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保育士に薦めたい学習分野3選!保育の勉強と併せて自身の専門性を高めよう

 よりよい保育ができるようになりたい

 向上心や意欲はあるけれど何を勉強したら良いか分からない

 保育だけでなく何か専門的な知識やスキルを持っておきたい

 こんな風に思っている向上心の高い先生も多いはず。それと同時に、保育を学ぶことにプラスして何か勉強したいけれど、何を勉強したらよいのかが分からないという方も少なくないのではないかなと思っています。

 今回は個人的にオススメしたい、保育で活かせる分野を厳選して3つ紹介します!

今回のポイント

 この記事を最後まで読むことで以下のことについての理解が深まります。

  • 日々の業務と保育の勉強を忘れては意味がない

  • 保育に活きるオススメの学習分野

 では、さっそくいってみましょー!

興味があれば学んで損なし!保育に活かせる学習分野3選

 はい、みなさんこんにちは!保育士りゅう先生です。

 今回は、保育や、子ども達との生活の中で活きる学びについて解説していきます。細かくすると、すごい量になりそうなので、大きく分野で区切って今回は紹介していきます。

 もしこれらの分野に興味をもっているのであれば、学んでおいて損はないと思います。

 仕事もしながら、少しでも自分磨きをしている。そう思えるだけでも意味がありますからね!

大前提として日々の業務と「保育」の勉強を忘れては意味がない

 あなたがどれだけ向上心があって、色んなことに興味があり、それらを学ぶ意欲を持っていたとしても、あなたは雇われている保育士です。

 この大前提は忘れてはいけません。

 なので、日々の業務を完璧じゃなくて良いんです。まずは、日々の業務を覚える、先輩保育士や同僚から学ぶ、研修に意欲的に参加して学びを取ってくる。

 こうした当然なことができるように目指しましょう。当然なことは、意外と当然とこなすのは難しいもので、なぜなら、悲しいかな人間は、自分が思っているよりも無意識に横着したり、さぼったりしてしまうものだからです。

  なので、最優先するのは保育士としての業務、そして保育の勉強です。

 その上で、より良い保育の為に、より丁寧な保護者支援の為に、より細やかな地域支援の為に勉強をしたい!その時間や、勉強の為の出費も覚悟できている。

 そんな人であれば、僕は自信をもってこれから紹介する3分野を紹介することができます。

保育に活きるオススメの学習分野3選

 僕がオススメする、保育に活きる分野は以下の3つです。

  1. 児童心理学・健康心理学

  2. 音楽

  3. ライティング

 予想通りだったもの、意外だったものもありましたか?それぞれ詳しく説明しますね。

児童心理学・健康心理学

 一つ目の分野は『心理学』になります。心理学は、人間の行動や認知、思考を観察した統計データからパターン化・カテゴライズすることで、日々の生活に活かしていく、精神疾患を治療介助していくための学問です。

 まだ確立されきっていない学問なので、本当にたくさんの分野に更に分かれています。

 その中でも、特におすすめしたいのいは、子ども達の特性や成長発達も加味した『児童心理学』と、精神疾患の予防や、QOL(生活の質)の向上に焦点をあてている『健康心理学』という分野になります。

児童心理学

 人は他人の心を本当に理解することはできませんし、どれだけ真剣でも、どれだけ愛を注いでいても子ども達の気持ちや欲求を完璧に理解することはできません。

 ですが、時に子ども達の表情から、言葉から、行動から、突発的な症状から、子ども達の気持ちを察する努力をすることはできます。

 児童心理学を学ぶと、今まで経験則や自分の感受性だけで想像していたことに、知識の後押しがつきます。

 もちろんそれで子ども達の心に絶対に寄り添えるものではないですが、子ども達を観察する目を磨くことができることは事実かなと思います。

健康心理学

 健康心理学は、より日常に焦点を当てている分野で、その名前の通りに健康維持・増進、精神疾患の予防やストレス対策などを考える分野です。

 健康心理学を学ぶと、自分自身の心であったり、健康について、ストレスとの向き合い方について理解できるようになります。

 そして、他者の健康についても考えられるようになるので、子ども達や、保護者の方、同僚の保育士や、後輩先輩、関わる人の健康を維持増進する手助けができることもあります。

