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なぜ勉強するのか、について「意見がほしい」ということで考えたこと

中山です。
先日、小学6年生から、

「『なぜ、勉強をするのか』について考えたり調べたりしています。その中でいろんな職業の方々の意見を聞いて自分たちの考えを深めていきたいと考えました。そこで、私たちが疑問に思っていることを質問させていただきたいと思っています。」

というメッセージをもらいました。答え、ではなく、意見、なので、「意見(考え)」を書こうと思います。以下に送ったものをそのまま載せたいと思います。

6年生の皆さんへ
宮崎県新富町で働いている中山です。「教育のなんでも屋」と自分のことを呼んでいます。小学校の「先生」のように世の中で分類された仕事をしているわけではないので自分で名付けました。こういう皆さんの知っている職業を名乗っていない人も今後、ちらほら会うかもしれません。

さて、「なぜ勉強するのか」、についてみなさんから質問をいただきました。ただ、答え、ではなく、「意見」なので、質問を伺って感じたことをいくつか書かせていただきます。

1.前提:「勉強」という言葉に非常に抵抗がある。
私は、まず、質問された文言に注目しました。19歳の時に、ある方から、「勉強」という言葉についてこんな話をされました。

「勉強は『勉(つと)めて強(し)いる』と書く。人に言われて何かするって君等は、嫌ではないのか?君等は『学ぶ(学習する)』ことが大事なのではないか?」

これを聞いてから、極力「勉強」という言葉を使うことを私は避けています。人に言われて学び続けることは「苦痛」であると私は考えています。
自分が学びたいから学ぶ、学ぶべきだと感じたから学ぶ、ということを大事にしています。

※ここからは、勉強、ではなく、「学び」もしくは「学習」という言葉に変えてお話をします。

2.100人100通りの学び方
次に、最近学んでなるほどと思ったことを書きます。

「100人100通りの学び方」

があるということを知りました。万人に通用する学び方は「ほぼ」ない、ということです。隣の友達がよい学び方だと思っていることが、必ずしも私にとって良い学び方ではない可能性がある、ということです。

何を学ぶか、なぜ学ぶかも自分で決める必要がありますが、どう学ぶか、についてはも自分自身で決める必要があるということだと思います。

ただ、1点だけ注意です。別に、自分で決めることは自分だけで何もかもを探して、考えて、自分なりの答えを独自に考えることではありません。何を学ぶか、どう学ぶかなどをすべて自分自身だけで判断することは難しいと思います。
だから、人に相談する、質問をする、意見を交換する、などはむしろすべきかなと私は思います。世界にはヒントがたくさんあります。それを使わないのはもったいない、と感じるところです。ただ、そのヒントを活用するかどうかはみなさんそれぞれが決めることです。

・学びたいこと、学ぶべきことが分かったら
・学び方を自由に選びながら学んでいく

の2つは大事だと思います。
ちなみに、学び方の中には、「いつ学ぶか」も含まれていると感じます。いつから学びはじめても遅いことはありません。逆に言うと、いつから学びはじめても早すぎるということもありません。ぜひ、自分の「今」と思うタイミングを大事にしてほしいなと思います。

3:その上で中山はなぜ学ぶのか?
学ぶ理由は大きく分けて3つあります。
まず、「仕事=対価としてのお金を得る」ことにつながるからです。
お金になるから学ぶのか?、と思う人もいるかも知れませんが、私の価値観なので、私ははっきりと書きます。仕事とは、その人がその人なりの方法で人や社会の役に立つことです。私の仕事は、「教育のなんでも屋」。なんでも屋というからにはたくさんのことができたり、できなかったことを知っている必要があると思っています。そしてその積み重ねが私の仕事につながると思って活動しています。だからこそ自分の役に立つことを学びたいと思っています。逆に言うと、役に立たないことは学びたくはないと思っています。

次に、「学びは「ほぼ」すべて役に立つ」ので学ぶ、ということです。1点目の話で最後にあえて「役に立たないことは学びはたくない。」と書きました。しかし、結論言うと、そういうものはあまりない、という気持ちでいます。(絶対ないとは思っていません)
上手く行っても行かなくても、学んでいる過程も、学びの結果もほぼすべて役に立ちます。学びを活用するかは私の力の見せ所だとすら思っています。なので、学んだことは日々活用の機会を伺っています。だから、何からでも学びたいと思っています。学び方ですが、人と話すこともその一つです。自分と異なる考えの方からの学びは重要です。本で学ぶことも大事です。動画でもいいです。車の運転をしていても、飛行機に乗っても、歩きながら町を見ていくだけでも学べることはあります。

そして、最後に、「学んでいることを一番楽しんでいる人の一人でいつづけたい」と思っているから学びます。私は、小学校はもちろん、中学校、高校、大学、社会人の皆さんとたくさん学んでいます。先生のような仕事もしますし、学んでいる人のサポート役をすることもあります。そういう仕事をしているからこそ、私もその場でたくさん学ぶんだ、一緒に学ぶんだという意識を持っています。教えている人、サポートしている人が学ぶことって面白くないよね、と思っているのは違うと思いませんか?そういう場所や時間は絶対に提供したくないと思っています。だからこそ、私は、その場で楽しく学んでいる人の1人でありたいと思っています。

以上で、私の書きたいことは書き終わります。なにか追加で質問があれば、書面でもよいですし、タイミングが合えばリモートでも対応します。

このあと、私以外からもたくさんの人の回答が返ってくることと思います。もちろん、しっかり目を通してもらいたいところですが、ぜひ、皆さんはそれを見た上で「なぜ勉強するのか?」についてどう感じたか、どう思っているのか、教えてください。楽しみにしています。

中山隆(なかやまりゅう)

書きながら思ったこと。サンプル(回答)は提供できるものの、「解答(正解という言葉に近い?)」は提供できないなと思ったところ。でも、色んな人の率直な意見から学べることは多いとも感じている。良い、問いをいただいたと思うところ。




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