場で叫んでましたからね。でまぁ解任決議案出すから​​​​​​​​​​​​​​​​さえかって いろんな党内の議論があったんですけども、東さんがもう出すべきだと、やれることは全部やるべきだということで、僕と東さんがですね火曜日に総理の問責出して、水曜日の朝にですね夜中で僕がガーッと議員運営委員長決議の理由を書いてですね、朝東さんとプリントアウトして持って行って、また記者会見やってですね、これはおかしいじゃないかと。

だってこんな重要なこともやってるんだから扱うか扱わないかぐらいはねちゃんとこの公開の場で採決をして、自民党が数の力で潰したんだということをみんなに見てもらいましょう。そこまでは最低限やってくれということを訴えたところですね。

やっぱりこれはなかなか 議会と国会って面白くて、数での力でとか横暴で吊るしとくこともできるんだけども、 やっぱり世論がこう圧力をかけて、自民党ひどすぎるなと、吊るしっぱなしで廃案なんて ありえないだろうということで、まあおそらく自民党さんもいろいろ考えてね。じゃあ採決やるかということで先ほど柴田さんがおっしゃった議員運営委員会が開かれて、議事録が残る場で我々は趣旨説明をして採決をして、事実上否決されましたけども、彼らが数の力で押しつぶすシーンというのは皆さんに見ていただけたので、総理の問責決議を出した一定の爪痕というのは残せたのかなと。

だからやっぱり参議院としての意思を示す、衆議院は不信任案が出たからあれでしたが、そのある意味絶好の機会でもあったのですけど、衆と参は我々はいずれは一院制にしていく必要があるかと思いますが、現に今2つがあって、これはやっぱり役割分担というかね、衆でやったから参でやらなくてもいいじゃないかということではなくて、参は参でやっぱり意思表示する機会があって然るべきだと思いますから、これを機会にですねやっぱり参議院らしさを二院制である限りは出していくと。

そしてまた衆議院では、法案の話も戻りますが、衆議院では足らざる部分、あるいはその時は見えなかった部分を参議院でまた改めて取り上げるとか、そういう二院制である間はそういうやっぱり特徴をよく生かした政治をやっていく必要があると思います。

しおそらく封じ込めて少数会派、第2党以下封じ込めて、こちらのいろんな総理に対する厳しい意見を言わせないようにしたかったんだろうなと思いますが、やはりおときたさんが言ったように最終的には他の野党の皆さんも賛同してくれて、一応委員会で事実上本会議で諮るかどうかまでいけたのはよかったかと思いますが、残された課題も多いので我々がまずは野党第一党になれば議会運営を与党や第一党とやりますから、そこがやっぱり政治を変えていく、国会を変えていく、まず確実な一歩になるかなと思いますね。

音喜多:
我々維新の会は一院制というのを標榜はしてますけども、今はまず現在二院制ですから、衆参の法案の採決態度が違ったということでいろんなご批判やご意見もあるんですけども、確かにこれ一貫してるっていうことがそれも一つの理屈ではありますけども、でも衆議院で審議をして何のために参議院があるのか。

そこで何か間違ったこととか新たな事実が判明すれば採決態度も含めてこれは変わることだってあり得るからこそ2回審議がある二院制があるわけですから。今回は総理がですねセットでやると言ってた政治資金のこのブラックボックスを打ち破る 文通費の公開そして政策活動費公開、2つをやると言ったのを一つを全くやらないということで重大な事案の変更が生じたわけですから、国民への裏切りが判明したわけですから、これは私はもう採決態度を変えたということは何の曇りもなくやるべきだったというふうに思います。

しそれはもちろん逆に守らせれば一番良かったんですけども、しっかりと毅然として意思を示しましたし、で最後も質疑とかもたくさん出して総理の方をね、いやーいや、それがやっぱりごめん、ちょっとやっぱ頑張るわって言って欲しかったですよ。まあまあまあ残念、言わせるとこまで行かなかったですけども、しかしかなり大きなね我々インパクトを残せたと思います。

しこれからまだ戦ってですね、閉会中もですねあの今日議員運営委員会というところで 旧文通費の公開から議論しますけども、実は閉会中でもね法律を変えなくても規則を 変えれば領収書公開できるということが判明しまして、この具体的な規則を変えれば 閉会中でもできるじゃないですかという提案を今日あの柴田国対委員長と衆議院の遠藤国対委員長にやっていただいたので、ここでまた新たな戦いが始まりますので、ただ問責出してなんか維新なんか目立とうとして、否決されてなんか何もできなかったじゃないかみたいなことも言われるかもしれませんが、これはまだ戦いのプロセスであって、ここから我々はしっかりと相手にプレッシャーをかけて、文通費の領収書公開も勝ち取るし、そして先ほど柴田さんがおっしゃったように野党第一党になれば、やっぱり景色が変わりますよね。

今回本当にそれ我々よく分かりましたよね。野党第二会派だと、どんなことをやってもですね、審議がどうだとかですね、もう与党、与党の筆頭同士がもう結託したら、審議にすら上げてくれないっていう、これはやっぱりぶち壊していくのが我々日本維新の会なんで、ぜひ皆さんにもご支援賜りましてですね、来る衆議院の解散総選挙、来年には参議院選挙もありまして、これ柴田さん改選じゃないですか。

柴田:
そうしたら早いですね。僕ら同じ時期なので来年までということになりますけども、次は議席倍増してなんとか参議院の方でも野党第一党、双方で野党第一党を取って国会の古い仕組みをぶち壊していきたいと思いますので、ぜひ皆さんに応援をお願いしたいと思います。

音喜多:
じゃあ柴田さん視聴者の皆さんに最後一言お願いいたします。

柴田:
はい、今日はどうもありがとうございました。まあ国会は今日で事実上閉幕ですが、今を音喜多さんがおっしゃったように新しい戦いはもう今日から始まったと思っています。文通費の改革も閉会中でも一生懸命我々は主導していきたいと思いますし、やがてやってくる衆議院参議院の国政選挙では必ず野党第一党に、まずは少なくともなって野党の関数割れを起こして政治を大きく変えていきたいと思いますので、また引き続き頑張ってまいりたいと思います。

いろんなことがありましたが我々の結束はさらに固まったと思いますので、野党の中にも耐えた落とした一部分の野党がありましたし、日本の政治を変えるために我々一生懸命頑張ってきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

音喜多:
ありがとうございました。今回参議院の消化試合は終わらず最後まで戦い続けましたので、週が明けたら終わりだと思わず、ぜひ私たち参議院維新の活躍にも今後もぜひご注目いただきたいと申し上げまして、今日の維新でゴーとさせていただきたいと思います。ご視聴どうもありがとうございました。

柴田:
どうもありがとうございました。

音喜多:
また次回。

維新は変える。建前から本音へ。保身から挑戦へ。履修生から大変革へ。否定から提案へ。停滞から成長へ。隠蔽から透明へ。空論から実行へ。ごまかしから誠実へ。今こそ非常識な政治を塗り替える。さあ未来のために古い政治を打ち破れ。日本維新の会。​​​​​​​​​​​​​​​​

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