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宮崎だからできる学び、、、というより宮崎だから作れる学びを感じた1日-宮崎県埋蔵文化財センター訪問-

みなさんは、宮崎県埋蔵文化財センターをご存知だろうか。

私の理解としては、次のようなセンターである。

  • 宮崎県内にある、遺跡や遺跡から出土した遺物の発掘から修復をされている。

  • 修復したあとの利活用についても企画している。

  • 出張授業も含めて色々とサポートをしてもらえる。

そんなところに見学に行った。
というのも、宮崎県はもちろん、私がメインで働いている児湯郡や新富町は、古墳がたくさんあり、貴重な埴輪なども出ている。その利活用を最近挑戦している教育旅行でできないか?と考えているのだが、どうもイメージができない…。そのときに埋蔵文化財センターにいらっしゃる先生から連絡をいただき、これは学ばねば!!と思い、メンバーと伺ったのだった。

色々と見学をさせていただいたのだが、正直な感想として、

めちゃめちゃおもしろい。

一番印象に残っているのはこの石器だ。

はじめてみて、「へぇ」と声が漏れた植刃器

植刃器(しょくじんき)という石器。旧石器時代は「打製石器」という種類の石器の1つである。

改めて説明を受けないと気づけなかったのだが、石で石を叩いて、物が切れる石にするって、簡単じゃない。明らかに熟練した技がある。それをいちいち作るなんて大変すぎる。なので、この植刃器は、欠けたり、破損した部分だけ、取り替えられるようにした石器らしい。見て連想したのは、「カッターナイフ」である。切れなくなったら、付け替える。数千年前の人は既にそれを考えていたなんて・・・。すごい。

また、埋蔵文化財、遺跡とかになると、「古代(特に、縄文時代〜弥生時代くらい)」のものというイメージを持っていた。しかし、そうではなく、もっと幅広いものを埋蔵文化財として取り扱っており、まさに、残っているものから当時の文化や歴史に触れることができるのもお埋蔵文化財の面白さなんだろうなと感じた。

あと、教員の方が異動で職員をされているということも少なくはないようで、教育とのコラボも多様にできるという魅力的な部分も知ることができた。

埋蔵文化財に大きな魅力があるだけではない。
そこを利活用するための支援や協力者がいることもまた、大事である。
そして、それを知っていることや広めること、も大事なのだろうなと感じたところだった。

最後に、こういう資料もいただいた。

クオリティがめちゃめちゃ高い埋蔵文化財のカード

本気の仕事を見た気がする。
こういう人たちと、また、宮崎に残る歴史や文化とコラボしたい熱が高まった。ぜひ実現に向けて動きたい。ひとまず、企画を作らねば。

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