音楽

 すごいざっくりとしていますが、何も音楽理論を今から詰め込みましょうとか、クラシックのコンペに参加できるように技術を磨きましょうということではありません。

 もう少しヒントになるように、音楽に興味がある人は更に「自分に対する影響」を重視したいか「子ども達に対する影響」を重視したいかを考えてみると良いと思います。

自分に対する影響・・・楽器を始める、ボイストレーニングを受ける

 自分が音楽について知ったり、何か技術だったりを付けることで、日々の保育の糧にしたいという方であれば、楽器を始める、ボイストレーニングを受ける、オペレッタ・リトミック・ダンスについてより幅広く勉強するのがオススメです。

 子ども達は、五感で様々なことを味わう時期にあります。ピアノも重要ですし、他の楽器に触れる機会もとても大切です。拙い演奏でも良いと思いますし、まずはどんな音が出るのかを子ども達と一緒に味わうだけでも良い経験になると思います。

 ボイストレーニングもおすすめで、もちろん歌唱力も上がるんだと思うのですが、それよりも大きい声を出せるようになったり、効率的な体や息の使い方を知ることで、よくとおる声が出せるようになったり、のどを壊してしまうことがないように予防する効果が重要かなと思います。

子ども達に対する影響・・・遊びの幅を広げる

 また、「音楽と保育」というのはすごく幅広く、それぞれがとても深いものなので、これまで触れてこなかった子ども達と楽しめる音楽を研究するのも良いでしょう。

 例えば、オペレッタ(オペラ)やリトミック(リズム運動)、ダンスなどは凄く魅力が溢れていると思ます。

ライティング(文章を書く)

 最後は、ライティングスキルを磨くになります。

 最近は副業をしやすい分野としても注目されていますが、そこまでしっかりとした文章を書けるようになる必要まではないと思っています。

 今は、デジタル化の進む時代なので、漢字は予測変換ができて、ネットで調べると定型文だけで色んな場面をい乗り越えることができてしまいます。

 それはすごく便利なのですが、いわゆる効率の悪い勉強法が、実は無意識に漢字や文章について学ぶ機会だったわけで、便利さの弊害として無意識の学習ができない環境になってしまっているのを忘れてはいけないなと思っています。

 保育士は、業務の一環として毎日文章を書く必要がありますよね?

 日誌や健康観察、連絡帳だって短くても長くても、とても重要な文章です。

 日誌は誰が読んでも伝わる文章にすることが大切ですし、健康観察や月案・年案・事故報告などは報告書としての一面があるので正式な文章が求められますし、連絡帳では限られたスペースと文章で、子ども達の様子を伝える文章力が必要になります。 

 こうした文章力というのは、最低限あったら業務で苦労することはないのかもしれません。

 ですが、それだけに他の保育士との差別化ができる部分でもあります。

 何か文章を書くときに語彙が多くあることや、表現を豊富に知っていること、格式のある文章の構成を知っていること、分かりやすい文章を書けることは必ず役に立ちます。

学びは意欲がある時が最高の最適期です

 学びは本人が意欲を持っている時が最適な時期です。

 今の自分にとって早すぎることもないし、遅すぎることもありません。

 もし意欲があるのであれば、ぜひ学び始めてみて欲しいなと思います。それで、難しすぎて止めてしまっても、学ぼうとした行動は確かにあなたを成長させるから安心してください。

 冒頭でも書きましたが、学びを深めることは、日々の業務をこなすことよりも優先するものではありません。まずは、保育士としてしっかりと業務をこなして、保育について学んでください。

 その上で、より学びたいと思えるのであれば、今があなたにとって勉強を開始する最も良い時期なのだと思います。

 今回紹介した3分野「心理学」、「音楽」、「ライティング」も参考にしつつ、あなたの興味のある分野についてぜひ学び始めてみてくださいね。

 後で記事にするかもしれませんが、オススメの勉強法としては、参考書を買う、専門家のやっているyoutubeを観るといった方法があるので、とにかくまずは一歩目を踏み出しやすい方法を探してくださいね。

 では、今日も1日おつかれさまでしたー!!
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保育士りゅう先生

 保育士りゅう先生(「RyU先生」で子育てに関する記事の執筆を依頼を受けてしていました)

 保育現場で5年間正職員として働き、学生時代やライター活動時にも子どもとの関りがあるアルバイトをしていました。

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