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ロジカルシンキング MECEの基本ロジックツリーの作り方

こんばんは。
初めての投稿になります。
どうぞよろしくお願いいたします。

先日、ロジカルシンキング MECEの基本であるロジックツリーの作り方について学びましたので内容を説明していきたい思います。
このロジックツリーの作り方についての最終ゴールは以下の3つになります。
【最終ゴール】
1.ロジカルシンキングの基礎であるMECEを理解する
2.ロジックツリーを作れるようになる
3.問題に対する課題を設定できるようになる

では始めにMECEについて説明します。
MECE(網羅的)とは、漏れなくダブリのない状態のことをいいます。
 Mutually Exclusive, Collectively Exhaustiveの略
それはどういう事をいうのでしょうか。
例えば、すごく大きな問題がある時、大きな問題はそれだけでは取り扱いにくいので、細かく分解し小分けにして扱い易くしていきます。
その時に気を付けるのは、次の3の状態にあてはまらないようにすることが重要です。
×  もれあり、ダブリあり 
×  もれあり、ダブリなし
×  もれなし、ダブリあり
    ↓
〇  もれなし、ダブリなし(MECE)
このもれなし、ダブリなしの状態がMECE(網羅的)であるということです。
次に、ロジカルシンキングにおける網羅的であるということはどういうことかというと、それは
主張をサポートする根拠が全て揃っている状態である
ということをいいます。
ここでもう少し、網羅的である状態を詳しく説明します。
では、反対に網羅的ではないという状態ははどういう状態かというと、
主張するために検討するべきことが欠けている状態のことをいいます。
例を挙げてみます。
<ある部長と部下との会話>
部下:部長、原料のサプライヤをA社からB社に変更しようと思います。
   コストが10%も安くて、品質も安定しているんです。変更しても良い      
   ですよね。
部長:え?何か抜けてない?発注してからの納期は調べた?
部下:すみません。もう一度確認してきます。
上記の会話の中にはMECEのフレームワークであるQCDが隠されてます。
QDCとは、
Q:Quality(品質)
C:Cost(価格)
D:Delivery(納期)
です。この会話の中にはQCDのDであるD:Delivery(納期)が欠けています。
つまり網羅的ではなく一部が抜けている状態です。
では(ロジカルシンキングにおける)網羅的とはどのようなことをいうのでしょうか?
それは、根拠がすべて揃っていること(ヌケモレがない)をいいます。
つまりこの状態がMECEです。
具体例では次のことが挙げられます。
・血液型         :A型、B、O型、AB型
・アスリートに求められる能力:心技体
・四則計算        :足し算、引き算、かけ算、割り算
・日本          :北海道、本州、四国、九州
一つでも欠けるとMECEではなくなり、また一つ増えてもMECEではなくなります。全てが出揃っていること、それがMECEという単位であり考え方になります。
ヌケなくモレなくダブリなくです。
更にビジネスでよく使われるMECE例も挙げます。
・3C(Customer, Competitor, Company 市場、競合、自社)
・QUD(品質、価格、納期)
・ヒト、モノ、カネ、情報
・4P(Price価格、Product商品、Promotion販売促進、Place流通)
・利益=売上-費用 A=B-C
・売上=客数×客単価×(来店頻度)
・費用=固定費+変動費
・ハードとソフト
・過,去、現在、未来
・質と量
・社内、社外/会社、従業員
・メリット、デメリット
・4M(人Man、機械Machine、方法Method)
これらのフレームワークはMECE感がありとても使えて便利です。 

では次にロジックツリーについてついて説明します。
ロジックツリーとは、物事をMECEを意識して分解していくことで、具体的な課題を見つける手法です。(因数分解みたいなものです。)
このロジックツリーの種類と作成のポイントは3つあります。
【種類】
 ・Whyツリー
 ・Howツリー
 ・Whatツリー
【作成のポイント】
①1~2階層目まではMECEを意識する
②重要性が高そうなものに絞って深堀りしていく
③Why(なぜ)原因分析、How(どうしたら)解決策提案、What(それって何?)縛り込みなど作るツリーの種類を理解する 

上記3つのツリーの中で、Howツリーが課題解決にはとても便利ですので
このツリーを作成する上で、最初の作業となる課題(=大論点)の作り方を説明します。  
問題に対して「それはどうしたら(問題)できるようになるのか?」と作り変えることで課題を作ることができます。
ポイントと参考例です。 
【ポイント】
・問題を裏返して「How=どうしたら?」と自問自答する。
・課題は必ず「疑問文」で書く。その問いの答えが解決策につながるから。
 疑問文が最も誤解の余地が無いから。
【参考例】
<問題>
学校の成績が上がらない。
    ↓
<課題>
それはどうしたら学校の成績が上がるようになるのか

整理すると、問題は現状の悪い状態のこと、課題はどうしたらその問題をあるべき姿(状態)にすることができるのか、このギャップを埋めることが課題なのです。

まとめ
ロジカルに考えるのにはコツがあります。
そのコツとは
・MECEな切り口を覚え、使ってみる
・ロジックツリーの種類(How, Why, Whatツリー)を理解する
・問題解決にはHowツリーを用いる
このコツをフルに活用していきなり解決策に飛びつかず、ロジックツリーを使って課題解決に取り掛かれるようになること!とても簡単なようで難しいですができるようになりましょう!😊(なってみせましょう!)








 




















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